激安通販はなぜあんなに安い?

 「楽しい熱帯魚」等の熱帯魚雑誌の広告のページをめくると激安の通販ショップが何軒も広告を出しています。ぶっちゃけた話、商品によっては巷のショップの仕入れ値より安かったりします。まぁ安いにこしたことはないのですが、なんでこの値段が実現できるのか激安通販を利用しつつ考察してみました。




買ったもの
商品
市価
通販価格
ニッソー上部フィルタ90
\9,800
\5,500
コトブキツイライト90
\9,800
\5,980

他にも見積もりを取ったりはしたのですが、実際購入したのは以上2点です。
代引き手数料を含めて送料がそれぞれ1500円ほどかかりました。




発注→到着。あれれれ?
注文する際に、ライトとフィルターの両方に送料がかかるのはもったいないので、同じような大きさの荷物ですし、一個口にまとめてくれないか聞いてみました。しかし、答えはNO!理由は「破損のおそれがある。」とのことでした。このへんで激安の理由の1つがピーンときたのでした。発注から到着までは実にスムーズでした。2個口でそれぞれに送料がかかりました。ライトはきちんと箱に入って届いたものの、フィルターは箱無しでダンボールで作ったダンネージに包まれて到着しました。一応手紙が添えられており、「箱が無くてすみません。でも中身は大丈夫です。」みたいな内容でした。ここで2つめがピーンときたのでした。




2つのピーン
荷物を一個口にまとめてくれなかった時点でピーンときたのは、「ははーん、送料で儲けているんだな。」と思いついたからです。パソコンなどの通販でもよくある話なのですが、商品自体は激安でも送料を実際より多めにしたり、宅配業者からのバックマージン等で回収しているものと思われます。
箱がなくてピーンときたのは「なるほど。これ、セット水槽をバラしたな。」と思ったからです。実際、ニッソーの90センチ水槽の3点セットの上部フィルターは箱がついてきません。ショップとしては水槽、フィルター、ライトをそれぞれ単品で仕入れるよりも3点セットの方が仕入れ値が安いのです。それをバラすことで単品の仕入れ値を下回る価格で販売できるんでしょうね〜。
同様に60センチの10点セット等をバラしてサーモなんかも激安販売できるんじゃないでしょうか。


とまぁわたしの想像の域ではありますが、こういう方法で激安を実現しているのでしょうね。われわれユーザーとしては器具は安いにこしたことはありません。メーカーの介入が入らないことを祈るばかりです