空想科学アクアリウム
〜水替え不要水槽編〜

 アクアリウムを空想科学するコラムであります。まさに机上の空論!実現不可能!!
この情報をパクって製品化できるならしてみてください。メーカー様。
でも、理屈はあっていると思います。




アクアリウムの夢の夢
水替え不要!

 熱帯魚を飼育する上で何が一番大変か、めんどくさいかというと、やはり水替えです。
 水の汚れはろ過バクテリアによってろ過されますが、最終的に硝酸塩が残ります。それを除去するために水替えする必要があるのです。
 自然界では硝酸塩を分解して窒素として空気中に放出するサイクルがなりたっていますが、水槽内での実現は難しく、この効果を目的とした製品も数多く世に出ておりますが、効果の程はイマイチなようです。

 そこで、空想科学するのが以下のプラント!


 →真空ポンプ
加熱


 造水機→
      ↓



水槽


@ まず水槽の水を吸い上げ、真空ポンプで真空状態にします。
A 真空状態になった水を加熱します。真空状態の水は沸点が下がり、50度ぐらいで沸騰するハズです。
B 造水機で蒸気を水に戻します。この水は蒸留水となりますので清浄です。
C 温度を水槽の温度に調整して水槽に戻します。


というプラントを設置すれば、水槽の水は永遠にキレイなままです。
まぁ以下のとおり、いいことだけではないですが・・・

この装置のメリット
多少、足し水をするだけで永遠に水はキレイなまま。
デメリット
真空ポンプや造水機等、装置が大掛かり。
真空状態で沸点が下がっているとはいえ、50度程度まで加熱する必要があり、かなりのエネルギーを必要とする。



実はこのプラントは海水から真水を得る造水機で船舶、砂漠地帯等で実現されているものであります。ただ、エネルギーを大量に必要とするため、コストが大変で十分な運用はされていないのが現実なようです。また、沸点が低いので殺菌されていないのでそのままでは飲んではいけないという話も聞いております。

結論 水替えに勝るものはなし。安上がりで効果バツグン!

というわけで、もし、水槽で試してみるという方、おられましたらご一報ください。微力ながらお手伝いいたします。(笑)