リオネグロサンドを使ってみよう

 


 アマゾン旅行をしたとき、現地の川で見た真っ白な砂が印象的でした。帰国後にぜひともこの情景を再現してみたい!ということでアマノから市販されているリオネグロサンドを試してみました。


 アマノのリオネグロサンドです。本当にアンゾンで採集されたものを輸入して市販しています。現地採集モノのため、入荷は不定期。ということで2006年春現在、アマノに在庫は無く、取り寄せは不可能。ショップの店頭にある在庫のみ入手可能となっております。

 数軒のネットショップを探してようやく購入しました。(そのショップも現在は在庫なし)値段は8キロでお店によって2500円〜4500円程度です。

 最近、近所のショップでホコリをかぶった状態で在庫があるのを発見。ないとこにはまったくない。あるところにはまだある。という感じの商品です。




水槽にセット!

 送られてきたダンボールを開封してまず最初に思ったのが、「あれ?白くないぞ。」でした。真っ白な砂をイメージしていたので違和感が・・・

 バケツで洗ってみると、その違和感が解けました。写真のとおり、汚れていたのです。かなり泥が混入しているらしく、水が茶色く濁ります。

 洗った水を流していて気付きました。「砂もいっしょに流れている・・・」砂自体がとても細かいため、流れてしまうのです。そこでもう一つバケツを用意して洗った水を一旦バケツに貯めて、砂を沈殿させて回収するようにしました。
 バケツで10回ほど水を変えて洗浄終了。「リオネグロサンドは洗っているうちに最初の量の半分になる。」というウワサを聞いてましたが、かなりウワサに近いものはあるような気がします。

 一応、期待通りの真っ白な砂になり、水槽にセットします。

粒は非常に細かく、田砂の粒が大きく見えるほどです。
 リオネグロサンド100パーセントでも良かったのですが、ソイルによる水質安定性も捨てがたかったので水槽の奥半分をプロジェクトソイル、真ん中を流木で仕切って手前をリオネグロサンドとしました。

 現地でも白い砂と土が混じっている感じなのでかなりリアリティがあります。

 非常に細かい砂のため、水の注入には気を使う必要があります。一気に入れてしまうと水槽中に舞ってしまいます。
 コロンビア・エヴェリナエを入れてみました。ソイルともあまり混じり合わず、いい感じです。奥に見えるのはマジックリーフです。現地の川でも落ち葉がたくさん落ちていますのでリアリティがあります。

 砂を口から吸い込んでエラからバホバホ出す姿はなかなかかわいいです。アピストは砂を吸い込んでエラから出すことでエラの寄生虫を洗い出すそうです。コリドラスにもこれが当てはまるとしたら、健康上にも良いかも。
 ソイルとリオネグロサンドの間に流木の仕切りを入れなかったデュプリカレウスの水槽は見事にソイルと混じり合ってしまいました。これはこれでリアリティがあります。

 テトラのブラックウォーターを入れてますので砂が多少赤く見えます。

 掃除のときはプロホースで砂ごと吸い込んでバケツへ。砂だけ後ほど回収。という方法にしています。





ということで

 掃除が少し面倒ではありますが、キレイですし、アマゾンの現地を再現するには最高の砂です。(現地のものなので当然ですが・・)コリドラスの調子もいいような気がします。最近は入手困難になりつつありますが、ぜひ入手してお試しください。



(追記)
外掛けフィルターには注意!

 ある水替えをした夜、水槽からものすごい音がして目が覚めました。
 調べてみると、リオネグロサンドを入れている水槽の外掛けフィルターから音が出ています。水替えのときに巻き上げたリオネグロサンドをフィルターが吸い込み、インペラーの部分に噛んでしまったようです。さらに分解してみると、写真のようにインペラーのシャフトが削られていました。
 
 小さい水槽と外掛けフィルターの組み合わせはストレーナーが底砂に近いため、今回のように砂を噛んでしまうことがあるようです。

対策としましては、
・外掛けフィルター、外部フィルターなど、インペラー・マグネットに直接水が通るタイプのフィルターの水槽にはリオネグロサンドを使用しない。
・極力砂を巻き上げない工夫をする。
・ストレーナーの位置を高くする。
といったところです。