大混乱の設計
基本コンセプトをもとにいざ設計へ・・・
大混乱の家族との折衝。そして妥協に妥協?
・家族と折衝
まず、今回建てる家は100パーセント両親の出資であり、さらにわたし本人は週末に帰る程度で、実際に毎日住むのは両親と弟の3人。おまけにわたし自身が近々地方への転勤を控えている身。という実情があったことを触れておきます。
建築業者が決まり、注文住宅ということで業者とのあれこれ細かい打ち合わせが始まりました。業者との打ち合わせの前に家族会議があり、わたしは熱帯魚ルームの設置を要求したのでした。転勤の際には熱帯魚を置いていく。という話は前々からしてあったので熱帯魚部屋そのものは大きな反対にあわず、作る方向であっさり話が決まりました。わたしは家族に前述のコンセプトを伝え、バリバリの熱帯魚ルームにしたかったのですが、「そんな予算はない」とか「飽きたときどうする?」とか「熱帯魚ルームだけじゃ熱帯魚を楽しめない」などと家族に押し切られまして、実際にはその家に住まないわたしも強くは言えず、妥協に妥協を重ね、以下のとおりの仕様の熱帯魚部屋になりました。
・「熱帯魚ルーム」は一階の北西に位置する3畳の納戸とする。
(仮に熱帯魚に飽きても納戸として使用できるよう)
・床は全面補強のソフトビニールのフローリングとする。
(コンクリのたたきだと工法が変わるらしい)
・外への出入り口、大きな換気扇はつける。エアコンはつけない。
(電気代がもったいない。とか?容量が足りない。とか?)
・給排水設備は外に水道の流しを設置する。部屋の中に混合栓などはつけない。
(風呂場から遠いため、新たに配管が必要になるのと、スペース的に厳しいため。)
・玄関に90センチ2本分の水槽台を設置する。
(キレイな水槽はインテリアになるので熱帯魚ルームの中だけではもったいない。)
以上のような仕様になりました。西日の当たる北西側でエアコン無しはちとキツいかなぁ。冬場はまた風呂場からお湯をバケツリレーだなぁ。なんて思いましたが、夢を実現させるには仕方ありません。妥協に妥協であります。
いざ図面へ
家族会議の決定内容を業者に伝え、数回の設計変更の後、以下のような図面ができあがりました。
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熱帯魚ルームの拡大図がこちら。
各所に妥協の後が・・・ |
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玄関の台の拡大図がこちら。
90センチの水槽が2本並べておけます。 |
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玄関の台の設計図がこちら。
奥行き60センチです。 |
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