リシアネットを作ろう!



リシアの草原。一度は憧れる水草水槽です。リシアは浮き草のため、なんらかの形で沈めてやる必要があります。そのひとつとしてリシアネットがありますが、意外に高価です。自作しちゃいましょう!

必要なものをそろえよう
金網
ステンレスがベストですが、高価ですし、手に入りにくいです。写真の亜鉛引きのものであればホームセンターでカンタンに入手できます。45cm×100cmで836円でした。ホームセンターによっては10センチ単位で切り売りしてくれるところもあります。
ニッパー
金網を切ります。金切りバサミでチョキチョキ切ってもいいです。100円ショップで入手できます。
その他
定規
型紙用の紙orボール紙


作り方
1.設計図を作る
金網はゆがむので完璧に正確なものは作れませんが、だいたいの図面を引きます。今回は30センチ×30センチの水槽の底面一杯に敷くことにして以下の図面を引きました。
実線が金網のエッジになる部分で点線は折り曲げる部分です。幅、奥行きともに26センチ、折り曲げて作る高さを2センチとして、折り曲げやすいように四隅をカットしました。

2.型紙の作成
直接金網をカットしてみても構わないですが、型紙を作ると、カットする時にわかりやすく、また、水槽に収まるかチェックできたり便利です。図面をもとにボール紙を切り抜きます。

3.金網のカット
型紙にあわせて金網をカットします。ニッパーでパチンパチンと切っていきます。破片が目に入らないように眼鏡やサングラスをして作業しましょう。

4.四隅のカット
高さを作るために四隅をカットします。

5.高さを作る
定規や机のへりなどを使ってまげていきます。金網のカットした部分は鋭くなっていますから手に刺さらないよう気をつけましょう。

6.完成
ゆがみを直して、できあがりです!

7.水槽にセット
ザっと水洗いをしてリシアを薄く敷き詰め水槽に沈めます。
数週間でリシアの草原ができるハズ・・・

※今回使用した亜鉛引きの金網は濡らした状態で水上に出しておくとすぐ錆びてしまいますので注意が必要です。水中に沈めておく分にはほとんど錆びません。

といった感じで安く自分の思うままのサイズが作れますのでチャレンジしてみてください。


順調にリシアの生育が進んでいたのですが、一週間後、見事にネットが錆びてしまいました。大磯砂の水槽ではほとんど錆びなかったのですが、ソイルの水槽だと錆びやすいようです。
そこで代替品として「鉢底ネット」でリシアネットを作ってみました。

必要なものをそろえよう
鉢底ネット
100円ショップで入手できるプラスチック製のネットです。細目と粗目がありますが、細目は目が細かすぎるような気がしますので粗目がオススメです。
結束バンド
ネットとネットをつなげるバンドです。釣り糸などでも代用できますが、これのほうが楽です。たまたま白いバンドが家にあったのでそのまま使いましたが、ネットと色を合わせた方が見た目が良いです。100円ショップで入手できます。


作り方
1.ネットのカット
作成する大きさに合わせてネットをカットします。ニッパーでパチンパチンと切っていきます。破片が目に入らないように眼鏡やサングラスをして作業しましょう。
今回はソイルに半分埋め込んで使用する予定で高さを高めにしてみました。通常は半分ぐらいの高さで良いと思います。

2.組み立て
結束バンドで固定しながら組み立てます。

3.完成
結束バンドのあまりをカットして、ひとまず完成です。

4.おもりをつける
リシアを薄く敷き詰め、沈めてみると、意外に浮力があることが判明。ソイルに刺しても浮いてきてしまいます。そこで石を入れて残ったネットで仮止め。本格的に止めてしまうとリセットするとき面倒です。

6.水槽にセット

ちゃんと沈みました。今度はだいじょうぶかな??