はじめに
値段も手ごろなポピュラー種のグラミーですが、ピグミーやハニードワーフといった数センチの小型のものから最大60センチほどにもなるオスフロネームスまでバリエーションがとても豊富です。ポピュラー種とあなどるなかれ、飼い込んだ個体の色の上がり方、艶の出方はとても綺麗ですよ。



必要なものを揃えよう

水槽
巨大種のオスフロネームスを除けば、ノーマルの60センチ水槽で飼育できます。ただ、シルバーあたりは15センチ前後と、割と大きくなりますので90センチ水槽であればゆったり飼育できると思います。

フィルター
上部フィルターで十分です。

ライト
明るくても暗くても特に問題はありません。水草を同時にやるのでしたら、明るくした方が良いでしょう。

サーモ&ヒーター
25度に設定しています。

底砂
特に水質を著しく変えるものでなければなんでもいいと思います。我が家では大磯砂です。

水槽のレイアウト
水草や流木等のアクセサリーを入れてあげましょう。ただし、このような事例がありましたので要注意です。シルバー、ゴールデン、パールグラミーを入れた水槽にウィステリア等の水草でキレイにレイアウトしたところ、一晩で「茎だけ」にされてしまいました。特にシルバーが草食性が強いらしく、柔らかい水草はすべて食べてしまいます。その後はアヌビアス等の硬い水草にしていますが、とりあえず食べられていません。

グラミィを買いに行こう

まずこんな水槽のグラミーは要注意です。
・明らかに病気の魚やフラフラ弱った魚が入っている水槽。
 水槽に手をかざすと寄ってくるのは健康のバロメータになります。
・ディスカスやコリドラスパンダ等、比較的病気になりやすい魚といっしょに入っている水槽。
・ヒレ(特に胸の針状のヒレ)が欠損している。

どんなグラミィを買ったら良い?
状態の良いグラミィを購入すること。当たり前ですが、これが一番重要なポイントです。
状態の良い、グラミィとは
・ ヒレをたたんでいたり、欠けていたり、溶けていたり、白くなっていたりしないこと
・ 目が濁っていたりしないこと。
・ 水槽の隅でおびえたように固まっていたりしないこと。手をかざすと寄ってくるぐらいがベスト。
・小さすぎないこと、あまりにやせている個体はパス。

グラミィを買ってきたら
他の魚と同じく、温度合わせ、水合わせをしましょう。

他の魚との相性について
グラミィは種類にもよりますが、割と気が荒い種類が多く、縄張りを主張し、また、口のサイズが合ってしまうと小さな魚は食べてしまいます。カラシンといっしょに飼っていていつのまにかカラシンが消えていた・・・なんて話は良く耳にしますし、スマトラのようなヒレをかじる魚も当然いっしょに飼えません。ゴールデン、マーブルあたりが気が荒く、パールやハニードワーフなどの小型種は割りとおとなしいです。

エサについて
天然のものと人工のものがあります。それぞれバランスよく与えるのが理想的です。

日々のメンテナンス
定期的な水替えをしましょう。

まとめ
我が家で飼っていたシルバーグラミーは15センチオーバーのフルサイズまで美しく成長し、5年ほど生き、家族の目を楽しませてくれました。今は2世代目でいろいろ混泳させてます。成長が楽しみです。ポピュラーな種ではありますが、サイズも大きいのでなんとも見栄えがします。オススメの種ですよ。