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たんすからの金が生死の使いみち うちにない分だけよそにあるお金 お祝いはキャッシュにしてと言える仲 ありがとうございましたと金へ言う 法は法舞台の裏を泳ぐ金 情にもろい育ち内緒の金が要り 鉢巻きの昔は金にこだわらず 馬鹿なことに金を使った日の多弁 共鳴はするが出資はせぬつもり すぐ金に換算をして干からびる もったいない事言うでないはした金 芸術を愛しお金を憎む人 銀行に金遊ばせて犬の風呂 金銭がからみ烏合の衆となる キリストを信じお金もまた信じ これで金さえあればすてきな青写真 他人からパパと呼ばれて金が要り また金のことで茶の間の黙りこみ 金の顔見せて信用してもらい 男から女おとこへ渡る金 金だけに頼る老後のすきま風 いさぎよくおごって電車賃を借り 世の中に迷惑料というお金 無駄遣い叱る便りに金を入れ 真実を封じる金が行きわたり 金で買う青い鳥ならいらないよ 羽根ぶとんの中で女が金をだく すぐ金を出して弱気を見透かされ すぐ金の話貧しき顔二つ 造幣局やっぱり金は落ちていず 魅力ある人とはつまり金があり 投票箱金の匂いも押し込まれ ふところに誘惑されてみたい金 それからの人生狂う補償金 狼をまた野に放つ保釈金 ポケットに抱く金封は世間並み 集金の今日は桜のあるコース 争いに負けて銭とはこわきもの 脳軟化ゼニ勘定はぼけていず ゼニの勘定すると童話が逃げてゆく 白昼の死角で掴むあぶく銭 ゼニすこし握ると男風になる 銭で買う極楽行きがない救い 銭がある今日は仏の顔でいる すぐ銭に見積もる人で親しめず 内職をしてから銭が生きてくる 一円貨光って見せる水たまり スーパーに生きのびている一円貨 一円貨やっぱり拾うことにする ポケットの小銭を読んだコップ酒 両替機すぐ払わせる銭を出し ポケットの硬貨も春を待つぬくみ ポケットの小銭お前も淋しいか 心まで寒い小銭のなる夜道 指一本出すと千円くれる妻 千円の会費千円飲んでくる 扇型にひろげ自分の金でなし 日銀へ旅路の果てというお札 不器用に札を数えて田圃売る 札束の帯をぷつりと小気味よし 金貸しの手の札束は拝まれる 東京へ行く札束は腹に巻き 高い方へ流れるものに札の束 札束をかぞえて春の空を見ず 年輪の読み札束に手を触れず 札束を誠意と見せる都会の灯 帯をとくまではお堅い札の束 札束を扇にひらく無表情 札束で示す誠意の桁ちがい はした金貸したぐらいで遠ざかり 十枚を何度も数え二枚貸し 貸している方が見ぬふりして通る 馬鹿なやつめがと貸す気になっている のど元を過ぎて二度目の貸し倒れ ひと言も触れずに金を貸してくれ 金つくる思案を鳥の影が過ぎ 小口金融風に押されて入る人 金策に渡る吊橋丸木橋 借金のない経営を笑われる 吉相印押して債鬼に責められる 借金をきれいに返し怪しまれ 公庫から生きた政治の金を借り 親が死ぬまでの期限で金を借り おばはんに金借る回転焼きを提げ 女ひとり恐いお金も借りました 論ずるに足らん男に借りがあり 借金を返したようにねむりこけ アクセルをふかし続ける資金繰り 守りから攻めにと店の資金ぐり 銀行のマッチをためて資金難 サラ金の引き出しにある鬼の面 おごられる方へ計算書が置かれ 二で割れば済む割り勘へまでもつれ 給料日つけを払ってつけで飲み 釈然としないで払うバーのつけ ボロ儲けの話が崖の上にある どうころんでも得をするのが一人いる 虎の子に誘いがかかる儲け口 損をすることがプラスになる仕掛け よく出来た人とは損をしてる人 女ひとり汗を知らない金を溜め 数字には弱い弱いと金を溜め 男みる目が肥えてきて金をため 屋台店しこたま溜めて世をそしり 通帳の残高に見る罪のかさ 日雇いの腹にしっかり預金帳 嫁き遅れともらい遅れの貯金帳 うつむいて働く人の貯金帳 目的はハワイへ捨てに行く貯金 行政のきめ細やかに全戸寄付 まつりへはケチり福祉へはずむ寄付 強要はしない寄付だとボスが来る 住職の目にも浄財とは見えず 倒産の会社寄進へ名を残し 寄付金でトップと並ぶやせ我慢 年金になっても減らぬ酒の量 年金の範囲ですます義理不義理 ささやかな幸せ年金から貰う 年金を扱う局の貸しめがね 年金の格差墓までついてくる 年金のくらし眼鏡の度がすすむ 年金のくらしに名刺などいらぬ 年金でどうにかという目が寂し 年金という傘のもと生きつづけ 年金を待つ淋しさをなだめあい 年金の範囲で父権ちぢこまる 年金に不足いう人拝む人 年金で足るも足らぬもないくらし 年金の生活へ息子よりつかず 年金の祖母は野党の肩をもち 年金のうす日がさした吹き溜まり 年金のくらしへ豆腐またあがり 亡国という恩給に養われ 手切れ金女一人の知恵でなし 月賦にもいろいろあって手切れ金 へそくりは避難していた大掃除 円強しオーケストラがやって来る 旅の目に三次産業花ざかり 海外へ農協さまのよい景気 謹告の二字で値上げを押しつける 値上がりの例にもれない組合費 売り地まだ値上がりを待つ月見草 企業努力の宣伝さては値上げだな 国鉄の値上げが老いを閉じこめる 物価高エプロン詩人詩が書けず 売った方も高いと思う物価高 経営のミスを不況の罪にする 不況きびし柿の種より握り飯 ママゴトにまでも不況の言葉じり この国のどこに不況がクラブ振る 弱り目に崇り目王手かけられる ライバルと職安であう不況風 吐き出した儲けへ不況まだ続き 手づまりに端歩をついて営業課 世界的不況私の財布にも ああ不況引込線が錆びている ひと月も休めとはさて何をする 銀行に地下足袋で来て顔がきき 銀行が来る退職はまだですか 大晦日が日曜銀行員笑う オンラインときどきストをしてくれる ドーナッツ化銀行さんもお引っ越し よい名前ですねと預金係言う 銀行のカメラお客をにらみつけ 業界の名門という人づくり せっかくの椅子を合併おびやかし 糖の出るころを軌道に乗る社運 出先機関という触角をもつ会社 先生の方が受けたい会社あり この客は寿司屋で帰す交際費 出納課真面目人間寄せ集め ホームラン性ファウルばかりを営業課 うちの姫君を会社がこき使い 家庭まで会社が顔を出す社宅 カタカナの思想に負けた旧社名 バス停が社名そのまま繁盛記 講堂にピアノもらった社がつぶれ 受付にここの会社のしつけぶり 長かった訓示我が社もまた不況 零細企業長屋の花見ほどの宴 使う身が使われている小企業 落城へ明日はわが身の小企業 小企業人種差別に似たなやみ 人権の一つ手前を小企業 一国一城とはいうものの小企業 すぐウラは畳に続く小企業 勤続の血のつながりも小企業 小企業一人雇えば一人辞め 去る者を追う気にもなり小企業 小企業旗が立つ日も夜業の灯 労働歌社長は窓を閉めさせる ワンマンにつけたい温度調節器 社長にも頭下げさす社長あり 瞑想にふける社長の胸三寸 虚子の亡き後も社長のホトトギス 代表で叱られに行く社長室 決断へ社長孤独な印を押す 子会社で社長と呼ばれてる流罪 印鑑もおんな社長の虎目石 社長から自分の書いた辞令受く 会長が社長に戻る立て直し 箒持つ社長何でも知っている 二代目はマルクス読んだものわかり あるときは孤独と思う経営者 ブレーキを彦左がかける若社長 アカハタも読んで話せる若社長 そうらしいなあと重役知っている 重役に呼びとめられて釣りのこと 重役の端に加えた娘婿 重役と雑談をして出世する 栄転の本社上役満ちあふれ 報告書提げ叱られに行く本社 倒産へ銀桂香歩共倒れ 不渡りの余波下請けの息を止め 倒産の会社封筒だけ残り 看板は残したままで店を閉じ 倒産の社にも社訓は貼ってある 不確実性だから株はおもしろい 不景気に耐えて端株をあたためる おまもりのように自社株少しもち 明暗のもつれ北浜かぶと町 底を買うチャンスうかがう虫眼鏡 天井で売れましたとは株のこと もうかって売る株買ってくれる人 町工場危ない手形もろてくる 不渡りのくせに印相だけ立派 小切手と色紙サインを二つもち クレジットカードへ妻の浪費ぐせ 妻もまたキャッシュカードをかくし持つ 女ひとりひっそり生きる市民税 押し問答税が決まって春となる むずかしい税法知らぬまま納め 税金が恐いもうけている証拠 脱税の生活の中の舞扇 我々の税金と言う小市民 贈与税夫婦は他人ときめつける 生活へ霧吹くほどの戻し税 贈与税気の休まらぬ土地を持ち 相続税父の集めた画をはなす 税務署の曰く夫婦は他人です 税務署の怖い間がはなであり ストすればよい税務署がストをせず 税務署をかるくいなして茶がうまし 税務署と儲けのことで歩み寄り 税務署がちっともこわくない不況 愚痴ばかり聞いて税務署さん笑い 税関を出ると他人のウイスキー 万一の一を保険屋僕とする もらってはならぬ保険を掛けておく 人ひいた時の保険と何をいう 人ひいた時の保険と恐ろしい 一億も持って寂しい猫と住み 金持ちになる研究はやめにする 金溜めた人に大阪見捨てられ 長者番付汗を知らない人ばかり 本を読む時間が無くて貧しいな 慣れてゆく貧乏がふとこわくなり 貧乏で何度地獄を見たことか 始末の悪いことに貧乏ひまができ 月賦もう貧乏人のわけでなし 貧しい時には団結できたのに 貧乏なわけを気前のよさにする 貧乏が続いて町のアイデアマン 貧乏のころの胃袋わずらわず 貧乏は罪あのこともこのことも トタン屋根の雨は貧乏唄うのか 自動ドア人に貧富の差をつけず 世界は二つテレビ見る子と銃持つ子 中流の自負をローンが追いかける 二十年ローン生き抜く外はなし ローン完済までは生きててくれという ローンのドア開けて蟻地獄へ落ちる 中毒のようにローンを繰り返す これですむローンきれいに判を拭く ローン済む頃には家もガタが来る マイホーム長いローンの旅に発つ 築城から始まるローンとのいくさ 住宅ローンのために弁当詰めて出る クーラーから月賦の風が吹いてくる 頭金だけの車で人をはね 新型は月賦の終わるころに出る 遺産など無い兄弟の仲が良い 遺産あり焼香順に気をつかい 骨肉の倫理遺産に崩される 遺産など無い気楽さと淋しさと なにもなし白地図だけを子に残す |
岸本水府 田島英夫 多田誠子 奥豊价 酒井路也 近江砂人 東美広 福水光子 岸田喜志三 福井まつ枝 吉野耕吉 松下幽迷庵 蒲池義白 木庄東兵 野村意外 西部郁代 日下部舟可 川部幸太郎 林照子 林照子 藤本厳 古下俊作 林一六 竹田桃生 堀久美子 甲斐博美 江上文健 高橋昇三 吉田半平 赤尾狂一 赤尾狂一 乾ふたよ 金川佳鳴 松原牛歩 上野十七八 木下愛日 飯田礼人 林照子 松下幽迷庵 山口都一郎 津田子午線 田中一窓 佐伯みどり 野村正也 岩谷香月 平野季子 山田正一 柏木とおる 井上律子 小野清太郎 飯田尖平 畑中大三 高橋佳笑 竹村順一郎 加藤翠谷 高橋散二 青木三碧 神谷九楽 小田原莫 野口北羊 加藤翠谷 原口平一郎 前田秀信 滝井竹郎 宮口捨三 鶴田タツヲ 鈴木丙午郎 石田清治 榎本聰夢 田中南桑 平田砂生 西山朝二 萬濃修 末光也寸絵 杉森節子 柴田午朗 森本医昌 村田伊勢男 藤本巌 稲葉白兎 村山勇太郎 吉田涼子 松尾馬奮 木村草々 本田南柳 桑田唯石 福島恒子 松本城南子 山川泰陽 内苑孝 綛谷天望子 福村新舟 岡田千秋 竹田桃生 高木弥一郎 武藤伶子 兜はなえ 堺つや子 森田松月 天羽みよし 片上明水 須川久子 阿部凡児 柳沢花泪 柏原幻四郎 今西静子 児島竹志 福谷志都 井上晴天 吉田良 中野三志郎 和田薫 神谷九楽 村尾いさむ 高石かめじ 小林辰夫 久保定雄 川村まつ 櫻井長幸 伊藤たけお 遠藤枯葉 堤可巧 北村静仙 中橋次郎 桑原豊酔 熊丸米二 小林敬山 竹内八重子 池田三朗 牧四耕 中山秀峰 右近志秋 栗原黒子 岡田雨音美 古下俊作 中島 敏子 山口勉 鎌田京史 中西青嵐 佐賀石城 高橋力三 天羽桂三 喜田弘一 井上律子 三浦宏 西川西揚 池田邦文 深堀正平 田原藤太 市川花舟 久峩敏夫 松尾ユリ子 丹羽麦舟 吉田右門 高橋あさ子 山本翠公 徳永撫生 川辺梓 大下六辰 金泉萬楽 奥田新吾 丹波三千子 石井青馬 西村雅柳 平井与三郎 河本呆天 谷岡不可止 斎藤矢人 宇井詩朗 野里猪突 梯亀王 深堀正平 金子若葉 田中かづ 上田佳風 西本よしのぶ 大矢左近太郎 福島郁三 加藤映桂 新海照弘 岩元浅雄 松本城南子 吉田涼子 白鳥惣左 野口北羊 篠田裕介 大崎三乗 本田南柳 平原良助 小林愛穂 高谷梵鐘 泉文夫 山岸伊之助 松下幽迷庵 津島無境 岡崎はるを 石丸尚志 平井青踏 金井啓流 岡崎はるを 前川舟二 大矢左近太郎 山口勉 高橋正二 楠本知由 吉実井児 源田琴波 福岡竜嶺 都築千幸 金田浩明 春岡洋平 越智くに子 三好呂生 高谷梵鐘 石田麻沙吉 西村正紘 山田甫石 金泉萬楽 田岡千里 斎坂多一郎 中村重治 三木時雨郎 竹田桃生 深江勝人 合田稔 小島存得 日下部舟可 馬場修治 吹田朝児 庄司登美子 森井詩鯨留 高橋正二 明城雷音子 長沢三麓 永田和歌女 森川羊人 相良渉 加茂すみれ 礒野いさむ 吉岡恒彦 梅原憲祐 西川豊太 貴田金星 新海照弘 尾形隆史 園田康統 伊豆丸竹仙 宮本風柳 宮本風柳 高橋ゆたか 吉川勇鯉 西村左久良 高橋佳笑 田中南都 松尾桃酔 土居哲秋 高市伊棹 岡柳二 青木桂堂 富田譲 饗場とみ 川西忠義 長谷川柾木 川崎銀甲 吉岡恒彦 木村草々 内藤凡柳 鈴木如仙 石田常念 小林愛穂 山田正業 石丸尚志 筒井梨生 木村驢人 岡井やすお 松本城南子 中村重治 岩城一博 外山冬四郎 辰谷白村 森本医昌 梶本放亭 鳥居真寿夫 八木幸彦 藤本巌 鎌田京史 |