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共犯が先に泣き出す保育園 なじまない子が保母さんの泣きどころ お布施では暮らせぬ寺の保育園 異性とは園児以来のおつき合い ママ美しく保育所に児を預け 保育所が疲れた母を待ちわびる 保育所へママはお抱え運転手 告げぐちに集団でくる幼稚園 先生の笛に並ばぬ子がひとり こどもらしいこどもがいない幼稚園 直角に渡る園児の横断旗 新入生その輝きを消さないで 狭き門千両箱がくぐり抜け 入学日親の衣装に子がかくれ 小中高同じ綽名がついてくる 進学をあきらめた子へ牛なつく 進学を断念急に大人びる 子の進塁父絶好のバントする 二人の子の学資になやむ桜咲く ランドセルの重さをためす若い母 汗かいてランドセルにも陽の匂い 通知簿へ恥知りかけたランドセル 妹にまださわらせぬランドセル 親の欲背負い重たいランドセル ランドセルげんげ畑をもう帰り 出来る子が就職組に席をおき 反骨は認め校則守らせる 叱られる校舎太平洋が見え 民主主義もう学校に鞭がなし 何いろに染まる学園巣立つ子ら 学校があってきれいな声がする 一年二組いけずする子が二人いる 一番で卒業山の分教場 分校場教材を買う梅を売り 分校でしばらく苦労さす辞令 すれちがう高校生のいい匂い 高校へ行ったげるわと恩にきせ 文学部卒にしてこの誤字当て字 学士さまウジャウジャ間延びした文化 大学を出て故郷の英語塾 大学へやれなんだ子の社会観 大学はいいとこ落語研究会 学生結婚なんとか要領よくやるさ 予備校へふとん袋の宛名かく 予備校は悲しい顔にビラをくれ びりで出た母校へ妻を見せに来る 立たされた母校の廊下立ってみる 寮歌だけ残る母校へもつ誇り ふる里は貧し母校の椅子きしむ 遊びたい盛りを塾へ通わされ 学校のあり方を問う塾が増え 塾の是非ともかく親の手に余り 塾通い子どもノルマをよくこなし 立てば歩め歩めば塾へやりたがり 日本語もマスターせずに英語塾 ここに塾あり自転車が五六台 看板の字も美しい書道塾 珠算塾縁なき億の金をよみ 共学はさんと君とで呼びわける 月細く試験近づく定時制 一球が狂い校歌が逃げて行く 校歌みな記憶をたどりつつ歌い 宿題を出さぬ先生だから好き 宿題にしておきますと座をはずし 宿題を忘れたせいを母にする ねぎぼうず宿題ききに友が来る 宿題は忘れ選手の名はおぼえ 数学が麻雀ほどにのみこめず 算数に弱い分だけ勘が冴え 合格を目なしだるまが待っている 口頭試問少ししゃべりすぎたかな 底冷えの窓に受験の子の明かり 飛行機でかけもちをする受験生 財産をなぜ学校がきく入試 人生を左右するかも答案紙 親の方がどきどきしている子の入試 浮かれてはおれぬ受験の子がひとり 団らんの輪から受験の子が抜ける 合格発表札束もって上京す 入試パス解放感のハーモニカ 合格へもう神様に用はなし 合格の机へ花を思いきり 合格のはずんだ胸へくるメジャー 悲喜こもごも合格しても泣く親子 合格をして番号に凶はなし 合格の知らせ茶の間は早い春 共通一次パス青春をまっしぐら 落第といった時代を懐かしむ 留年という落第で甘やかせ 人畜無害何の役にも立ちません 反旗振る術も知らない落ちこぼれ 生え抜きの家老再建からこぼれ ケセラセラという人生の落ちこぼれ 春はまだ家に二浪のいるかぎり 電話ベル子どもへばかり夏休み 夏休みネジがゆるんだままの日々 ふるさとを持たぬ子供の夏休み 夏期大学白髪同士が机ふく 名刹を訪えば英数夏期講座 ご静聴感謝をされて目をさまし 空高し糸に吊るしたパンが揺れ 一等になれゼッケンへ母の針 運動会孫の走るのだけ見よう うちの子が出るまで長いプログラム 身長のようには伸びぬ通知票 絵羽織の季節いよいよ新学期 お化粧の順位メモする女学生 担任をドキッとさせる綴り方 パパもいいけどつづり方ママをほめ 赤裸々に家庭を裁く綴り方 平民と書いた卒業証書出る 卒業をしてマルクスは語らない 成績は言わず卒業おめでとう 学窓を出ると答えの無いテスト 敬語もう教師も知らず子も知らず その実は落としこぼして来た教師 女教師の転任姓もあらたまり 進学をすすめ教師もまた貧し 女教師の好きになれない子が一人 教育観父と教師の二つもち 僻地校やがてどの子も翔んでいく 教え子に合わせ教師の河内弁 島に根をおろす教師の野菜畑 凡教師ボーダーラインの子と悩み 教え子の子を受け持ってまだ教師 凡教師だからこんなに年賀状 同窓誌恩師はミスのままで逝き 教え子を叱る両手は肩に置く 追憶の隅に恩師の影法師 顔色を見る子を教師悲しがり ふと恩師訪えば記憶の正確さ 親しめる教師となって侮られ 質問をされて元気の出た教師 見て見ないふりも教師としておぼえ 勤評は神さまでなし人がする 女生徒の興味先生まだ独り 先生を雄しべ雌しべで困らせる 先生を打つ子に何を教えよう 指導書という先生の虎の巻 赤ちゃんを生む先生が嫌になり 先生を先生らしくないとほめ 脱線をする先生で親しまれ 素直さを担任ほめてくれただけ くっしゃみをして先生が親しまれ 先生の方で教わる女優名 先生と呼べば二人が返事する 教え子がいて鯛焼きをよう買わず 学割をフルに乗る見る食べある記 学歴の差はアニマルとなり埋める 学校がなかった訳でない無学 小卒が自慢不況に強い父 若布干す手に学歴はいらぬ浜 雑学をつなぎ合わせて口が過ぎ 雑学も交じえ人気のある講師 商才はなく雑学の紙魚となる 偏差値はどうあれ家の子を信じ 神域に挑む学究ためらわず 反骨の学究として京に住み クラス会遠いハナハト蘇る 自分だけ若いと思うクラス会 クラス会ツンとすました銀狐 師の顔が真ん中にあるクラス会 クラス会毎日合わす顔もいる 欠席に外遊もあるクラス会 同窓会浦島太郎が一人いる 同窓会母校の歌でしめくくり 派手好きな母が気になる参観日 先生も少しトチって参観日 先生の渾名うなずく参観日 参観日勝ち気な母の目がひかえ ママだけがライバルを持つ参観日 参観日男がゆくと不思議がり 参観日出来る子の親よくしゃべり 参観日母の着物にうるさい子 参観日後ろを向けば母の顔 まあそんなに言うなよ僕も日教組 日教組なかった頃の恩師像 児童より親を教育したい国 教育のおもしが軽い人づくり 教育ママの胸を射ち抜く自殺記事 性教育うちもしたことありません もう雌芯雄芯ぐらいでごまかせず 真ごころのない字さらさらサインペン 親からの遺産悪筆ふで無精 カタカナで書く広島は泣くところ 誤字あて字思いあまった女文字 達筆で腑甲斐ないこと言うてくる アイウエオいろは順でも市川家 達筆におされ返事を書きそびれ 請求書ここの女将は筆がたち しんにゅうは文字を背負ってゆく姿 いまも言う吉田茂の茂です 筆の穂を噛んで変体仮名の父 らくがきの中に叫びがひとつある 塗りかえてなお落書きを誘うよう 新聞の見出し善意は小さい文字 配達が代わり新聞ぬれている ぼくあてに党紙妻あて宗教紙 折伏来るか新聞ほりこまれ 細胞と呼ばれ新聞配る役 迷宮入りになりそう見出し小さくなり 血の匂う活字ばかりに出会う朝 切り抜きの裏も表も欲しい記事 一日が始まる天声人語よむ 丸腰で出るのがこわい今朝の記事 百鬼夜行そんな三面記事の朝 子育てに自信なくした今朝の記事 腹を立てるために眼鏡と新聞と 黒一色にぬりつぶしたい記事ばかり 難民のニュースディスコの椅子で聞く さわやかに読める三面記事もある 結果論だけなら僕も評論家 ニッポンを社説年中叱りつけ その労はデスクに握手求められ 編集の殺気印刷部へ回り 自己過信する校正のミスを恥じ 朝刊ときた商敵の果たし状 朝々を何処か狂った新聞紙 ささやかな抵抗夕刊だけやめる 夕刊を買う一日の締めくくり 夕刊小僧夕陽にハッパかけられる 日本経済立ち読みだけで足る端株 スポーツ紙月にかざして拾い読み 大臣に誰がなろうとスポーツ紙 紙一重だったと敗者なぐさめる 七十になってもスポーツ欄が好き 父と子の対話の中のスポーツ紙 本を積む死ねば焼かれる本を積む 心ゆたか月賦の美術書にしても 妻と子を忘れひととき本を選る 棚ざらしにきらりと光る本がある ほころびをつくろう本を買いにゆく 末法の世に売れてゆく本を書き 根はさみしがり屋で本を高く積む 娘ははたち父もはたちの本を買う 世に遅れまいと子の本借りて読む アンデルセンが火を付けてから本の虫 昔なら特高が来る本を持ち 岩波が出すと漱石いまも売れ 全集のしおり根気の切れたとこ 全集が読んだ気配もなくならび たたかいは今も手垢のページ繰る 訳本のゴワゴワとした肌触り 新刊を包ませていて満ち足りる 新刊書老いの歯止めの足しに読む もうこんな時間新刊着いた夜 紹介をしてこの本は非売品 遠い日の秘密がひとつコンサイス 初サラリー母に見易い辞書を選る 辞書にない言葉で女だまされる 押し花へ役目がすんだ広辞苑 広辞苑と長のつきあい帰化市民 人生の余白を埋める辞書をひく ブリタニカ教育ママに目をつける 色と欲くすぐる本のよく売れる 出来ごころ書棚へ置けぬ本を買い 食べるだけ食べて肥えない本を読む 今週は離婚で売れた週刊誌 そっとしておいてあげたい週刊誌 光源氏今なら週刊誌の餌食 この町が出た週刊誌売り切れる 週刊誌読みすぎ妻に変な知恵 新天地求めまさぐる点字本 紳士録に数行載っているピエロ 紳士録弱点はみな持っている 雅号では社長とならぶ紳士録 天牛の棚まにあった月給日 古本の朱線にぼくもそう思う 古本屋というオアシスがある飢餓の町 この町の救い本屋が二軒ある 微笑んで千人を斬るペンを持ち 悲しみをほじくり返す記者無情 |
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