左利きライカを発見した??                     2002-8-27 


■私は自分が左利きということから、このカメラページの隣で左利きページも開いている。そこではすでに以下のような左手とカメラの話を書いていた。
          左手操作のカメラ(2000-2-1)
          カメラヘリコイドの回転方向(2000-5-13)
             
元祖左利きカメラ(2000-5-29)
           
 左手でシャッターを切る土門拳(2000-6-13)
ところが最近、もしそれが真実であれば、手に入るものなら手に入れたい「ライカ」に関する情報を入手した。国会図書館で箱崎総一先生が昭和46年に設立した「左利き友の会」の会報「左利きニュース」を読んでいたら、次のような記事を発見して、目がくぎ付けになったという次第。以下「左利きニュース」No.5(昭和46年7月号)の記事を引用する。

"海外通信"(連載)
            左利きの道具についてA
                                    ケリー・P・オオカ
                           (テアック株式会社技術部長 サンタモニカ)

 カメラではライカが長いこと左利き用のライカを製造していました。すくなくともライカVFか、おそらくVGまでは左ライカがあるはずです。現在でもライカM3か、おそらくM4も頼めば製造するのではないかと思います。左利き用のライカの価格は、右利き用のものとまったく同一価格だったと記憶しています。
 またローライフレックスにも左利き用の型があります。これは私自身がシカゴ市で見つけて買い入れ、現在でも愛蔵しております。左利き用のローライフレックスの価格は右利き用のものより多少高価だったと記憶しています。この左型ローライフレックスは、サービス製品として特に宣伝用として製造したものだったそうです。
                                              (以下 続く)

■ローライの話は宣伝用のモデルなので、そういうことがあったかもしれない。だが、ライカの話は違う。左ライカが、通常価格で市販されていたという主張である。しかし、細かく調べた訳ではないが、こんな話は聞いた事がない。筆者はれっきとしたエンジニアであり意図的なガセネタ提供とも思えない。何かの勘違いにしても、ライカとエギザクタを、カメラ・コレクターが間違えるはずがない。

■デニス・レーニ著の「ライカポケットブック」には左手用シャッターレリーズの記述がある。特注生産で電信コード名が付与されていない。バルナック・タイプ用も、M用も生産された。写真はバルナック・タイプ用で、アクセサリーシューに取り付けた本体から、左右にアームが伸び、左側のアーム先端を押し下げると、右側のアームが下降してレリーズされる。


■これが「左ライカ」の正体であるなら、興奮は冷める。何より、格好が悪い。これをケリー・P・オオカ氏が「左ライカ」と言ったとは思いたくない。ライカに詳しい方に本当のところをお教えいただきたい。の




【カメラの触感】