手軽に楽しめる望遠レンズ(デジカメ+単眼鏡)             2006-4-11 




3月18日ダイヤ改正で引退した113系湘南電車(左上)
戦闘機F2?/F16?(右上)
旅客機ボーイング747ファミリー?(左下)
旅客機機種不明(右下)
<K氏が撮影したプリントをスキャナ入力したもの>

■我らカメサン会も、最近はすっかり夜の部中心で、カメラ散歩会も昨年の7月以来ご無沙汰である。3月末に集まった夜の部では、すっかり真空管アンプの話しで盛り上がってしまい、カメサン会の看板をそろそろ下ろさなければならない。そんな中で、かならず何か写真を持ってくるのは、K氏だけである。今回は上の写真である。望遠で電車と飛行機を捕らえている。このような写真を通勤の途中で撮るというのだから大したものだ。通勤バッグに大きな望遠レンズを入れて歩く訳にはいかない。しかしK氏の道具は下の単眼鏡とデジカメである。お手製の板金にケンコーの単眼鏡(×7倍)を束線バンドで締め上げ、その接眼レンズに向けて三脚固定ネジでペンタックスのコンパクトデジカメを取付けるのだそうな。マクロに設定すると、レンズ同士がほとんど接触するギリギリでピントが合うとのこと。


■カメラを取付けた状態で撮影したものを送ってくれとたのんだのだが、「それは無理」と断られた。カメラを撮影するためには、もう一台カメラが必要ではないか、と言う。言われてみれば当然だが、自分にはそのような感覚がなかった。「カメラは1台あれば十分なのだ。」ということを、上の写真は教えてくれた。反省。

■もう一つの反省点は、この単眼鏡で見たものを、カメラに移すという発想である。もし、自分が上の写真のような望遠撮影をしようとすれば、コンタフレックスの単眼鏡でも使うだろうか?あんなゴロリとしたものを、いつ飛んでくるか分からない飛行機のために持ち歩ける訳がない。K氏の撮影原理は、「リレーレンズ」である。永田信一:図解「レンズがわかる本」に分かり易い図がある。単眼鏡が作った第1の実像をデジカメのマクロレンズが大の実像をCCDに結像するというしくみだ。図で分かるように、第1の実像が作る周辺光軸は第2の結像系に入光できないので、周辺光量は不足するはずである。そのためにはフィールドレンズで集光するという方法がある。
 このような理屈を別にして、デジカメさえあれば、簡単な実験でこのシステムが成り立つことはすぐ分かるのだろう。こっちはデジカメを持っていないので分からなかった。そこでコンタフレックの単眼鏡を、一眼レフの35mmを最短距離30cmにして覗いてみた。 視野は狭いが1m先の物体にピントが合った。

■最後の疑問は、K氏のシステムが35mmフィルム換算で何mmの望遠レンズに相当するかということである。デジカメのレンズ焦点距離の7倍ということになる。ということきは、せいぜい250mmということになるが、良く分からないな。ちなみにK氏の単眼鏡はケプラー型と思われる。第1の結像系で像を上下反転し、第2の結像系で再度反転して正立像が得られる。ところが私のコンタフレックスの単眼鏡はプリズム内臓してケプラー形で正立像が得られるようになている。ということは、いわゆるリレーレンズ方式の設計になっていないと推定される。



フィールドレンズなしの「リレーレンズ」

フィールドレンズつきの「リレーレンズ」
永田信一:図解「レンズがわかる本」,日本実業出版社,(2002)より引用


2006-5-20追補

K氏より、倍率確認実写が送られてきた。




【かめさん会】