[Super B] と [Super Neu] の違い                             2003-6-28 


■コンタフレックスを展示する中古カメラでは、展示品に単に「コンタフレックス」としか書いていないケースがしばしば見受けられる。コンタフレックスのモデル変遷が複雑で、型名が分からないのか、たかがコンタフレックスということで手を抜いているのか。基本モデル13種中10機種が手元にある自分は、今残り3機種の安価な出物との出会いをもとめているのだが、このような型名を書いていないコンタフレックスに出会うと、瞬間的にはモデル名を特定できないでうろたえる。中でも[Super B] と[ Super Neu] の違いは分かりにくい。

【Contaflex Super B】 【Contaflex Super Neu】

■コンタフレックスSuper B は1962年に発売されたが、1959年に発売されたSuperをAE化したモデルである。これに対してSuper Neuは1964年にSuper BからAE機能を削除して登場した。だからSuper Neuは機能は旧モデルのSuperと同様でありながら、外観Super Bのような顔をしているからたちが悪い。 1962年当時、日本製一眼レフでAE化しているものはなかったはず。日本では低価格カメラからAE化(当時はEEと呼んだ)されていっていったが、ドイツではローライが1960年にAEの二眼レフ「ローライマジック」を発売したりと、電子化で生き残りを図ろうとした形跡がある。

■本題の「Super B」と「Super Neu」の外観上の違いであるが、最も分かりやすいのが、鏡胴のヘリコイドリングの色。Super Neuでは黒色である。またSuper Bはシャッター速度優先のAEであるので、絞りリングにオートを意味する[A]というクリック位置がある。さらにAE機構を生かして、ストロボの自動化をしているらしく、ベンタプリズムに赤色で「↓−matic」という刻印がある。
 軍艦部の違いは、巻き戻し軸の横の表示窓である。Super Bでは露出計の指針が見え、現在の計測絞り値を知ることができる。Super Neuでは、2ケの三角マークがあり、これの間に指針がくるように絞りを動かす追針式露出計の表示部となっている。

■ちなみに、ZEIS IKONというロゴの書かれたプンタプリズム前面の右脇のプラスチック明り取りは、一見する露出計のセンサーにも見えるが違う。露出計のセンサーはZEIS IKONと書かれた飾り窓で、セレンの受光面となっている。明り取りの方は、ファインダーでの露出表示用であって、Super Bでは絞り表示指針、Super Neuでは絞りリングに同調して最適露出位置を示す指針が現われる。

■最近はコンタフレックスは人気が少ないので、がっかりするほど安価な価格が付いている。どこかの店で、Super Neuを間違えてSuper Bと表示してあったらお買い得だと思います。




【コンタフレックス】