2002-11-5作成

駅名表示で慌てないこと
 ■ 鉄道旅行で、語学ができなくてもさして問題はないが、最低限は駅名表示が読めなければ困る。ところがトーマス・クックの時刻表での表示は、基本的に英語表記である。現地語の表示は若干異なる場合があるから、慌てないことだ。大半の場合はアルファベット表記が少し違っているが、ローマ字式に読めば、何とか理解できる。

■ところが97年の旅行のことである。フランスのザール・フランドル駅の構内時刻表で、アントワープ行きの国際列車を探したが見つからなかった。トーマス・クックの時刻表には書いてあるのに、見つからないのだ。その内に気がついたのは、時刻に関係なくアントワープという駅名が出てこないことだ。
 そこで知恵を絞った結果、トーマスクックの時刻表に書いてある同時刻にアンバース行きの列車が出るということから、このアンバースとは、アントワープのフランス語読みではないかと判断したのである。国際列車の行き先だから、比較的著名な駅名であるはずなのに、アンバースなる地名は聞いたこともないからだ。

■時刻表に書いてあるアンバース行きのホームに行って、列車を確認する。そこで、目的地であるゲントと読める表示が、通過駅名表示にあったことで、判断の間違いないと一安心した次第。この一件のお陰で、コルマール駅でバーゼル行きを探すときに、バールという表示を見て、すぐさま、それがバーゼルであると判断できた。このような、駅名の読みが現地読みと極端に違うのは、ユーレール・パス圏内では、フランスだけだと思う。フランスから国際列車に乗るときの注意事項である。まったくフランスという国の自己中心主義は、他国の地名も勝手に変えてしまうのだ。

■さて問題はギリシャだ。ギリシャでの駅名表示はたとえば「ΠAΛEOΦAPΣAΛOΣ」と駅名看板も時刻表にも書いてある。これはトーマスクックでは「Paleofarsalos」(パレオファルサロス)と記述されるアテネからメテオーラ修道院のあるカランバーカへ行くために、途中で乗り換えなければならない駅名であるから、この表示が読めないことには、乗り換え確認ができない。
 上記の表示はギリシャ語のアルファベットの大文字表示であった。突然、ギリシャ語のアルファベットを思い出せと言われても無理だ。私はアテネの駅で1時間がかりで英語とギリシャ語のアルファベット対照表をまず作り、それをもとに主要駅の表記対照表を作った。
 ギリシャに行かれる方には、このアルファベット対照表を先に作って持参することを推奨します。

■他では、さして苦労した記憶はないが、あえていえば2001年に訪れたスコットランドのインバネスでの体験がある。スコットランドには、イングランドに対する独立意識があって、地名表記が、英語式とスコットランド独自表記(ケルト的な感じ)の2種類がある。通常は二重表記だが、たまに現地表記しかない場合があって、その対照に少し困った。

ギリシャの駅名表示は読解不能
Paleofarsalos」(パレオファルサロス)駅 カランバーカ駅の時刻表



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