2003-7-21作成

ユーレイルパスの基本


旧型のユーレイルパス 15日用(480ドル→59800円)
1992-9-14〜9-28有効

 ■ヨーロッパには、ユーレイルパスの他、国別や地域別のパスもあるが、しくみはユーレイルパスと同等。よってユーレイルパスの基本を押さえておけば、他の国でも戸惑うことは少ないだろう。上の写真は1992年の旅行で初めて使ったパスである。
 金額はしくみはしばしば変更になるので、最新のトーマスクック「ヨーロッパ鉄道時刻表」を購入して調べるとして、基本的なところをご紹介したい。

利用者限定
 ユーレイルパスは、もともとイギリス・アメリカの旅行者をヨーロッパ大陸に誘導すべく、その便宜を図るために生まれたから、パス圏内居住者は購入することはできない。すぐそばのイギリス人はOKというのはおかしな感じもするが、イギリスこそ、近代ツーリズモの元祖であるから、むしろ我々日本人は彼らのお相伴にあずかっているというべきであろう。鉄道旅行(鉄道に乗ることを目的とする)というものが趣味として認知されている国は、イギリス、アメリカ、日本が代表でその数は少ないのである。
 パスには、自分のパスポート番号とサインを自書するようになっているから、本人以外は利用することはできない。

いつ・何処で購入するか(→国内の旅行代理店で2〜3週間前に)
ようするに非居住者向けのパスだから、現地で購入することはできない。旅行出発前に、航空券を購入する旅行代理店で一緒に申し込んでおくのが普通のやり方。代理店ではパスの取り寄せになるので、出発前2〜3週間前に手配しておかなければならない。

パスの種類
 「ユーレイルパス」の基本は1等で、これさえもっていれば、特急、急行を含めて自由席に乗り放題。2等専用の「ユーレイルユースパス」というのがあるが、安価ではあっても、12歳〜25歳でないと使えないので除外する。
 それにしても、他の選択肢もいっぱいあって分かりにくい。基本のユーレイルパスの他に「フレキシー」「セーバー」「セレクト」などの区分があるからである。(ただしセレクトパスの原型の「ユーロパス」は2002年末で廃止されている)

<1>「ユーレイルパス」
 これが基本、連続した指定日数(15日,21日,1ケ月,2ケ月,3ケ月)だけ1等に乗り放題。2003年版のトーマスクックによれば、15日タイプで75,000円。通常料金と比較したことはないし、乗り方にもよるが、はるかにお得としかいいようがない。

<2>「ユーレイルパスフレキシー」
 「フレキシー」とは、有効期間2ケ月の範囲内で、指定日数(15日,21日,1ケ月,2ケ月,3ケ月)だけ希望する日に乗車することができるパス。長期滞在して、時々移動するように旅行スタイルにあっている。利用日に、自分で日付を記入するだけで手続きが不要。夜行に乗る場合は、夜7時以降の発車であれぱ、翌日1日分の利用として扱われる。
(注:有効期間2ケ月で3ケ月の指定日数乗車できるというのはおかしい、長期の場合の有効期間は異なるものと思われるが不明。)

<3>「セイバーパス」
 「セイバー」は2人以上が、まったく同一行動を取る場合に使うもので、チケットは1枚。一人当たりの料金が割引になる。「ユーレイルパス」用が「ユーレイルパスセイバー」。「ユーレイルパスフレキシー」用が「ユーレイルパスセイバーフレキシー」。

<4>「ユーレイルセレクトパス」
 「セレクトパス」とは、短期間用の「フレキシー」タイプパスで、指定日数(5日,6日,8日,10日)だけ、指定された国だけ乗り放題になる。国数は3ケ国、4ケ国、5ケ国から選べるが、鉄道、フェリーで隣接していることが条件。5ケ国タイプには15日用も用意されている。

パスの使い方 →バリデイトを忘れずに
 パスのカバーには「Have your pass validated BEFORE first use !」と書いてある。パス使用前に「validate(バリデイト)」(有効化)せよということ。最初の利用日に、駅の窓口に提出して、使用開始日のスタンプと、有効期間の日付を書いてもらう作業。これをしないで、スタンプなしのパスを持って乗車すると罰金を取られるという話。この作業さえしておけば、後は水戸黄門の印籠と一緒。車掌に見せるだけで引き下がる。


「ユーロパス」時代の5+1ケ国のフレキシーパス(セイバー)
1999-8-22から使用。


EURAIL Old Traveler