オリンパスOM1
(21mm f/3.5)
1972年発売(ボディ 48,000円)
  ボディ     No.967700
池:松下MR9 × 1ケ
 レンズ ZUIKO MC AUTO W
21mmf3.5 No.117108(45,000円)
朝倉の三連水車


1997年12月早朝撮影 福岡県朝倉町にて

オリンパスはWIDEとPEN-S/PEN-Fが、その概念とデザインで独自の存在感がある。OM−1はベストセラーの人気カメラだが、システム・カメラとしても付属品が充実している、しかもその価格がリーズナブルというのが魅力的。1991年松坂屋の中古市で買ったのも、ニコン、キャノンであるとレンズしか買えない金額で21mmという超広角レンズにボディも付いてくるという理由であった。今にして見ると、ホールディング感のよい、邪魔にならない使いやすいカメラ。カメラを持つというかまえた意識を持つ必要がないのが特によい。21mmのレンズは決して超広角というほどではなく、その92度の画角は室内ではむしろもっとも肉眼に近い視野を持っている。レンズが甘いように感じられるし、なにより発色のコントラストが低く、寒色系に振れるのか、いま一つ使いこなせない。朝倉の三連水車は観光名所だが、冬場は訪れる人もない。冬枯れの夜明けの光の中に見る回らない水車には生き生きした生命感はなく、痩せ果てた骨格をさらしていた。



【カメラの触感】