デジカメで撮ったオールド・レンズ写真 |
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キャノン135mm/f3.5 CANON LENS 135mm 1:3.5 No.925** ■マウント:ライカL ■絞り:3.5 4 5.6. 8. 11. 16. 22. ■距離目盛:1.5-1.75-2-2.5-3-4-5-7-10-15-30-∞ (m単位) ■生産時期: ■メーカ:キャノン ■生産国:日本 ・購入時期:1965年 |
■父親がニコンFを買ったので、高校に入ったのをきっかけに父親のキャノンSUを貰った。50年以上前の話しである。これが高校時代のただ一台の所持カメラとなる。当時のキャノンは7になっていたので、その時点ですでにクラシック・カメラといっていいものだった。しかし、これを子供である自分が持って歩くと、たまに大人から「とても良いカメラだね」と言ってもらえて嬉しかったが、標準の50mmf1.8しかついていなくて、望遠が欲しかった。それで、小遣い等を当てにして、近所のホッタカメラで、月賦で買ったのが、この135mmであった。しかし古いキャノンSUでは、ピントがなかなか合わず、別付けファインダはパララックスの補正が困難でほとんど実用にならなくてガッカリした。だから、このレンズは本体ファインダに135mmフレームが現れる7系でマッチする。上の写真は後年購入した7Sに取り付けた状態である。 銀塩でこの135mmを使った写真(当別トラピスト修道院)が別ページにあるのでリンクしておく。ボケボケだ。 |
【無限遠のピント精度】 | |
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Canon 135mm 絞り:開放f3.5 | 左写真の拡大 |
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Canon 135mm 絞り:f22 | 左写真の拡大 |
■このレンズをソニーαUに取り付けるためには、ライカMアダプタに、さらにM−L変換リングを付けている。アダプタの工作誤差が、二重に影響される。無限遠以外であれば、電子ファインダの拡大ルーペ機能でキチンとピント合わせできる。しかし無限遠でヘリコイドがロックするのでアダプタのフランジバック寸法が大きめにできていると、前ピンにならざるを得ない。だから被写界深度の浅い望遠で問題ないかが心配だった。 まず、大涌谷方向を開放と最小絞りの両方で撮影した。さらに写真左側の鞍部にわずかに見える箱根ロープウエイの支塔をアップしてみる。絞りによる差はなく、少なくとも肉眼よりもその形状が良く分かるレベルであり、無限大のピントは良さそうである。 ■下にソニーの標準ズーム(70mm側)で、ほぼ同一条件で撮影したもの上げる。倍率は半分に落ちているが、付属品のこのレンズの方が、発色も良く、コントラストも出ているのが明らかである。やはり、新レンズはバランスのよい、デジカメらしいハイ・コントラスト画像が得られる。しかし、ピントというか、解像度では、古いキャノンの方が良い感じである。しっかり作られてたのだと、改めて思う。 |
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sony FE 28-70mm 絞り:Auto | 左写真の拡大 |
【解像度】 | ||
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Canon 135mm 絞り:f225 | 木の葉部分の拡大 | 瓦屋根の拡大 |
■もう一枚、最小絞りでの無限遠撮影。木の葉を拡大すると、なんと葉脈が判別できる。屋根も瓦に付いているツル状のゴミまで写っている。 |
【スナップ写真】(仙石原:2016-5-15) | ||