デジカメで撮ったオールド・レンズ写真


トキナー 35-105mm/
f3.5-4.3

RMC Tokina 35-105mm 1:3.5-1:4.3 No.80346**

■マウント:ニコンF
■フィルタ径:55mm
■絞り:3.5. 5.6. 8. 11. 16. 22.
■距離目盛:1.6-2-3-.5-5-10-∞ (m)
■生産時期:
■メーカ:トキナー
■生産国:日本

・購入時期:友人からの譲り受け
(記事公開:2016-5-27)

  
右のエルマーのすっきりとしたレンズ反射と比べると、実にカラフル、写っている以上に奥までレンズが続いている。

■このレンズは箱根で仙人生活をしている学生時代からの友人Y氏から、ニコンFGのボディー付きで譲り受けた。大切にしていたのか、カビやキズもない。
 キャノンは1976年にマイコン制御と樹脂多用を特徴とする軽量コンパクトなAE1を発売して市場を席巻し、機械式カメラ時代を終焉させた。マニアのためだった一眼レフが、家庭用カメラとして一般化した時代であった。この流れの中で、ニコンが1980年に発売したのがジアジアーロのデザインによる「リトル・ニコン」EMで、その派生モデルが1982年発売のこのFGである。機能をシンプルにして、それをかわいいデザインにまとめたEMは美しかった。消費者のニーズ?に答えて、多機能化したFGのデザインは、少しまとまりが欠けていて、EMより大きく見えてしまうが、今実物でEMと比較すると、それほど大きくはない。中古品の価格しか知らない若い人達からは、「チープ・ニコン」と揶揄されるが、当時のサラリーマンの月収で考えたら決して安価なカメラではなかった。

■レンズのメーカであるトキナーは今はケンコーと合併してしまって、このレンズに関する一次情報は得られなかったが、ニコンFGが発売されていた頃に製造されたものだろう。ズーム・レンズをしげしげと眺めるというはは始めての機会だったが、ともかくレンズ枚数が多いので、その反射がレンズの奥までつながっていて、さらにコーティングが多色で実に美しい。当時のズームは10数群15枚とかが当たり前だったので、これも、その類であろう。このレンズの最大の特徴は、接写機能である。これを試すためにソニーα7Uに付けてみた。私にとっては、まだオールド・レンズとは呼べない現代レンズであり、実用的な画角で接写ができるとなれば、今でも実用性が高いかもしれないという期待が膨らむ。私は今まで接写をしたことがないし、花の名前もまったく分からず花写真も撮らない。しかし現在のカメラ仲間には、花をメインにしている人も多いので、きれいなボケを出した接写写真を見せられると、少しやってみようかなという気分。

【ズーム機能と接写モード】

■このレンズには「CLOSE FOCUS」というリングがついていて、通常のヘリコイドとは別に、このリングを回すと、さらに鏡胴を前進させることができるようになっている。要するに接写リング内蔵レンズと呼べる。接写は、倍率が1/4〜1/7の目盛りがあるが、そのときのレンズの焦点距離は、適当に選択することができる。

   
■ズーム35mm ズーム105mm ■接写35mm ■接写105mm

【チャート撮影】

【Stephen H.Westin chart(Cornel University)ISO 12233】撮影を拡大

【参考】ソニーFE28-70   35mm開放 【参考】ソニーFE28-70   70mm開放

トキナー35-105   35mm開放 【参考】トキナー35-105   70mm開放

■手持ちでの比較写真であるが、ソニーの標準ズームと比べてみた。35mmでは負けているが、なんと70mmでは、少し良いくらいだ。

【スナップ写真】(鎌倉:2016-6-4)


段葛 (明治の着色絵葉書のような独特な色調になった)


名越切り通しから横須賀線を見る


逗子市小坪あたり、まんだら堂やぐらへ行く道の野草(風があって、ピントが合わせられない)