語彙の森DICTIONARY out of focus
更新日 2017-7-26   計14語
新着語
通産省、ツヴァイシュタイン、罪の譲渡、積荷信仰(カーゴ・カルト)、ツングースカ大爆発、通夜、罪を知った科学分野、ツタンカーテン、ツルヌフォール体系、


ツインオッタ(166)  
 デハビラント社の極地用飛行機。20人乗り、ボーデーからナルヴィクへ、フィヨルド の間を縫って飛ぶ。素晴らしい景観だが、軍の防空施設が点在するために、機上からは撮 影禁止。  

ツインカム(54)
 排気と給油の弁を別々のカムシャフトで動作させるようにした。これによってトヨタの 2000ccエンジンは日産より40KGも軽くなった。このエンジンの軽量化は当然こ のことながら車両全特性を向上させることになった。

ツヴァイシュタイン(557)
 理論物理学者のヴオルフガング・パウリが同じように若くして輝きを放ったとき、彼はツヴァイシュタイン、つまり第二のアインシュタインとして知られるようになった。

通産省(559)
 通産省は戦前の商工省の後身だ。と考えられている向きがあるが、それは大きな誤解である。この通商産業省という役所は、実に、ひとりの男の執念が作り上げた「日本復興」の切り札なのである。それが白洲次郎だったということは意外と知られていない。GHQとあれほどの死闘を繰り広げた次郎からすれば不満かもしれないが、日本の歴史を振り返ってみたときに、白洲次郎という人物の最大の功績は、まさにこの通商産業省を創設したことに尽きると言っていいだろう。…次郎は永山を貿易庁の筆頭課長である貿易課長に抜擢すると、一気にかたをつけようと攻勢に出た。その速やかさは、相手に反撃の構えさえとらせないほどであった。次郎の貿易省構想に対し、商工省はせめて名称を産業貿易省にしてくれと言ってきた。。(国内)産業重視という看板を下ろしたくないという最後の抵抗である。だが次郎はそれを許さなかった。「貿易より産業が先にきているような名前はダメだ!」という彼の一言で、結局、新省庁の名称は通商産業省に落ち着いた。


津島修治(140)  
最初の妻……小山初代(青森の芸者)  
腰越心中……田辺あつみ(銀座の女給)とカルモチンで。田辺のみ死亡。  
鶴岡八幡宮縊死…未遂  
パビナール中毒…盲腸炎の苦痛への恐怖から常習化。  
谷川心中……初代とカルモチン服毒、未遂。  
二度目の結婚…井伏鱒二媒酌。相手は石原美智子。彼女が未亡人となる。  
情事…大田静子。生まれた子が大田治子。  
玉川上水入水…山崎富栄と。  

ツタンカーテン(220)p.101
 アクナートンを継いだツタンカーメンである。アテン神を唯一神とするアクナートンの弟としてその名の末尾をアテン神にちなんだカーテンは、アメン神に戻るとともにカーメンに改名する。よってその妻アンケセパーテンもまたアンケセナーメンと改名する。

角田忠信(175)
 湯川秀樹をして「近来こんなおもしろい話をきいたことがない。」と言わしめた右脳と 左脳の機能差を聴覚から導き、西洋人と日本人の脳の機能差から文化論を展開した医科歯 科大教授。近年の右脳論ブームの学術的さきがけ。

罪と罰(46)
[преступление и наказание]。 直訳すると「犯罪と刑罰」。 преступлениеは「踏み越える」「限度を超える」すなわち日常世界から別の 価値を持つ世界への脱出を意味する。

積荷信仰(カーゴ・カルト)(477)
 どのケースでも島民たちは、役人、兵士、宣教師を含めた島にやってきた白人入植者のすばらしい持ち物に圧倒されたらしい。彼らは…アーサー・C・クラークの第三法則、すなわち「十分に進んだテクノロジーは魔法と区別がつかない」という法則の犠牲者だったのかもしれない。
 島民たちは、そうしたすばらしい持ち物を享受している白人たちが、それらを自分たちではけっしてつくらないことに気づいた。品物に修繕が必要になると送り返され、船の「積荷」、のちには飛行機の積荷として到着する新しい品物が到着しつづけた。…彼らは実際、何らかの種類の役に立つ仕事と認められるようなことを何一つしなかった。…したがってどうやら、「積荷」は超自然的な由来のものであるにちがいない。まるでそのことを証明するがごとく、白人たちは儀式としか考えられないようなある種のことを実際におこなってした。
 彼らは、ワイヤーと綱をつけた高いマストを立てた。彼らは、座って、光が点り、奇妙な音と喉の詰まったような声を発する小さな箱に耳を傾けていた。彼らは先住民にも同じような服を着て、あっちこっちへ行進するように説得した。これ以上に役に立たない仕事を考えだすことはほとんど不可能だろう。そこで、先住民たちは、自分がこの謎の答に行き当たったことに気づいた。白人たちが、神々に積荷を送るように説得するために用いている儀式が、こうしたわけのわからない行動なのだ。もし先住民たちが積荷を欲しいと思うなら、自分たちもまた、そうしたことをしなければならない。


罪の譲渡(523)
 もはや功績の譲渡はない。したがって貴族制度の廃絶。もはや罪過の譲渡はない。したがって死刑罪は罪人の家族を、その子どもらを傷つけない。ユダヤ教とキリスト教の原則は、これと正反対の考えの上に立っている。罪は譲渡されるのだ。功績もまたそうだ。キリストの、聖者の功績は、人間の屑のような連中にまで利益をもたらすのである。

罪を知った分野(240)p.160
 原爆の父、オッペンハイマーが自らの学問領域に対して名付けた言葉。分子生物学の急速な進歩の中、クローンやDNA組替えが、第二の「罪を知った分野」になるという危機感が倫理学者を中心に持ち上がった。一方で、科学者の最大の罪悪は、人類のためになるはずの研究を中止してしまうことであると考える人達もいた。

通夜(330)
 日暮れて、どこにも泊まるあてのない遍路は、通りすがりの地元の人から指さし助言されることがある。「」この先に、お遍路さんが通夜しとる御堂があるから…」 …通夜とは、文字どおり一夜だけの刻限を、ただひっそり横になって通り過ぎるのみ。雨露をしのぐ屋根の恩恵にあずかり、人の情けにすがりきる精神状態をいうのかも知れない。

ツルヌフォール体系(218)
 植物分類はリンネによって近代的体系をとることになるが、それ以前に種の上に属を作り、その上に目、さらにその上に綱をたてたのはツルヌフォールが最初であった。リンネは雌雄蕊(ずい)分類体系と呼ばれるおしべの数によって24の綱に分けた。それ自体として論理的ではあるが、植物の分類階層の最上位がオシベの数であるという定義は人間の直感とズレがあり、破綻する。ツルヌフォールは植物を草と木に分け、さらに花の形で綱を分けたが、花の形という論理的に整理するのは極めて難しいが人間の知覚に直感的に適合するので、リンネの体系が崩壊した後、現代の分類法のたたき台となった。

ツングースカ大爆発(446)
 謎のツングースカ大爆発…が起きたのは1908年6月30円、場所は中央シベリア、エニセイ川支流のポドカメンナヤ・ツングースカ川近くである。この日の早朝に巨大な火の玉が空に現れ、南南東から北北東へ向かう。そして長い光の尾を引いて落下していく途中、地上8000メートル上空で爆発した。キノコ雲が発生し、半径約30キロにわたって森林が炎上し、約2OOO平方キロの範囲で樹木がなぎ倒された。破壊力は広島級原子爆弾1OOO個分にも達すると推定されている。調査団が派遣されたが、隕石の破片など隕石落下説を裏付ける証拠はついに発見できなかった。





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