人とカメラと写真の歴史

(以下の参考文献は年表1〜3に共通。)
世界写真全集(別巻)歴史的展望:伊奈信男,平凡社(1000円),昭和34年初版
戦後写真史ノート:飯沢耕太郎,中央公論(680円),1993年
ライカの歴史:中川一夫,写真工業出版社(3500円), 昭和54年
カメラと戦争:小倉磐夫,朝日新聞社(1500円),1995年
 カール・ツァイス:小林孝久,朝日新聞社(2800円),1993年 
 ドイツカメラのスタイリング:佐貫亦男 グリーンアロー出版社(1500円)1998年
 コンタックスとツァイス・イコンの肖像:ワールドフォトプレス(1600円),1999年
季刊カメラレビュー創刊号:朝日ソノラマ(880円),昭和52年
写真レンズの歴史:ルドルフ・キングズレーク,朝日ヒノラマ(2000円),1999年
国産カメラ開発物語:小倉磐夫,朝日新聞社(1300円),2001年
ペンタックスカメラ博物館展示資料,2002年見学

■■年表1:創世期(〜1910年)■■
表内の青色文字をクリックすると、さらに詳細な情報にリンクします。
またそれらと同じ情報は表紙に「コラム」としてまとめてあります。
年代 歴史的事項 技術者 カメラとレンズ 写真家
海   外 国    内
1500年代 巨大なピンホール・カメラであるカメラ・オブスキュラの原理は既にアリストテレスによって知られていた。
<1568>,ダニエル・バルバーロ(伊)はカメラ・オブスキュラの像を尖鋭にするために「絞り」をつけることを提案した。
カメラ・オブスキュラ
1600年代 <1685>,ドイツの僧ヨハン・ツァーンは携帯型カメラ・オブスキュラの記録を残し乳白ガラスによる正立像を得ることのできる「ピントグラス」について触れている。
1700年代 <1725>,ヨハン・ハインリッヒ・シュルツェ(独)は硝酸銀の感光性を発見。
1800 <1802>,ウエッジウッド(英)が紙や革に、カラスの上に描かれた絵を焼き付けることに成功。
18
1820 <1812>,ウォラストン(英)がメニスカスレンズを発明。
<1822>,
ニエプス(仏)はアスファルトの感光性と、感光によって硬化するという性質を利用して、法王ピウス7世のエッチングを作成。
<1826>,ニエプスは自宅の屋根窓から外の風景を撮影。
ニエプス
ウォラストン
メニスカス単レンズ
1830 <1835>,タルボット(英)は塩化銀を使って、日光写真を、さらにネガ写真を撮影。
<1831-37>,ダゲールはヨウ化銀の感光性と水銀蒸気による現像、食塩液による定着を発明、これをダゲレオタイプと命名した。
<1839>,ハーシェルがPhotographという言葉を始めて使う。
ダゲール
シュバリエ
ダゲレオタイプ
1840 <1841>,ペッツバールが計算しフォクトレンダーの工場で製造されたf3.7のポートレートレンズが発売される。
<1846>,カール・ツァイスがイェーナに精密光学器械工場を創設。
ペッツバール
フォクトレンダー
ナダール
1850 <1850-51>,アーチャー(英)がコロディオン原版を、エヴラール(仏)が鶏卵紙を発明。<1859>, 下岡蓮杖が開港した横浜でウンシンから写真技術を学ぶ。 日本写真の開祖
下岡蓮杖(画像あり)
1860 このころからカメラが戦場や辺境に持ち込まれる。
<1865>,
シュタインハイルが収差を除去したレクティリニアー(直線)レンズを開発。
シュタインハイル
ダルメイヤー
アナスチグマット 辺境写真家
デジレ・シャルネ
(画像あり)
1870 <1873>,フォーゲル(独)が乳剤に染料を加えることで、オルソ(整色性)およびパンクロ(全整色性)感光体を発見。
1880 このころからアマチュア写真家が急増する。
<1884>,イェーナでショット・ガラス工場が創業。
<1886>,ショットが新種ガラスのカタログを発表。イェーナ・ガラスと呼ばれる。
<1888>,イーストマンがロールフィルムを使ったコダックを発売。

<1888>,アンシュッツがフォーカルプレン・シャッタを発明。
アッベ
アンシュッツ
1890 1995年ころから絵画的表現の独立手段として写真が位置付けられ、軟調の印象主義風な絵画的写真が全盛となる。
<1890>,パウル・ルドルフが設計したアナスチグマットがツァイスからプロターと名付けられて発売。
パウル・ルドルフ プラナー・レンズ
1900年
<1902>パウル・ルドルフがテッサーf6.3を設計。
<1902>,小西屋杉浦六右衛門が六桜社を設立、乾板と印画紙の国産化を開始する。
<1907>,栗林庸ニが栗林製作所を設立。後にペトリとなる。
リュミエール兄弟 テッサー・レンズ(レンズ図あり)

続く

■■年表2:バルナックのカメラから(1911〜1953)■■
■■年表3:M3の衝撃から(1954年〜)■■




【カメラの触感】