ＷＩＺＡＲＤＲＹ　ＲＰＧ

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◇遺失魔法の導入◇

　ここでは遥か古代“黄金期”の時代に存在し、現在では喪われた魔法を紹介します。これらの魔法はいずれも強力な効果を持つため、選択ルールとして扱いゲームに慣れた段階で使用して下さい。

１．遺失魔法とは

１−１．遺失魔法の習得

　遺失魔法とは遥かな古代、黄金期の時代に用いられていた強力な魔法です。現代では継承が絶えており、習得している術者も居ないため、その呪文を習得するためには魔道書や呪文習得効果のあるアイテムを発見する必要が有ります。
　また遺失魔法を習得して扱うには、高度な魔法技術と知識が必要となります。それぞれの魔法系統の魔法技能を７レベルまで習得していることが習得の条件となります。

　魔道書とはある呪文について記された魔法の書物です。魔法の巻物と同じく封じられた呪文を使用することができます。また、魔法の巻物よりも多くの情報が詳細に記されているために、魔道書を熟読することによって、記されている呪文を習得することができます。魔道書は魔法文字で記されており、封じられた魔力を解放するには「書術」技能を習得する必要があります。
　呪文を使用する場合、習得している「書術」技能レベル以下の呪文は自由に使用することができます。もし、習得している「書術」技能レベルを上回る魔法レベルの呪文を使用する場合、「書術」技能を目標値にして判定をします。その場合、使用する魔道書の魔法レベルと自身の「書術」技能レベルの差１レベルごとに−５％の補正を受けます。

例）「書術」技能５レベルの者が遺失魔法（魔法８レベル）の呪文が封じられた魔道書を使用する場合

　魔法レベル：８　−　「書術」技能レベル５：　＝　レベル差：３　＊　補正：−５％　＝　判定の補正：−１５％

　記された呪文を習得するには、「書術」技能を目標値にして判定を行います。ただし、その呪文のレベル以上の魔法技能を習得している必要があります。成功した場合、呪文を習得することができ、魔道書は燃え尽きます。失敗した場合、呪文を習得することはできませんが、魔道書もまた破損することはありません。

１−２．遺失魔法の使用

　習得した遺失魔法は、通常の呪文と同じように使用することができます。遺失魔法は８レベル呪文として扱い、各呪文はその所属する系統のＭＰから、魔法レベルと同じポイント（８ポイント）のＭＰを消費します。

２．遺失魔法リスト

２−１．魔術

■ラウジウツ　＜ＬＡＷＸＩＷＴＺ＞

■リリクト　＜ＬＩＬＩＫＴＯ＞

■ダルリクト　＜ＤＡＬＬＩＫＴＯ＞

■ラモリト　＜ＬＡＭＯＬＩＴＯ＞

２−２．法術

■マバリコ　＜ＭＡＢＡＬＩＫＯ＞

■ラマディ　＜ＬＡＭＡＤＩ＞

■マカルキ　＜ＭＡＫＡＬＫＩ＞

■ラモンティノ　＜ＬＡＭＯＮＴＩＮＯ＞

２−３．錬金術

■コメット　＜ＣＯＭＥＴＯ＞

■マカニクア　＜ＭＡＫＡＮＩＱＵＡ＞

■ラバディクア　＜ＬＡＢＡＤＩＱＵＡ＞

■マフィスノイト　＜ＭＡＦＩＳＮＯＩＴ＞

２−４．心霊術

■ラティルト　＜ＬＡＴＩＬＴＯ＞

■ザオシディア　＜ＺＡＯＳＩＤＩＡ＞

■グレフィクドラ　＜ＧＲＥＦＩＣＤＯＲＡ＞

■フィクフィスト　＜ＦＩＣＦＩＳＴＯ＞