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お天気お兄さん(原色の空2)

2000年2月6日 のほほ


在京キー局で、天気キャスターに気象予報士を使っていないところは、もうないだろう。
そのうちNHKは、気象協会と契約して派遣してもらっているようだが、民放では独自のキャスターを使っていることが多い。
特にテレビ東京では、会社として気象予報の事業許可を取り、独自の天気予報ができるようになっている。
他の局でも、「看板お天気キャスター」がいて、日本テレビの木原実氏、TBSの森田正光氏がその双璧だろう。

さて、今日言いたいのは、予報士の資格のことではなく、アナウンサーとしての資質についてである。
NHKで、夜7時前と8時前の天気予報でキャスターをしているT氏(月曜から木曜担当)は、アナウンサーとしての資質がまるでない。
言い回しがおかしかったり、何を言いたいのかが分からなかったりするのだ。
実例を挙げる。
「今日の千葉市は、気温が平年を上回りましたが、お昼頃に一時的に北風が強まって、寒く感じられた方も多かったと思いますが、日中は陽がさした分、ぽかぽかしたように感じた方もいたのではないでしょうか...」

正確ではないが、こんな感じのことを言っていた。
寒いのか暖かいのかはっきりせい!(笑)

気象キャスターに限らず、最近はアナウンサーの質が落ちてきたように感じる。
ただ原稿を読むだけなら誰でもできる。いかに視聴者に情報を伝えられるかが重要ではないか?
はっきり言って、最近のあほなキャスターのしゃべりを聞いているぐらいなら、音消して画面だけ見てれば事足りる(特に民放などでは、いやというほど字幕が出るし)。

あと、TBSは森田氏を無駄に使っているような気がする。
天気予報の時間が短すぎ。せっかくの森田氏のうんちくが発揮されずに、ばたばたと慌ただしく終わってしまう。

個人的に、イチ押しのお天気キャスター(天気の知識と語りのうまさ)は、NHK「首都圏ニュース845」の平井信行氏である。

2000.2.6 南岸を低気圧が通るが、日本海の別の低気圧により寒気の南下が抑えられ、大部分の地方で雨。
 
追記:
ここで批判しているT氏、現在はTVに出演していない。
このT氏、以前に出版された予報士試験を目指す人向けの本の中で、「キャスターとしていろんな人に天気のおもしろさを伝えたい」ということを言っていたのを後に知った(まだキャスターになる前のインタビュー)
うーん…やりたいことと才能が相反している典型?
気象協会も、適性を見極めて仕事を決めましょう。



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