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産廃並

2003年10月16日 のほほ


「理解しづらい外来語を多用する」というのが、お役所批判のひとつに挙げられるところであるが、そんな「霞ヶ関の論理」を打破すると鼻息荒い民主党が一番怪しい外来語を使っている。
それが「マニフェスト」。去年まではごく一部の業界でしか使われていなかったこの言葉を、「改革派」と称する一部知事が従来の「公約」と差別化するために使い出した。

まあ、もともと他国で公約の意味で使われていた言葉なんだろうが…「公約」でなぜいけないのか??
ただ単に「カタカナ語=格好いい」程度の認識で使っているのなら、民主党が批判する「お役所」「霞ヶ関」の論理と何ら異ならない。

うーん、「サーベイランス委員会」並に意味不明な、くすぐったい語感の言葉である。

ちなみに、前述の「ごく一部の業界」ってのは、産廃処理関係である。
その界隈では マニフェスト = 産業廃棄物管理票 という意味。

なぁんだ。民主党が乱発する公約がすなわち産廃ってわけかー
納得。

筆者注:
公約の意味で使う「マニフェスト」は「manifesto」で「宣言」の意、産業廃棄物管理票の意味で使うマニフェストは「manifest」で、「積荷目録」という意。
つづりが違うそうである。
ただし、民主党の公約が産廃並みという筆者の意識は全く変わらないので、あしからず。

参考:カタカナ語のゴタク



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