それがどうした!メインページへ | ||
相変わらず、わかってない 2010年1月20日 のほほ |
||
|
||
「フロー」と「ストック」の区別がわかっていない論調の典型例。 公共事業より医療のほうが「受けがいい」から、こういう話になるんだろうが… 「過疎債」って要するに借金でしょ? 返済額の7割を国が出す制度らしいけど、借金は借金。 まがりなりにも資産が残る公共事業と、払ってしまえば終わりの地域交通維持、医療費。 たとえて言うならば、マンションを買うための借金と、生活費が足りなくて借金するのと、同列に扱うなってこと。 (マンションが「身の丈に合わない豪華なマンション」かどうかという議論は別の問題) 来年度の国の予算が借金まみれ、という話における「借金」がどっちか、わかりますよね? 本当の過疎対策、つまり「将来発展の見込みがない地方に住み続ける人を支援する」つもりなら、フロー(ここで言う生活費)への支援は全額国が面倒を見るべきだ。ただ、そのためには国の収入を増やすための手だて(要するに増税)は避けられない。国が借金したんじゃ意味がない。 結局、「田舎に俺らの税金を渡すなんてけしからん!」という都市部の意見と、「地方を見捨てる政治家には投票しない!」という過疎地の意見、双方にいい顔をするための制度なんですね。 こうして、日本全体が沈没していく… |
||
|
||
それがどうした!メインページへ |