◆写真相談コーナー(初級・中級以下の方を対象)
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2000.9.10 開設 《 Photographer 真樹 》
質問22:最近のデジタルカメラは600画素クラスのものがでてきています。ここで素朴な疑問ですが、 もし銀塩フィルム(35mm)をデジタルとみなした場合何万画素になるのでしょうか? 【相談者:鈴木kさん】 (2002.11.23) デジカメの画素数を上げれば必ずしも綺麗に写ると言う訳では有りませんし、又、フィルムもネガフィルム、リバーサル フィルムの種類によっては、かなり違って来ます。写真は、『精細(細かさ、ピント)』『精彩(クリア、発色)』が 重要で、レンズやフィルムの影響も大きくなります。 質問の回答ですが、たとえば、銀塩カメラ(35ミリ)とデジタルカメラがラインナップ上で同じ位置のものを、 1.『カラー写真』で『精細(細かさ)』だけで比べた場合、銀塩フィルムは、デジカメの300万画素位でしょう。 2.『白黒写真』で『精細(細かさ)』だけで比べた場合、銀塩フィルムは、デジカメの600万画素以上になるでしょう。 ※35ミリ銀塩一眼レフカメラで撮影したものを展覧会に出展する時は、カラーでは四つ切(A4より一回り大きい)、 白黒では全紙(A3ノビの2倍位)にします。それは、、『精細(細かさ、ピント)』が保てる様(範囲)にです。 一方、デジタルカメラの300万画素はA4まで、600万画素はA3ノビ位までの印刷には耐えられます。 但し、『発色』を考えると、デジカメは銀塩のリバーサルフィルムには、まだかなわないと言えます。 ◆参考に、真樹フォトギャラリーHPの『4.近年カメラ事情』の第1回、NO.2,3 を御覧下さい。
質問21:初めまして、最近、PENTAXさんのMEsuperを知り合いから譲っていただきました。 今まで何も分からず AF機で撮っていたもので、いざMF使うとなるとストロボの必要性が出てきて、 何を購入すればいいか分かりません。昔のカメラなので、今販売されているストロボでは対応できないので しょうか?教えて下さいお願いします。 【相談者:ISHIMORIさん】 (2002.11.16) 最近のカメラメーカーのストロボは、同メーカーのAFカメラボディとの組み合わせで、AUTO撮影(メーカー独自シス テム)とマニュアル撮影が可能、またMFカメラとの組み合わせではマニュアル撮影のみ可能のものが多いです。 但し、念の為、MFカメラとの組み合わせの際は、メーカーに御確認下さい。 ストロボメーカーのストロボですと、MFカメラとの組み合わせで、AUTO撮影とマニュアル撮影が可能なものが有ります。 では、マニュアル撮影とAUTO撮影を御説明して起きましょう。 (1).マニュアル撮影:これは、撮影毎にカメラ側の絞りを適正に合わせるものです。 (絞り値)=(ガイドナンバー)÷(被写体までの距離) たとえば、ガイドナンバー(20)のストロボを使い、被写体までの距離が(5m)の時は、絞り値は(F4)に成ります。 カメラの絞りを(F4)にして撮影します。 ストロボによっては、光量(ガイドナンバー)を何段階かに変えられるものも有ります。 ★ガイドナンバー:光の量を表す番号で、大きいほど光量は多い。 (2).AUTO撮影:こちらは、(1)に対し、カメラ側とストロボ側の絞り値を(F4)にセットしておけば、被写体まで の距離をストロボ側の赤外線で距離を測り、適正な光量を発光してくれます。(ガイドナンバーを調整してくれます。) 従って、AUTO撮影の出来るストロボが良いですね。 私としては、サンパックの下記のストロボを推薦致しますので、御参考になさって下さい。 【推薦ストロボ】 4機種挙げます。価格は消費税抜きの価格です。 ※下記ストロボは、35ミリのレンズまでカバーしますが、オプションのワイドパネルを装着する事により、より広角レンズ までカバー出来ます。 @No.1,2:オプションのワイドパネル(WK-4、定価\400)装着により、28ミリまでカバー可能。 ANo.3,4:オプションのワイドパネル(WP-S1、定価\900、20ミリ用+28ミリ用)装着により、20ミリまでカバー可能。 1.社名:サンパック 機種名:auto20SR 定価:¥8,450 → ビックカメラ価格:¥3,980(次回10%還元) ガイドナンバー:20 撮影範囲(ISO100): F2.8 1.4〜7m ,F5.6 0.7〜3.5m ★意味ですが、絞りはF2.8 とF5.6 の2種類しか使えません。 ISO100のフィルムを使った場合、カメラ側とストロボ側の絞りをF2.8にして撮影すると、被写体までの距離が、 1.4〜7mの間でストロボが適正な光量を発光してくれて適正露出となります。F5.6の場合は 0.7〜3.5mの間で 適正に撮影できると言う意味です。 2.社名:サンパック 機種名:B3000 定価:¥14,950 → ビックカメラ価格:¥8,160(次回10%還元) ガイドナンバー:30/7.5 ★意味は、30と7.5の切り替えができます。 撮影範囲(ISO100): F2.8 1.5〜10.7m ,F5.6 0.7〜5.4m 3.社名:サンパック 機種名:auto25SR 定価:¥14,700 → ビックカメラ価格:¥7,080(次回10% 還元) ガイドナンバー:25 撮影範囲(ISO100): F2.8 1.4〜8.8m ,F5.6 0.7〜4.4m 4.社名:サンパック 機種名:B3000S 定価:¥17,800 → ビックカメラ価格:¥9,800(次回10% 還元) ガイドナンバー:30〜5.5 ★AUTO撮影の他にマニュアル撮影時には、5段階に光量(カイドナンバー)を変えられます。 撮影範囲(ISO100): F2.8 0.5〜10.5m ,F5.6 0.5〜5.3m これで御理解できましたでしょうか?判らない事が有りましたら、また御質問下さい。よろしくお願い致します。
質問20:保管状態が悪いとレンズにカビが付着すると言いますが、どの部分に付着するのでしょうか? それといったん付いたカビは、オーバーホールなどで取ることはできないのでしょうか? 【相談者:fukakuroさん】 (2002.11.14) 湿気の多い所に長期間置いておくとレンズにもカビが生えます。レンズは何群何枚と言う様に、レンズの筒の内部は何枚もの レンズが入っておりますが、その内部のレンズにまでカビは生えます。 どの部分に生えるかと言う事ですが、レンズ全面に生えて来ます。レンズを照明などに向けて覗いて見ると、ホコリか? カビか?は判断できると思います。カメラメーカーのサービスセンターに出せば、カビの除去できるとは思いますが、 料金は調べて見ないとちょっと判りません。まずはサービスセンターに御相談なさって下さい。 また、カメラ、レンズを大事になさる場合は、除湿機の中に入れて保管する事をお勧め致します。 【東洋リビング(株)、トーリハン(株)などの除湿機】 但し、これらの除湿機は、カビの発生を抑えますが、どうも一旦発生したカビの繁殖を抑える事はできない様です。 従いまして、カビの発生した機材は除湿機の中には入れない方が良いです。入れた場合は、他の機材にも移る可能性が有る とメーカー側が言っております。
質問19:オリンパスL-20を使っています。人物撮影で、髪の毛の1本1本までシャープに撮りたいと思って いるのですが、やっぱり三脚は必需品なのでしょうか?何か良い方法ありますか? 【相談者:bugさん】 (2002.10.13) bugさんのお持ちのカメラは、オリンパスL-20(レンズ一体型銀塩一眼レフ)レンズ:28ミリ〜110ミリ(F4.5〜F5.6)ですね。 一般的に、シャープに撮る為には、下記の3点等に注意が必要です。 @ピントを性格に。 止まっている毛の撮影の時のジャッタースピードは低速でかまいませんが、手持ちでの手ブレを考えると、1/60秒より 速く切って下さい。また、手ブレによるピンボケも考慮して、絞りを一段回絞ってピントの合う幅を取って下さい。 ★1/60秒・一段階の絞りを可能にする感度のフィルムを選んで下さい。(ISO400かな?) Aクリアなレンズを使う。(高価なレンズは透明度が違います。) たとえば、メガネに例えて見ましょう。綺麗に拭いたレンズと曇ったレンズのメガネをかけて見てみましょう。 双方とも被写体にピントは合いますが、見える鮮明度・透明度が違います。 ★bugさんのカメラはレンズ一体型なので、残念ながらこの項目は対象外です。 Bフィルムの選定。 ネガフィルムの粒子の数は1600万粒子くらいで、リバーサルフィルムは、3000〜4000万粒子有りますので、 リバーサルフィルムを使用すると幾分は鮮明に写ると思います。色合いも良くなると思います。 但し、リバーサルフィルムは感度が小さい方が色合いは段違いに良くなります。 ★bugさんのレンズは暗いので、ISO400のリバーサルフィルムかな? ISO400のネガフィルムよりは、かなり綺麗に写ります。 (注意)リバーサルフィルムのプリントの際は、『プリント上で適正露出になる様にプリントして下さい。』と 言って下さい。黙って出すとフィルム上より暗くプリントされる恐れが有ります。 以上ですが、理解できましたでしょうか?
質問18:モルト交換についてお教えください。古いカメラを数台持ってますが、モルトがベタベタ状態で 禿げかかっています。これは素人でも交換可能でしょうか? 【相談者:モルターさん】 (2001.12.24) 基本的には写真撮影から写真作品の作成までの相談を受け付けております。カメラの設計・製造・修理・サービスに付いては、 カメラメーカーに問い合わせた方がベストですが、私の知っている範囲でお答えさせて頂きます。 @モルトの使われている箇所 モルトは、カメラの色んな所に、衝撃(音も含む)や漏光防止などに使われております。 (ミラーが上がった上のクッション、パトローネの押さえ、裏蓋等の漏光防止等) Aモルトの剥がし方と付け方 一般的にモルトのはがし方は、綺麗に剥がした後にアルコールで拭き平らにします。平らにしたら、モルトをボンド 又は両面テープで付けます。アルコールで拭く時は、他の箇所の塗装も剥がす恐れもありますので注意が必要です。 又、ボンドの付け過ぎは、モルトの劣化を速めます。気を付けて下さい。しかし、剥がしてアルコールで拭くと言っても、 漏光に関する所は剥がしにくく、アルコールも拭きにくい所が多いです。万が一、アルコールが漏れて中に入ったら 取り返しのつかない事にも成りかねません。 Bまとめ 器用な方なら簡単な所(パトローネの押さえ等)は取替え可能ですが、特に漏光に関する所は、カメラメーカーのサービス に任せた方が懸命です。 C参考 たとえば、ニコンでは、カメラの機種名を言えば、その機種用のモルトが1セット¥200で、ニコンサービスセンター 窓口で購入出来ます。ニコンサービスセンターにモルトの取替えを依頼すれば、¥3600×消費税くらいです。 (約10日かかります。)従いまして、詳しくはお持ちのカメラメーカーのサービスセンターにお問い合わせ下さい。
質問17:晴天で逆光という状況で、暗い部分を明るくしたいにはどうすれば良いのでしょうか? 【相談者:こぼらさん】 (2001.7.29) 下記の方法が有ります。 ★1.露出計の測光方法を利用した方法 今のAF(オートフォーカス)カメラでは、測光方法が下記の3種類ほど組み込まれています。@かAを使うと良いでしょう。 取り合えずニコンの名称を使って説明させて頂きます。 しかし、ここで言う露出計の測光方法による方法は、被写体を明るくした分、背景もその分明るくなります。被写体のみ 明るくしたい場合は★2番のストロボを使用して下さい。 @ファインダーを覗いた画面全体を数分割して測光するモード(ニコンではマルチパターン測光と言います)ですと、 逆光での被写体も結構良く写ります。 A中央部重点測光ですと、逆光には弱いので、まず被写体を真中(半径12mm)に持ってきてAEロックをし露出を 記憶させてから写して下さい。 中央部重点測光とは、画面中央(半径12mm)に重点を置きながら、周辺部の光量も適度に加味し露出を決定します。 Bスポット測光でも言いのですが、被写体を真中(半径4mm)に持ってきてAEロックをし露出を記憶させてから写して 下さい。スポット測光とは、中心の半径4mmの円の中の光量を測ります。しかし半径4mmと小さいので、黒と白の 測光には弱いです。黒の測光はオーバー気味に、白はアンダー気味に出ます。肌色の測光はOKです。 でもあまり、お勧めできません。 ★2.ストロボを使用(日中シンクロ) ストロボを使用してAEで撮影して下さい。被写体のみ明るく出来背景の明るさは変わりません。
質問16:たとえば、ピントの合う範囲を変えずに明るさを変えるにはどうすれば良いのでしょうか? 【相談者:こぼらさん】 (2001.7.29) 一般的には、シャッタースピードを遅くします。では実際にどう操作するかと言うと @AEを使っている場合:絞り優先AEを使い『+補正』をして下さい。シャッタースピードが遅くなり光量を多く取り 込み明るく写ります。 Aカメラの露出計で適性露出を測定した後、マニュアルモードにしてシャッタースピードを遅くすれば、光量を多く取り 込み明るく写ります。 但し、シャッタースピードを遅くする事で、ブレの可能性が有る場合は、ISO感度の高いフィルムを使うか、三脚の使用を お勧め致します。
質問15:カメラには、絞りとか露出とかを意図的に設定する事で色々な写真が楽しめる事は分かったのですが、 イマイチ用語の意味・機能と設定方法が分かりません。質問なのですが、絞りとはピントの合う範囲が 変わるんですか?また、明るさが変わるのですか?露出とは? 【相談者:こぼらさん】 (2001.7.29) まず、露出と絞りとシャッタースピードの関係について解説致します。まず、カメラのレンズは人間の目と同じ様な物と お考え下さい。露出(値)とは、光の量(光量)と考えて下さい。太陽の光(光量)が強いと人の目は、まぶしくて 目を細くします。無理に目を大きく開けたら、目は長く開けていられません。また、もっと目を細くすれば、長時間 開けていられます。カメラで言う絞り(値)とは、人間の目を開けている細さ太さを意味します。シャッタースピードは、 人間の目を開けている時間を意味します。 ★1.光量(露出値)を、たとえば、まず二次元で考えて見ましょう。(ここでは、ISO100のフィルムを使った としましょう。意味は無いです。) たとえば光量(露出値)は、縦(絞り値)×横(シャタースピード)の面積で表せます。カメラの露出計で測った適性 露出(光量)で撮影する場合では、光量の面積は変わりませんので、絞りを多く(深く)絞れば、シャッタースピードは その分遅くするなります。絞りを多く(深く)絞るとピントの合う奥行きが広がります。これは人間の目でも同じで、 遠い所が見にくい時に、目を細めると見えたりしませんか?人間の目も目を細めるとピントの合う奥行きが広がります。 シャタースピードは遅くすると、動いているものは流れて写ります。どちらを優先するかで、片方は必然的に決まって しまいます。通常、美術写真の場合は、一般的にピントの合う奥行えを優先する為、絞りを優先します。 ★2.光量(露出値)を、今度は三次元で考えて見ましょう。 たとえば光量(露出値)は、縦(絞り値)×横(シャタースピード)×高さ(ISO感度)の体積で表せます。 二次元の時に加えてフィルムのISO感度が加わります。フィルムのISO感度とは、早い話がフィルムの現像時間の事と 思って下さい。ISO感度の少ないフィルムは、一般的には発色に優れてます。3つのうちどの順に優先するかを考えなく てはいけません。人によって違いますが、私は下記の優先順位です。(但し、場合によっては変える事も有ります。) スポーツ写真は、シャッタースピード(ぶれない速さ),絞り,ISO感度の順です。 風景写真は、ISO感度(低いもの、ISO50),絞り(深め),シャッタースピードの順です。 風景の場合は、優先をこの順で決めて行くと、手ブレをおこすシャッタースピードに成る場合は有ります、その場合は 三脚使用をお勧めします。私は、スポーツ写真でも風景写真でも、AE(自動露出)を使う時は、上記の優先順位を考慮 して絞り優先AEを使います。
質問14:テレコンバーターと言うのがありますが、どういうものなんですか? 初めて聞く言葉なので?マークです。接写リングのようなものですか?教えてください。 (2001.6.25) テレコンバーターは、1.4倍と2倍があります。たとえば、テレコンバーター(×1.4)は、通常のレンズと カメラボディの間に装着する事で、基のレンズの焦点距離を1.4倍にするレンズです。 (但し、メーカーによって名称が違い、テレコンバーター、エクステンダ等と呼ばれております。) しかし、明るさも1.4倍になりますので御注意下さい。 200ミリ,F4のレンズに、テレコンバーター(×1.4)を装着すると、280ミリ、F5.6に成ります。 テレコンバーター(×2)を装着すると400ミリ、F8に成ります。しかし、オートフォーカスが正常に作動するのは メーカー推奨がF5.6迄ですので、F8ではAFは正常に動かないと思いわれます。またメーカーの純正の テレコンバーターによっては、使用できる基のレンズを指定している場合が有りますので、確認して下さい。 テレコンバーターも純正以外の物も有りますが、高価な純正レンズには純正のテレコンバーターをお勧めします。
質問13:今回は尾瀬で残雪がまぶしかったので、PLフィルターを装着して撮った写真があるのですが、 その写真だけフィルムの4角にフィルターの黒い枠が写ってしまいました。 どうして、こんなふうになってしまったのでしょう?教えていただけますか? (2001.6.25) それは、ケアレ と呼ばれるもので、フィルターの黒い枠が写ってしまったものです。これは、撮影時の画角が、 フィルターの黒い枠の高さを越えられなかった事を表わします。 早く言えば、フィルターの枠の高さを低くすれば解消できます。 1.フィルターを2枚重ねていませんか?フィルターは1枚にしましょう。 又、フィルターを2枚重ねて使うと、その分、透過率が落ちて画像の質(クリアーさが落ちる)が悪く成ります ので気を付けましょう。 2.通常のフィルターの高さでは、28ミリ迄はカバーできますが、それ以上の広角ですと、ケアレ が発生します。 従いまして、28ミリ未満(例:24ミリ)の広角のレンズ用には枠の高さの低いフィルターが発売されております。 ★お礼の言葉:フィルターを2枚重ねていました。真樹さんよく判りましたね。びっくりしました。 さすがだなあと思いました。
質問12:キヤノンの一眼レフでデジカメとして使用できるものもあるそうですが、それは、普通の一眼レフと 同様に使えて画像をフィルムに記録する変わりに、PCカードに記録させると言うことなのでしょうか? (2000.12.3) 違うと思いますよ。銀塩とデジタル兼用と思っていらっしゃいます?今現在兼用できるカメラはありません。 銀塩の交換レンズを使える一眼レフタイプのデジタルカメラの事だと思います。もちろんデジタルカメラですので フィルムは必要有りません。CF(コンパクトフラッシュ)カードなどのメモリーを使います。 でも、キヤノンD30では、EOS−KISS レベルのボディを使用して、定価が35.8万円します。 ニコンD1では、F5とF100の中間のボディを使用して65万円します。性能は銀塩に匹敵しつつありますが、 まだまだ高価ですし、開発途上の分野ですので、まだまだ買えません。 ニコンD1はリーバーサルフィルムで500本撮影すれば元が取れます(ボディ代がペーできる)が一般の人は そんなに撮りませんしね!
質問11:フラッシュのガイドナンバーってなんのことですか? 取説に「 ガイドナンバー 36〜9(ISO・100−m)」などど書いてあるのですがよく判りません。 よろしくおねがいします。(2000.10.14) フラッシュやストロボのガイドナンバー(GN)とは、シンクロ撮影の時(フラッシュ、ストロボを使った撮影) の露出値を算定する為の数値の事です。光量の発光能力を示す係数と思っても良いでしょう。 GN=発光距離(被写体迄の距離m)× 適正露出の絞り値 たとえば、GNが36で被写体迄の距離が9mの場合は適正絞り値はF4と言う事に成ります。 但し、日中シンクロ等、背景の露出の方が明るくなる場合は、マイナスの露出補正が必要と成ります。 次に、質問のGN36〜9と言うのは、GNが36〜9の間で変化(調整)出来ると言う意味でしょう。 又、(ISO・100−m)と言うのは、(ISO100・m)の間違いではないでしょうか? 例:GN最大36(85mm時、ISO100・m、20℃)と記載があれば、気温20℃で焦点距離85mm のレンズとISO100のフィルムを使った場合は(絞りはF1で)最大で36m先まで光が届くと言う意味です。 最近のストロボはズーム機能が付いているものが有り、ストロボの照射角を撮影レンズの画角に合わせて 調整出来ます。望遠に成るに従ってGNが大きくなり、より遠くに光を飛ばす事が出来ます。 また、最近は難しい調整などもカメラとストロボ側でやってくれるものが多いです。 ★フラッシュ(閃光電球):瞬間的に発光する写真用照明電球の事を言い、1回の発光のみで使い捨てです。 ストロボ:エレクトロニック・フラッシュうやスピードライトと呼びます。コンデンサーに蓄電しますので 連続して発光できます。
質問10:私は今、28mmのレンズが欲しいと思っています。カメラ雑誌を見ていたら、28〜300mmの ズームレンズが載っていました。広角と望遠レンズとの交換の手間が不用と言う事で便利ですが、反面、 不都合もあるのかな?とちょっと、疑い深くなってしまいます。迷っている私に、アドバイスお願いします。 ちなみに現在、35〜80mmと70〜200mmのレンズを所有しています。(2000.9.30) 28〜300mm(F6.3)はコンパクト設計で便利な反面、暗く又クリアさにも劣ります。 レンズが暗い分シャッタースピードが速く切れない事から、フィルム感度を上げる羽目となったり、またレンズが クリアで無い分、高描写(高精細・高精彩)な画像が得られません。【高精細:鮮明さ,高精彩:発色の良さ】 35〜80mmと70〜200mmを持っていると言う事なので、28〜300mmとはダブル事にも成ります。 下記の用途に応じてお決め下さい。頑張って下さいね! @便利さを追求するのでしたら、28〜300mmレンズをお薦め致します。 A今後、高画質・高描写を目指す予定でしたら、純正28mm(F2.8)をお薦め致します。
質問9:雑誌に 6x7 105mmというようなデータがあって、判らなかったのですが、多分、中型カメラ? の事なんだと思いますが、普通の1眼レフとどの様な違いがあるのか教えて下さい。(2000.9.26) そうですね。6x7とは中型カメラの事です。普通は35ミリカメラで撮影したものからの引き伸ばしサイズは、 カラーフィルムで四切りまでが一般的です。それ以上の大伸ばし(より高画質)を必要とする場合は中型カメラを使います。 但し、私は、白黒の場合は35ミリカメラで撮影したものも、全紙まで引き伸ばしています。 次に、6x7 のレンズで105ミリとはどんなレンズかを説明致します。 ここをクリックして下さい。
質問8:レンズのF値のことなのですが、レンズによって違うということまでは判るのですが、良く判りません。 135ミリ/F値2とはどう言うレンズなのでしょうか?(2000.9.25) レンズのF値とはレンズの明るさを示す数値で、有効口径(レンズに入射し絞りを有効に通る平行光束の直径)と 焦点距離(第2主点と∞撮影のフィルム面までの距離)の比を言います。 【 有効口径 : 焦点距離 =1:F値 】です。 焦点距離とF値は無限遠でピントを合わした時のものを言います。厳密には撮影距離が近くなると一般的にレンズが 前方に移動する為、第2主点とフィルム面までの距離が無限遠の時より長くなり、またその分フィルム面も暗くなります。 しかし一般的に単焦点レンズ等では明るさの低下は無視できる程度です。説明が難しくなってすみませんが、135ミリ /F2のレンズは、焦点距離が135ミリ/有効口径が67.5ミリ/F値が2のレンズの事を言います。
質問7:私の持っているズームレンズに、35ミリ〜80ミリ/F4〜F5.6 と記載されているのですが どう言う意味でしょうか?(2000.9.25) 一般的に焦点距離が長くなると、その分フィルム面も暗く成ります。 焦点距離が35ミリの時には開放値がF4です。焦点距離が長く成って行くと開放値もだんだん暗くなって行きます。 80ミリの時には開放値がF5.6に成ると言う意味です。
質問6:写真をするに当たって一般的に知っておいた方が良いと思う知識をアドバイス下さい。(2000.9.22) ちょっと、まとめて見ましたので参考にして下さい。写真頑張って下さい。楽しいですよ! ここをクリックして下さい。
質問5:リバーサルフィルムとネガフィルムの利点をアドバイス下さい。(2000.9.18) リバーサルフィルムとネガフィルムのプラス面とマイナス面を説明致します。 1.リバーサルフィルム 基本的にプリントの際の露出補正は出来ませんので、撮影が全てと成ります。 (プリント時の明るさの補正は可能ですので、それによる色の濃さの変化から、色が変わった様に見えます。) 但し、利点としては、自分が撮影した時の状態がフィルム上そのまま再現される為、撮影時の露出のズレが判り 反省でき露出決定の上達に結びつきます。 2.ネガフィルム 利点は、撮影で多少失敗してもプリントの際に露出補正が出来ます。 但し、ネガフィルムはプリントの際に機械が勝手に露出補正を行う為、撮影時の露出のズレが自分で 判らず反省できません。(その場合は、プリント依頼時にカメラ屋さんに露出補正をしない様にお願いして下さい。)
質問4:リバーサルフィルムには、プロ用と一般用が有りますが何が違うのでしょうか?(2000.9.18) プロ用の方が一般的に色の発色が良いと言う事と、製造後すぐに最高の性能を発揮する様に作られている為 賞味期間が短く(1年〜1年半位)、経時変化を抑える為に保存温度が13度以下での保存と指定されています。 それに対し一般用は、賞味期間は長く(1年半〜2年位)で、保存は常温と成っています。 フィルムは量販店で購入した方が、賞味期間が長いです。
質問3:昼間にストロボを使って撮影すると、人物が明るくなり過ぎる事が有ります。 どうすれば良いでしょうか?(2000.9.18) 日中シンクロの場合は、背景が明る過ぎるため人物が露出オーバー気味になる事が有ります。 ストロボは弱めに補助光として使って下さい。 対処方法:下記を推奨致します。 @ストロボ側で状況に合った適度のマイナスの露出補正を行って下さい。(例:-1/3補正) 背景の露出はそのままで、人物のみ露出アンダーに出来ます。 尚、人物もバックも露出オーバー気味の時はカメラ側で適度のマイナスの露出補正を行って下さい。 背景も人物も同じだけ露出アンダーに出来ます。
質問2:質問1での回答で、『蛍光灯等のオレンジ色が被写体の表面に回って来る事も有ります。』 と有りますが、オレンジ色が回らない様にするには、どうすれば良いでしょうか?(2000.9.18) フィルム感度を上げて(ISOの数値の大きいフィルムを使って)質問1での回答の@Aを実行して下さい。 @では、感度を上げた分、シャッタースピードが速くなります。 Aでは、感度を上げた分、マニュアルでシャッタースピードを速くしましょう。(推奨は、1/125秒以上) 追記:全体を明るく撮影したい場合一般的には、背景が幾分明るい時はストロボ光を弱めにしシャッタースピードを遅く して背景の光を生かします。また、背景が暗い時は、絞りを多めに取る(より深く絞り込む)等して、ストロボ 光を強くして部屋全体にストロボ光が回る様にして撮影します。
質問1:室内でストロボを使って撮影すると、時々背景が実際より暗く写る事が有りますが、 どうしてでしょうか?(2000.9.10) 通常オートでのストロボ撮影の場合、ストロボの光を当てた被写体に露出を合わせ、手ブレを起こさない シャッタースビードで撮影されます。しかし背景が暗く写る場合は、背景の露出に合わせる必要が有ります。 普通露出は、感度・絞り・シャッタースピードで決まりますが、ストロボ撮影の場合は感度・絞り (絞り値=ストロボガイドナンバー/距離)で決まります。シャッタースピードはストロボと同調するシャッタースピード 以下で有れば問題有りません。 従って、シャッタースピードを遅くする事によって、被写体と背景の露出を合わせる事が出来ます。 但し、蛍光灯等の有る場所であまり遅く(1/60秒以下)すると、蛍光灯等のオレンジ色が被写体の表面に回って来る 事も有ります。 対処方法:下記を推奨致します。 @撮影モードを夜景モードにしてオートで撮影下さい。カメラがシャッタースピードを遅くして背景に合わせてくれます。 Aカメラの露出をマニュアルで、なるべく背景に露出を合わせ(絞りとストロボに同調するシャッタースピードを決め)、 ストロボはオートで撮影しましょう。ストロボが適量の光量を被写体に当ててくれます。 但し、@Aは場合によっては三脚が必要となります。