「ガリラヤのシンディアナ」ニュース

シンディアナと連携団体のお知らせです

*パレスチナ・オリーブ石けんは、ナーブルス(パレスチナ自治区)で作られた石けんを「ガリラヤのシンディアナ」で包装・出荷しています。

前号の『ぜいとぅーん』で、3月末にどうにかまとめてナーブルスからガリラヤへ出荷する予定、と書いた石けんですが、予定から遅れて4月下旬に無事にガリラヤに運ぶことが出来ました。

イラク攻撃の始まった3月下旬にナーブルスの石けん工場に電話をしました。ナーブルスの様子を聞いたついでに「無事に出荷できた?」と尋ねたら「いま作っている」と言われて、あれ?と思いました。よく聞いてみると、3月は外出禁止令が多く、なかなか工場に出かけられなかった、またオリーブオイルを工場に運ぶのも難しかった、とのことでした。

そして、さらに数週間待ってタイミングを見て石けんが出荷されました。外出禁止令の時にはトラックを出せませんし、禁止令が出ていなくとも、パレスチナの製品を積んだトラックが検問所を通過することは難しく、道路が封鎖されているところも多いので、その度にルートを探さないといけないのです。

石けんは、通常、製造後自然乾燥で数ヶ月置きますが、今回は、厳しい状況のなかで、十分な広さの場所を借りられないこと、出荷のタイミングを逃すといつ出せるかわからないことなどから、ガリラヤに運んでしまってから、「シンディアナ」で場所を作り乾燥させています。

オリーブ石けんはナーブルスの工場と「ガリラヤのシンディアナ」の連携プレーで作られているのです。

ナーブルスの石けん工場には6月末にも電話したのですが、電話事情が悪くあまり話すことが出来ませんでした。製造できたりできなかったり、出荷できたりできなかったりといういう状況は相変わらずのようです。一方で、娘が学校でいい成績で表彰されたんだ、なんという明るいニュースもあったようです。

 

*「ガリラヤのシンディアナ」がIFAT(国際オルタナティブ・トレード組織連盟)へ加盟申請中で、ちょうどいま、ニューキャッスル(イギリス)での年次総会に出席しています。IFATは、途上国における社会・経済的弱者の労働環境と暮らしの改善と、現在の不公正な貿易の構造を変え公正な交易を実践することを目指す組織の連合体です。メンバーは50カ国、160団体以上で、日本では、ネパリ・バザーロ、グローバル・ヴィレッジ、ぐらするーつが加盟しています。
IFAT (英語サイト)
ネパリ・バザーロのサイトに規約の日本語訳など詳しい説明が掲載されています。

 

*関連団体の「ビデオ'48」は、ユダヤ系イスラエル人の町カルミエールの拡大に伴う、ガリラヤ地方のパレスチナの村の土地没収を描いた「Not In My Garden(私の庭ではないところで)」を2000年10月に製作しましたが、この度ようやく、イスラエルのケーブルTVで放映され話題になったそうです。(英語版ビデオは50ドル--現地からの送料込み--、日本語版ビデオはパレスチナ・オリーブから4000円--送料別--で販売しています)

「ビデオ'48」は、「A Job to Win(仕事を勝ち取る)」を製作しました。1992年以降、イスラエル政府がガザ地区・ヨルダン川西岸地区のパレスチナ人労働者を締めだし、建設業者に外国人労働者を雇う許可を出しました。外国人労働者(主にルーマニア、ポーランド、中国)は増え続け、イスラエル国籍のパレスチナ人も職を失いました。この状況の人々と、イスラエル内のパレスチナ人労働者の雇用回復に取り組む関連団体のワーカーズ・アドバイス・センターWACの活動を描いた作品です。

そして! 「ビデオ'48」の長編第3弾はガリラヤの農業問題と「ガリラヤのシンディアナ」を追います。これから撮影ですので、楽しみにお待ち下さい!!