「ガリラヤのシンディアナ」ニュース

ボトル詰めなど今シーズンのオリーブオイルの出荷に忙しいシンディアナの女性たちが、一息ついて、ハイファの港に見学に行きました。荷揚げ、荷下ろしを見て説明を聞いたり、港の倉庫見たりしました。シンディアナのオリーブ製品がたどる道の一部を見たわけです。「この港から世界へ、、、」というのは感慨深いものがあったようです。オリーブオイルはハイファ港から、日本や、ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアへ向かいます。彼女たちは、「次は、いつか、私たちがそこへ行きたい」と言っていたそうです。

3月8日は国際女性デーです。シンディアナは、パレスチナ人の平等実現とともに、女性の平等実現についても意識的で、毎年イベントを行っています。今年は、WAC(イスラエル内のパレスチナ人労働者のための団体)が、シンディアナの女性たちに働く女性として、お祝いと敬意を表し表彰したそうです。

イスラエル内のパレスチナ人の家父長制をテーマに撮った興味深い映画「アタシュ(渇き)」があります。詳しくはこちら


ナーブルス石けん工場

4月始めにナーブルスの石けん工場のマジュタバさんに電話で話を聞きました。彼は「私も家族も元気だ」と言いますが、ナーブルスの状況は相変わらずよくありません。

ナーブルス以外のジェリコ、カルキリヤ、トゥルカレム、ラマッラーなどの都市では、検問所が減ったりイスラエル軍が撤退しています。「他地域ではちょっとは状況が良くなっている。ほんのちょっとは。またすぐ悪くなるかもしれないけど」なんて話しているうちに、「聞こえる??」と言われ、電話口で耳を澄ますと、なんと銃撃の音。数分間続きました。夕方5〜6時頃、ナーブルスの町の真ん中でイスラエル軍の銃撃。「ほら」とマジュタバさんは笑っていましたが、笑うしかない状況なのでしょう。

石けん工場は前号の通信で報告した通り、販売が難しく経営が苦しい状態が続いています。11月末の時点でナーブルスから送った石けんがガザに入れず、検問所で1ヶ月留め置かれていましたが、それは結局入れないままでした。そんな中でも「こんな石けんを作ってみようと思う」「5年前(アルアクサ・インティファーダ前)に建てて一度も操業しないまま行くこともできなくなっていた工場への検問所がやっと通りやすくなった。移転も検討している(現在は小さい場所を間借り中)」など(実現かどうかは別として)前向きな話をしてくれました。そして日本での石けんの売れ行きを尋ねるので、私は「急激に売れてはいないけれど、みんなが気に入って紹介してくれて少しずつファンが増えているよ」と伝えました。マジュタバさんが「日本で毎月何十トンも売れるといいけど」と言うので、私は「努力してみるよ。仕事人間になろうかな」と答えました。最後は互いに本音半分冗談半分。石けんをご愛用して頂いている皆さま、ぜひ周りのお友達にも宣伝してください!

 

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