「ガリラヤのシンディアナ」ニュース

早い地域では、オリーブの収穫が始まりました。ガリラヤは北部に位置しますので、11月〜12月にかけて収穫します。オリーブは1年おきに収穫の多い年と少ない年を繰り返します。そして今年は少ない年です。

シンディアナでボトル詰め等をして働いているサーミヤさんは、静かで落ち着いた雰囲気の新倉庫で働きながら、「ここは自分の場所で、誰からも支配されていない、と感じる。お金だけでなく、社会に貢献している。(ハアレツ英語版11/24号)」と言っています。11月末にシンディアナを訪問し、次号で報告します。

シンディアナは農業団体ですが、アル・バカー・センター(子どもの教育を支援)やマアン(WAC、労働者を支援)と協力して活動しています。連携していることで、広がりのある活動になっているのです。

アル・バカー・センターは、毎年サマーキャンプを行なっています。イスラエルの学校では学べないパレスチナの歴史や文化を学ぶことが目的の一つです。今年は、ヤーファ、ナザレ、ウンム・ル・ファヘムで、合計120人の子どもたちと、45人のユース・ボランティアが参加しました。

センター等の活動に参加している子どもたちや、マアンの家族がキャンプの主な参加者ですが、希望者が多くこのような活動が求められていることを実感したそうです。

今年は「歴史の中の労働者」がテーマ。実際にモノを作ったり料理を作ったりしながら演劇をするなど、工夫されたプログラムで子どもたちも楽しみました。

 

ナーブルス石けん工場

いまは、ラマダーン(断食月)で、1年で一番華やかで楽しい季節です。電話したとき、マジュタバさんは、ちょうど子どもたちと一緒にラマダーン用のお菓子を買うところでした。

前号の通信でお知らせした通り、軍事封鎖のために5年間行くことができなかった石けん工場をやっと操業しました。

「今までは、小さな工場を間借りして石けんを作っていたけれど、今度は石けん工場用だから広いし、より清潔になったし、石けんを作りやすくなった」など嬉しそうに話してくれました。「足りないのは仕事(注文)だけ」と。この石けん工場からシンディアナへの出荷数は増えていますが、パレスチナの地元市場への販売が停滞したままなのです。封鎖で出荷が困難な上に、長引く占領でパレスチナ全体の経済状況が悪化、購買力が低下しているなどの複数の要因が重なっています。3〜4人の職人さんが、1週間に3日ほど働くだけの状況が続いています。

10月16日以降、約半年ぶりにヨルダン川西岸地区で大規模な封鎖が行なわれています。検問所は、特別な許可証がないと、個人も商品も通過できません。マジュタバさんも、新工場に行くことはできるけれど、他の町に商品を出荷できない状況です。

 

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