『ぜいとぅーん』29号(2007.6.7発行)


レバノン情勢

5月末から、レバノン北部のパレスチナ難民キャンプの一つ、ナハル・エル=バーレドがレバノン軍に攻撃され、多数の住民が避難を余儀なくされています。3〜4万人の住民のうち数千人はまだキャンプに取り残されていると言われています(実数不明)。当初は、国連機関、救援団体、報道機関の立ち入りも禁止されていたようです。

ファタハ・イスラームという武装グループが(パレスチナ人はほとんどいないそうで、ファタハとも何の関係もありません)、ナハル・エル=バーレドキャンプに逃げ込み、レバノン軍と交戦になっている模様ですが、レバノン軍の砲撃によって住宅や、子どもたちの施設が破壊され、キャンプは壊滅状態。住民にも死傷者が出ています。

多くの住民が、バダウィ・パレスチナ難民キャンプなど周辺に逃げています。このため、バダウィの人口は1.5倍にもなっていますが、物質面、インフラ面、保健衛生などのサービス面のいずれも不足、寝泊まりする施設も足りません。

両方のキャンプとも、日本のNGOが支援し、関係の深いところです。詳しくは、サイトの報告をお読みください。現地からの悲鳴が聞こえます。

パレスチナ子供の里親運動
パレスチナ子どものキャンペーン

イベント情報

ブサイナ・ホーリー監督来日トーク巡回上映 ドキュメンタリー映画『Women in Struggle』

イスラエルに拘留されていた元政治犯のパレスチナ女性たちが、拘留時の堪え難い経験や現在のパレスチナの日常の困難を自らの言葉で語るドキュメンタリー映画。

6月25日〜7月8日、札幌、仙台、東京、沖縄、広島、大阪、京都で上映があります。(お問合わせ:連連影展FAV 03-3401-8944)

「パレスチナ・オリーブを使ってみよう」

7月3日(火)14:30~16:30
場所:有機生活マーケット vivo
オリーブオイルを使ったクッキングとトーク(皆川)。お待ちしています!

編集後記

パレスチナの地に対する国連分割決議から60年。レバノンのパレスチナ難民キャンプで起きている事態は、難民がさらなる難民になる状況でやりきれません。

第三次中東戦争、ガザ地区・ヨルダン川西岸地区の占領からは40年。ガザ地区では、イスラエル軍の空爆で住民に多数の死傷者が出ています。また、ハマス単独内閣からファタハを含む統一内閣に変わりましたが、多数の国会議員や閣僚がイスラエル軍に拘束されているような状況です。このような中、イドナ女性組合のセンターの話まで飛び込んで来て、あたふたしました。が、私たちは、フェアトレードを通じてパレスチナの人々のエンパワーメントを支えることが、平和につながると信じています。

 

通信目次へ