『ぜいとぅーん』32号(2008.3.8発行)


お料理コーナー番外編〜キャロブ(いなご豆)〜

自然食品として日本でもキャロブ・パウダーをよく見かけるようになりました。パンやクッキーなどに使うことが多いようです。カフェインを含まず、ビタミンB1、B2、カルシウムや鉄分、食物繊維が多いなどの特徴があります。

キャロブ(いなご豆)は地中海原産の常緑樹。夏の終わりに茶色で長さ15cmの堅い実を収穫します。キャロブは、スペインやイタリア(シチリア)、トルコからエジプト、アルジェリアまで地中海沿岸で古代から食されているようです。最近は、アメリカでも栽培されています。

パレスチナでは、キャロブ・シロップを薬(栄養食品)として使ったり、パンにつけたり、お菓子を作ったりしてきました。タヒーナ(ネリゴマのようなもの)とキャロブ・シロップを混ぜることもあります。これはピーナツバターに似た風味になります。キャロブ・ジュースもあるそうですが、まだ飲んだことがありません、、、。

「エジプトでは、たぶん乾燥させた豆を挽いたもの(あるいはさやごと砕いたもの?)にお湯を注ぎ、砂糖を加えたお茶があり、見た目も味もそば茶とか麦茶に似ています。エジプトではどこのアフワ(アラブ・カフェ)にでもあるメニューです。」と東京のYさんから教えて頂きました。

この他、アラブでは、黒っぽい蜜をいろいろ見かけます。ブドウのシロップやナツメヤシのシロップ、さとうきびシロップもあるそうです。

 

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