『ぜいとぅーん』33号(2008.6.21発行)


新刊紹介

田浪亜央江『〈不在者〉たちのイスラエルーー占領文化とパレスチナ』
インパクト出版会、2008年、2400円+税

よくある現地滞在ルポとはわけが違います。アラビア語とヘブライ語、両方に精通した著者が、2年にわたってアラブ・パレスチナ人の多い北部の都市ハイファに滞在しながら、矛盾だらけのイスラエル社会を批判的に見つめています。歴史・政治・文学などの広範な知識に裏打ちされた深い洞察とともに描かれるのは、<不在者>とされたパレスチナ人ーー1948年に追放された<不在>の難民と、イスラエル国内で不可視化されているアラブ系市民ーーの視点から見たユダヤ国家です。

写真やエピソードが満載で、生活がよく伝わる上に、背景までよくわかります。

 

映画案内

『ビリン・闘いの村ーパレスチナの非暴力抵抗ー』監督・撮影・編集 佐藤レオ

8月2日(土)〜アップリンクX(渋谷)、その他地域でも上映可能性あり。

イスラエルによる分離壁の建設に対して、非暴力で立ち向かう村人と支援者を描くドキュメンタリー。世界に向けたパレスチナ人のアピールを、カメラが証言者となって私たちに伝えます。

 

編集後記

地震のご心配を頂きました。ありがとうございました。仙台市内は震度5でしたが、幸い、大きな被害は出ていません。パレスチナ・オリーブも無事でした。

夏のギフトセットの案内を同封しました。ギフトは、夏・冬の他に結婚式の引き出物、内祝いなども承っております。ラッピングを担当しているのはみずゑ。箱にワンポイントつけたものですが、ナチュラルでかわいらしいと好評です。

いま、自宅のベランダにあるオリーブの木に花のつぼみがたくさんついています(パレスチナのオリーブの木ではありません)。

ガリラヤ地方やナーブルスの様子、イドナ女性組合のヌハさんに生まれたかわいい赤ちゃんなどなど、お伝えしたいことはたくさんあるのですが、今号は短い通信になりました。次号をお楽しみに!

 

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