ちょっと前の、映画なんですが
(ストーリー)
航空機墜落事故から奇跡的に生還した主人公(ジェフ・ブリッジス)
が恐怖を感じなくなり「神は自分を殺せない」と信じ、車道を突っ切ったり
屋上の端に立ったり無謀な行動に走る。
と言う事なのだが。
見てて恐怖体験と言うのはこんなに人に対して大きな力を持つものか
と改めて理解した。
いわゆる。墜落時、心が「死の準備」をしたまま、ショックにより停止
してしまった為、生還出来ても心は「死の準備」をしたまんまだったんだ。
生還したのに・・・墜落の恐怖と悲惨な現状に心が受信を拒否したんだな。
人の心って、弱くて脆いんだ。
だよね〜誰しも辛い時には心が堅くなって受信を拒否(閉じこもり)
がちになるものね。
それの、強力拡大版なんだ。きっと専門的な症例名があるんだろう。
パニック後遺症とか・・・。
ラストはね。アレルギーを持ってる食品を、あえて食べた主人公が
瀕死になり「死にかけた時」その時。
やっと・・やっと、ぎりぎりで、主人公の心が「死の淵」から戻って来るの。
感動でした。
人の心ってかくも「弱く」かくも「強い」んだなあ・・・。
人は必ず「復活」するんだなあ。
そう思わせる映画でした。良かったです〜。
[2006年9月19日 21時30分56秒]