昨日、映画「300」を見て来た。
これから、見ようと思う人は、ここから先は読まない方が良い。
ペルシャ帝国無限大の軍勢とスパルタ戦士、300人の戦い。
CMでは、「300人が奇跡を起こす。」と言ってたが・・。
あり??最後は負けてるから、???え~~奇跡じゃないじゃん。
とは思ったが、うん、最後の2分で「泣け」泣けました。
「この抵抗の物語を皆に語り継げ」と、たった一人だけスパルタに
返された兵士が、1年後、ギリシャ連合を率いペルシャ帝国の大群と
対峙する所で映画は終わる。
「全ての兵士がスパルタ王の壮絶なる戦いの物語を胸に
今ここに闘うのだ~~。」
(と言う意味の台詞だったと思う・・正確じゃない。忘れた。)
だが、それは「思い」なのだ、
「屈しなかったスパルタ王」「共に戦った仲間たち」への「思い」
その「思い」が物語として語り継がれ、人々に「思い」が広がる。
「思い」と言うのは大切なものだ
人は「思い」により傷付き、「思い」により勇気を受ける。
「思い」により得た力は、それこそ奇跡まで及ぶだろう。
あの、ギリシャ連合の戦いって、どうなったんだったかなあ?
いまいち、歴史が思い出せない。
あ~~~ペルシャ帝国って、トルコまでだったかしら??
エンディングロールの最後に何かあったのかなあ?
まあ、いいか。
私は、その「思い」だけで十分、感動したんだから。
血みどろの戦いの映画なのに、異様に綺麗な画面だった。
中世の油絵の様な全体の色が美しかった。
ひとつひとつの画面がデザイン画みたいに構図となっていた。
美術の本を、めくってるみたいだった。
また、ペルシャ王のイメージも、まるでROCKスターみたいで
マリリン・マンソンも、びっくりと言うデザイン。
玉座は、これは宇宙船だろう、と思う有様
これっぽっちも、血の匂いも汗の匂いもしない映画だった。
何万と言う「矢」が、降り注ぐ所などまさに「芸術」だった。
たった一人の王が、300の戦士を動かし、無念にも負けた。
だが、たった一人の兵士の「思い」が、それを伝え
聞いた一人一人の思いが、また「思い」を大きくしまた伝わる。
そして、ギリシャ全土を動かし連合を動かした。
・・・・・あ~~~~。そこが「奇跡」なのかな??(むむ~。)
泣けたなあ。人の強さって「思い」の強さなんだろうなあ。
人は「思い」によって支えられ、「思い」によって、生きていける。
辛い場面も、乗り越えられる。
先日、遠く、はるばる(でもないか)
私は、たくさんの「思い」の中に居た。
私の持つ基本特性「へこたれない思い」が
その中の一つとして少しでも何かの力になれてれば、
幸いだったと思います~~~。
[2007年6月19日 21時18分54秒]