[大航海時代U攻略:基本攻略]




1.キャラクター選択

   まずはキャラクター選択。光栄(現コーエー)の攻略本などによると『ジョアン』が初心者用となっているが、これはゲームシステムや内容を理解するためすべての要素(戦闘・交易・探索など)がつまっているからであって決して簡単にクリアできるという事ではない。まあ、最初に仲間になるキャラの能力が多少他より優秀であるという点と物語序盤の月初めに実家に戻ると無条件でお金が手に入るという点は楽かもしれない。
本当に簡単なキャラは『エルネスト』である。彼の目的は世界地図の完成(ゲーム的には冒険名声を上げる事)だけであるから以下の点において簡単である。(詳しくはキャラ別攻略参照)

@:必要な資金は少なくていい。
A:戦闘能力は低いが戦闘の必要がない。
B:クリアすべきイベントは各地域を周っているあいだに自然とクリアする。

   @については、ゲーム序盤にある程度(金塊10〜15)かせいで船を買い換えれば後は食料費ぐらいでこれは地図報告の際の収入で充分である。Aについては、そのままである。Bについては、はっきり言ってイベントと呼べるようなものは物語序盤の『パウラ』が仲間になる所ぐらいであとはエンディングまで港入り口の会話ぐらい。以上のように[資金いらない][戦闘必要なし][イベント簡単]の3つの理由から『エルネスト』が一番簡単であると判断する。
   次点は『オットー』だろうか。序盤は仲間不足&低能力に悩むかもしれないが戦闘のやり方さえ慣れていればクリアに要する時間がかなり短い。同じような理由から『カタリーナ』も序盤のさえのりきって仲間が増え、艦隊を編成できるようになると簡単である。海賊名声キャラ2人(オットーは国籍ありだが)はただ単に戦闘を繰り返していればイベントに必要な名声値をクリアするので楽である。続いて『ピエトロ』で、こいつはイベントでの宝探しが2件ほどある。地図を入手するのにあちらこちらを行ったり来たりするのが面倒かもしれないが結局はそれだけである。宝探しも楽しいものと思い込んでしまえば、6人の中で一番面白いと思えるキャラかもしれない。
   残る2人は結構難しい(あるいは面倒)かもしれない。アルは最終イベントが世界中の港の大半をイスラムの同盟港にするもので、じっくり交易などをやってついでに投資するという形で同盟港を増やす方法では他の5カ国に港の支持率を奪われてしまう可能性が高い。かといって手当たり次第に入港し投資を繰り返すのはゲームをやっているというより作業をやっているというふうになりゲームが面白くなくなる。ジョアンはあっちへいったりこっちへいったり急に戦闘をしなくならなくなったりと大変である。(ジョアンは冒険名声がイベント発生のカギであるので、冒険航海用のスループやピンネースでいる時にこうなるとなおさらである)

キャラクター名 イベント難度 所要時間 航L 戦L 統率 航海 知識 直感 勇気 剣技 魅力
ジョアン・フェレロ ★★★★ ★★★★★   1   1 78 75 73 85 82 82 89        
カタリーナ・エランツォ ★★ ★★   8 10 80 79 65 52 86 92 95        
オットー・スピノーラ ★★ 10 12 92 72 61 43 88 86 82        
エルネスト・ロペス ★★★ 11   1 78 92 86 82 62 53 90      
ピエトロ・コンティー ★★★ ★★★★   4   1 84 80 75 87 53 61 81        
アル・ヴェザス ★★★★★ ★★★★   1   1 80 86 84 65 53 42 80      

航海L以下は初期能力値
航L:航海レベル
戦L:戦闘レベル
測以下は各技能の有無(○は習得済み)

   また、別の角度から各キャラを見てみよう。
   大航海時代2では各キャラクターに測量、地図作成、砲術、会計、交渉の最高5つまでの技能が設定されている。このうち測量、砲術、地図作成はゲーム中に経験を積んで能力値を上げていけば習得可能である。逆に言うと会計、交渉の2つの技能はどんなにがんばっても習得することが出来ない。つまり上の初期能力値を見てもらえればわかるとおり、アル以外のキャラクターは技能をコンプリートする事が不可能なのである。
   かわってここで注目すべきはジョアンの能力値である。航海&戦闘LVは1にもかかわらず、各能力値の最低値は知識の73である。LVが低いという事はLVが上がりやすいと言うことで同時に能力値も上昇しやすいということになる。つまり一番能力値をMAX(ALL100)にしやすいのはジョアンである。他のキャラはいずれかの能力値に穴(極端に低い値)があり場合によっては能力値をMAXにするのにジョアンの何倍もの時間がかかる。又、戦闘LVは航海LVに比べて上げやすいという事があるので海賊系のキャラは不利である。この点から言えばジョアンが初心者用キャラというのもうなずける。
   (技能の点でアル、能力値の点でジョアンというゲームクリアが難しい2キャラがここでは良いという結論)


2.各能力値について

   6人の主人公を含めさまざまな登場人物がそれぞれに多彩な能力を持っている。ここでは、航海士に与えられているそれぞれの能力値の効果を解説する。

   *統率力:
      これが高いと食料と水の割り当てを低くしてもコンディションを下げずに航行できる。(統率100で76%まで下げられる)
   *航海術:
      これは船の航行スピードに影響する。当然高いほうが早く航行できる。
   *知識:
      ゲームでは全くプレイに影響しない。技能習得に必要なくらい。
   *直感:
      集落や港をうまく発見し、仲間航海士の場合、嵐を早く予感することが出来る。
      主人公の場合、集落での発見物を住民の有効度が低くても発見できる。
   *勇気:
      仲間航海士の場合、これが低く忠誠度も低い場合戦闘開始と同時に逃亡する危険性が高い。
   *剣技:
      戦闘での斬り込み、一騎打ちに影響する。
   *運:
      集落での発見物の発見、海上での災害の遭遇確率。
   *戦闘LV:
      砲撃、斬り込み、一騎打ちに影響。
   *航海LV:
      航行スピード、戦闘での移動力。
      なんだか良くわからないが、ガレオン級以上の大型船では航海術が高くてもこれが低いと移動スピードが落ちるようだ。

   なお、値の増減は、
      航海LVのアップ:統率力、航海術、知識、直感が上昇(直感は上がってもコメントがない)
      戦闘LVのアップ:勇気、剣技が上昇
      教会で寄付:運の上昇
      クラーケンに遭遇:勇気の減少(10)
      幽霊船に遭遇:運の減少


3.港の施設

   ここでは大航海時代2をやり始めて間もないとか、これからやってっみようかと思っている人にこのゲームの基礎を紹介するところなのである。(まぁ、簡単に言えば取扱い説明書の一部を加筆修正などして載せているものと言える)まず最初は各港内にある建物の解説である。[]内の言葉は建物グラフィックについているアイコンの絵柄である。ただし、各港すべてにすべての建物があるとは限らない。

   *港[碇]24時間
   ここから海へ出ることが出来る出入り口。航海に絶対必要な食料と水もここで補給する。基本的に水と食料は自動コマンドで両方とも同じ量を積み込めば問題はないが、食料は探検航海に出る際は基本的に途中で補給の出来なくて集落や鼠によって予定外の消費があるのでこちらを多少なりとも多くつむのもいいと思うぜ。また、港には[ドック]という予備の船を繋留しておける場所があり、ここには5隻の船を置いておける。ちなみに船には積荷を積んでおいたままにできるけど、水夫は乗せたままに出来ないので再び雇いなおす必要がある。

   *造船所[船]4:00〜19:30
   造船所で出来ることは船の売買と修理、改造である。建造できる船の種類は、その港の建造エリアと工業価値によってきまる。工業価値によっては中古船のみの扱いで新造はやっていない港も存在する。改造は[船首像][積載量変更][武器][船名変更]の4つである。地中海はともかく外洋に出るときは船首像が必須となる。

   *交易所[天秤]4:00〜19:30
   交易所は積荷を売買する所である。ここではその港の相場をみたり投資によってこの港の商業価値を上昇させることが可能である。商業価値を上昇させれば今まで並んでいなかった商品を店頭に並べる事も可能になるのです。また、[交渉]能力を持っていれば会計がいなくても[楽に]値切ることが出来る。序盤はかなり足を運ぶことになるだろう。

   *宿屋[月]24時間
   ここではこの港の各国に対する支持率を調べられたり、時間を指定して休息することがある。この場合日付は1日進むが確実に指定した時間に行動することが可能となる。また、ここには職を持たない航海士が仕官先を求めて泊まっている事がある。

   *酒場[グラス]9:00〜翌日3:30
   ここで出来ることは主に3つ。マスターに話す、酒場女に話す、航海士に話すである。まず、マスターに話しかければ水夫を雇用/解雇したり、集まっている荒くれものどもに酒をおごって情報を収集したり出来る。勅命やギルドの仕事で情報を収集する場所はここである。次に酒場女に話しかければ、各国艦隊の艦隊の存在位置を教えてもらえたり出来る。ただし、調べるには日数が必要で酒場女との仲が良くないと半月以上もかかる事になる。酒場女は港によってはいないことがある。最後に航海士に話しかければ仲間にできたり、金貨をかけてブラックジャックで勝負することもできる。

   *アイテムショップ[剣]9:00〜19:30+α
   ここではその名のとおりアイテムを売っている場所である。(アイテム表参照)もちろん持っているアイテムを買値の半分で買い取ってくれる。中でも冒険に出るときには[望遠鏡]は必須であってなるべく早く購入すべきである。その他は嵐に遭遇した時のために[聖なる香油]、などなど。ある決まった港のアイテムショップでは2:00〜2:30の間に通常手に入らない闇アイテムを扱っている。

   *教会/寺院[十字架]24時間
   何するところかと言えば、自分の[運]を上げるだけにところである。それは[寄付]をしたときのみ上昇し、寄付は多かれ少なかれ所持金の10分の1以上しないと効果がないらしい。また、キャラによってはイベントで訪れることがある。

   *ギルド[鳥]4:00〜19:30
   ここでは、交易をしたいけど金貨がないとか名声を上げたいとかいう人に仕事を斡旋してくれる。その内容は[手紙配達][商品購入][商品輸送][海賊退治][借金取立]でこのうち3つが基本的にランダムで選択表示される。また宿屋に泊まるなどして日付を変えれば仕事の内容も変化する。なぜ、基本的にランダムと言ったかというと辺境の港に行けばいくほど[手紙配達]の仕事が3つ全部をしめる事が多くなるからだ。他には金貨を払って各国の情報や港の位置なども教えてもらえる。

   *占い師[水晶玉]16:00〜23:30
   ここでは、自分の現在の運の値やあとどれくらいで次のLVに達するかを教えてもらえる。また、酒場女との親密度や仲間航海士の忠誠度の具合をおしえてもらえたりもする。営業時間がやや変則的なので訪れる機会は少ない。

   *銀行[蜂]4:00〜19:30
   ここでは、所持金を上限金貨1000000枚(金塊100個)として貯金をすることが出来る。貯金をしておけば毎月の頭に3%の利子で貯金が増えていく。さらに運悪く海賊に襲われて財産を取り上げられても貯金は減らない。また逆に借金をすることもできるが月頭に10%の利子を取られることになる。借金は爵位が上がれば上がるほど多額を借りることができ、貯金があるときは借りることが出来ない。
   
   *コレクター[青い鳥]24時間
   コレクターは、リスボン(ジョアン以外)、ボルドー、アレキサンドリア、ピサ、コペンハーゲンに存在する。世界中の集落で発見した発見物をここで報告すれば、金貨が貰え冒険名声も上昇する。ただし、複数のコレクターと契約することは出来ない。他のコレクターと契約した場合には前のコレクターとの契約は解除される。

   *地図工房[コンパス]24時間
   地図工房は、バルセロナ(リベイロ)、パルマ(ウリヴェス)、アントワープ(ヘラルド・ヨーテ)、アムステルダム(メルカトール)、ヴェネチアに存在する。ここでは、地図作成の技能を修得(航海術、知識、直感がすべて70以上必要)出来る。また、それを習得しておけば地図工房と契約でき契約後は新しく航海した所を報告するだけで金貨が貰え冒険名声が上昇する。ただし、契約以前に航海した部分については対象外なのでなるべく早く契約することをお勧めするぜ。特に冒険名声がイベント発生のカギとなっている主人公では、ここで契約し忘れるとゲームクリアが不可能(困難?)になる。

   *測量[コンパス]24時間
   測量はナポリのジュリアーノ教授の所で教えてもらえる。測量技能を修得(航海術と直感が70以上、知識が80以上必要)すれば、航海中に六分儀などを使って自分の位置を調べることが出来る。

   *砲術[青い鳥]24時間
   砲術はハンブルグのウォルフ師の所で教えてもらえる。砲術技能を修得(統率力が75以上、知識が65以上、勇気が80以上必要)すれば、戦闘においての砲撃の威力が格段に増す。


4.ギルドの仕事

   ここでは、ギルドで斡旋している仕事の内容と報酬を紹介する。ギルドの仕事は[海賊][交易][冒険]と大航海時代2の3大要素を含んでいて、ギルドで仕事を達成するということは大航海時代2の世界を知るということでもあるのでもう一度基本に返ってギルドの仕事に励んでみるというのも良い。ちなみに期間内に仕事を達成できない/商品横領などで仕事に失敗すると名声値が大幅にダウンするので要注意である。

   *手紙配達
   ギルドの仕事の中では一番簡単でギルドから別の港のギルドへ手紙を届けて帰ってくるだけ。報酬は戻ってきたときに貰えて交易名声が50上がる。だが気をつけなければならないのが仕事の期間である。この仕事は仕事を請ける港から比較的近郊の港への配達であるが、ときに大きく離れたところへの配達を言い渡されるときがある。これはなぜかというと、配達先の決定が港番号順であるからだ。知ってのとおり北ヨーロッパの次は新大陸である。だからオスロからジャマイカへといったような事がよくある。期間は一ヶ月である。だから絶対無利だろうなんて状況も存在する。まぁ、仕事を請ける前に届け先は知ることが出来るのでその仕事を請けなければいいだけであるけどね。

   *商品購入/商品配達
   まずは、その仕事が依頼されている港に行かなければならない。そこの港の交易所で商品配達なら商品を受け取り配達先へ配達し戻ってくると報酬がもらえる。商品購入なら指定数量を購入して戻ってくると商品の代金と報酬がもらえる。どちらも成功すれば交易名声が200〜1500上がる。注意点は共通してそこそこの積載容量のある船でないと依頼数量を積むことが出来ずに仕事を達成できない可能性が出てくる。自分の爵位が上がれば購入してくる商品がより遠くの地域で扱っているものになる。期間は難度によって1〜3ヶ月。

   *借金取立て
   ヴェネチアにあるシャイロック銀行本店へ行き、そこで借金を踏み倒そうとしている奴の取立てを依頼される。そいつの居場所は酒場で酒をおごって情報を仕入れ、そいつを探すことになる。成功した場合は海賊名声と冒険名声が150〜500上がる。ちなみにこの仕事はかなり重要。地図作成の契約をし忘れてイベント発生の値に到達不可能な場合、冒険名声を上げることの出来るのはこの仕事をする方法だけである。(攻略本によってはこれも不可能との話もある)話は戻るが、借金をしている人物は話しかけたとたん他の港に逃げ出す可能性もあり、こうなると振り出しに戻ることになる。さらにこの借金を返した後の航海士はPS版に限り直後に仲間に誘うこともかのうである。(他のバージョンでは『もう用はすんだだろ?』などといって取り合ってくれない)余談ですが、くれぐれも取り立てた借金を使い込むなどという事はしないでくださいね、、、

   *海賊退治
   海賊が暴れまわって困っているので安心して夜も眠れないギルドからの依頼。目的は単純明快。海賊を指定数倒してくるだけ。その数は爵位によって1〜3までに変わってきて、期間もそれにそれに応じて1〜3ヶ月にまで変化する。成功すれば海賊名声が300〜1500上がる。報酬の額は最も多いがもっとも危険でしかも場合によっては食料費がかさんで来る。あっ、それから注意注意。SFC版での話である。基本的には海賊と戦闘する前にセーブをすると思うが、ロードしたとたんに海賊退治の仕事を請け負っていない(勝手にキャンセルされた状態)になる現象にあった事がある。ただこの場合名声値にはなんの影響もない。


5.船舶建造

  とてもじゃないが最初に与えられた船で最後までクリアしていくことは非常に困難である。ラティーナ1隻では長期にわたる航海や嵐の中を乗り切る事はできないし、ガレオン船1隻では大勢の水夫を載せた場合10日も航海を出来ない可能性がある。最初に与えられた船には愛着がわいてくるだろうけどもいつかはもっと性能が良い船に乗り換えたり、補給用の船を調達しなければならなくなる。(まぁ、あえて困難に挑戦するというならそれでも良いが、、、最初の船に愛着あるなら港のドックにでも預けておくといい)ここでは主に[新造船]と[中古船]の違いと船の性能について説明する。交易用、海賊用、冒険用の目的別の詳しい解説に関してはそれぞれの専門解説の頁を参照してもらいたい。大航海時代2に登場する全船舶のデータついてはこちらを参照あれ。

耐久力 使用日 積載割合 値段
新造船 建造時に材質決定 建造期間後 建造時設定
中古船 変更不可 買った直後から 金を払って変更 材質が同じなら同額


   前作『大航海時代』には中古船は買った直後は故障箇所があって修理が必要であったが、2になって中古船は修理済み(?)なのか修理の必要がない。そのかわり値段は船の材質が同じ(耐久力が同じ)なら新造と変わりのない金額を取られることになっている。だから中古船といっても安いわけではなく、むしろ積載割合を変更するために船の価格の10%を支払うのでこれを変更をする場合、通算で新造に対し110%の金額を支払うはめとなり新造船よりも金がかかってしまう。つまり、中古船のメリットは[安い]ということではなく[即使える]という1点のみなのである。最後にもうひとつ新造船と中古船の決定的な違いとして購入方法がある。新造船はデータにある建造エリアに行き、工業価値さえ満たせば必ず買える。中古船の場合は、基本的にはその港の属する建造エリアの船がランダムで登場するが、これは少し複雑。その建造エリアの船は工業価値を満たした船が出てくるが、たまに他の建造エリアの船も出てくる。しかもこれは工業価値を満たしていなくてもでてくるのである。(例えば工業価値が850も必要なスループが地中海の港に登場する事がある)また、工業価値があまりにも低くその建造エリアの船の建造条件を1種類も満たさない場合、軽ガレーなどが2隻ほど登場する。
   新造船と中古船の違いについてはこれぐらいだが、これを交易、海賊、冒険の3つの職業と絡めて考えてみる。
   まず交易をする場合、戦闘をするわけでないので耐久力はさほど必要ない。それよりも遠洋航海をするために対波性能がある船であるほうが良い。旗艦にこれがないと嵐にあったとたんゲームオーバーという憂き目に会う。もちろん、商品を大量輸送するために積載量が多い船の方が良い。
   次に海賊をする場合は厳しい砲撃に耐え得るように耐久力は高ければ高い方が良い。だから、戦闘で主力となる船は新造船の方が良いかも。といっても耐久力が中古船と比べ劇的に高く出来るわけではないので中古船でもかまわない。ただ中古で同型艦を複数売っている場合は、多少高くてもそちらの方が耐久力が優れているのでそちらを選ぶと良い。
   最後に冒険家であるが、冒険家の場合は長い日数補給港すらない辺境を航海することとなる。ということは航海可能日数を出来るだけ増やすために必要最小限の水夫でできるだけ人数をすくなくして動かせる船が良い。さらに風の変化にも対応できるように[旋回]性能がよくしかも[推進]性能も良い船でないといけない。
 
   船を購入するに当たってはまず船のデータを把握する必要がある。これがわかっていないと使う目的がはっきりしていても目的に応じた船選びが不可能である。これの各項目の意味を説明していこう。
<耐久>船の耐久度を示しこれが1でもあるうちは海の上に浮いていられる。
<旋回>風上に向かって進む力を表し高いほど逆風の中での航行スピードが速い。
<推進>船の推進力で高いほど早く進める。
<総載>船の総積載量。武器、水夫、荷物スペースの合計値である。
<必要>その船の推進能力を100%発揮させる最低運行水夫数。

  ちなみに、船を買うときにも値切ることが可能で、[会計]技能を持つ主計長がいれば正確にアドバイスしてくれる。主計長は[会計]を持っていなくてもアドバイスしてくれるが、不正確なので時に値切りすぎて造船所のおやじに怒られその日は相手をしてくれないというような事態にもなる。どの程度まで値切れるかは主人公の運などが影響してくる。


6.船団の構成

   2隻以上の船で船団を構成する事は1隻で航行するときとはかなり違ってくる。船団を組むとき気をつけたいのは各船の役割分担をはっきりさせることが重要。例えば交易商人なら商品輸送用と食料・水の輸送用にわけている方が良い。なぜならば相場に影響があるからだ。(これは専門攻略にて)海賊なら戦闘艦と輸送艦、さらに戦闘艦は斬り込みか砲撃かにも別ける。船団を組むとより長期間の航海が可能になったり、大量に商品を輸送できたり、戦闘において有利になったりという事ができる。また、1隻の水又は食料が尽きても船団単位で消費していくので問題はない。
   ただ、利点だけでなく欠点も存在する。それは航行スピードである。旋回/推進値は一番低い船の値にあわされるのである。だから旗艦と同型艦でしかも各船の船長の航行に関する能力が主人公と同等以上でないと1隻だけの時よりも遅くなってしまう。例えば、ただ一隻が戦闘で推進能力に大きく被害を受けると陸地が近くない限り海の真ん中で立ち往生もあり得る。もっと詳しくは各専門攻略のページ参照。


7.爵位

   爵位を上げるためには名声値を上げて所属している国の国王(総督)から勅命を受けそれを達成しなければならない。ご存知のとおり名声値は[交易][海賊][冒険]の3つである。各キャラクターにはストーリーイベント発生に関しては3つの中のひとつが選択されている(例えば、ジョアンなら冒険名声)が、勅命に関してはどの種類の名声値でも構わない。例えば、ジョアンが交易名声で勅命を受けそれだけで公爵に上り詰めることも可能なのである。

爵位と名声値の対応表

爵位 オスマンの爵位 必要名声値
なし 平民(レアヤー)
士爵(ページ) 士族(アスケリ) 500
准勲爵士(スクワイヤ) 監督官(ダルガチ) 2000
勲爵士(ナイト) 郡長官(アライ・ベイ) 4500
准男爵(バロネット) 知事(サンジャク・ベイ) 8000
男爵(バロン) 藩主(ラジャー) 12500
子爵(バイカウント) 大藩主(ラナー) 18000
伯爵(カウント) 君候(ベイ) 24500
侯爵(マーキス) 宰相(ペルヴァーネ) 32000
公爵(デューク) 大宰相(サドラザム) 40000

   勅命は3種類の名声の内最も高い種類に関するものが選択される。以下のとおりである。
   *交易名声
      商品購入:爵位に応じて困難な物に
      同盟港を作る:爵位に応じて増やす同盟港の目標数が2〜上がる
   *海賊名声
      敵国戦艦隊討伐:爵位に関係なし
   *冒険名声
      発見物報告:爵位が上がるに連れてたくさんの(合計重要度の高い)な報告が必要となる
      宝探し:宝探し。まず地図をさがさなければ、、、

   その他に3つに共通して親書配送、条約締結という他国の王宮に行って帰ってくるだけという超楽なものも存在する。でも場合によってはとてもやりずらい勅命である。その場合とは勅命先の国と自分の友好度が−100近くまでいってしまっている場合(国籍付き海賊[私掠艦隊]をやっているの場合よく起こる)である。こうなるとほとんどの場合、王宮内部で兵士に咎められてなんとか逃れることになる。つまり国王に会うことが出来ない。勅命を達成しようとする場合、わざと捕まって所持金を押収され友好度を少し回復するしか方法がないが戦闘LVが高い場合捕まるのも困難である。王宮が開く朝4:00にセーブして王宮がしまるまでチャレンジ、夜になるとロードして繰り返すという方法しかない。


8.その他基本事項

   *補給港:港以外何の施設もない港。当然のごとく文字通り補給しかできない。



以上、基本攻略でした。(って説明書&攻略本のままじゃ〜ん?)


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