再利用のためのメカニズム。継承からオブジェクトコンポジションへ。
互いに関連したり依存し合うオブジェクト群を、その具象クラスを明確にせずに生成するためのインタフェースを提供する。
複合オブジェクトについて、その生成過程を表現形式に依存しないものにすることにより、同じ作成過程で異なる表現形式のオブジェクトを生成できるようにする。
オブジェクトを生成するときのインタフェースだけを規定して、実際にどのクラスをインスタンス化するかはサブクラスが決めるようにする。Factory Method パターンは、インスタンス化をサブクラスに任せる。
生成すべきオブジェクトの種類を原型となるインスタンスを使って明確にし、それをコピーすることで新たなオブジェクトの生成を行う。
あるクラスに対してインスタンスが一つしか存在しないことを保証し、それにアクセスするためのグローバルな方法を提供する。
あるクラスのインタフェースを、クライアントが求める他のインタフェースへ変換する。Adapter パターンは、インタフェースに互換性のないクラス同士を組み合わせることが出来るようにする。
抽出されたクラスと実装を分離して、それらを独立に変更できるようにする。
部分-全体階層を表現するために、オブジェクトを木構造に組み立てる。Composite パターンにより、クライアントは、個々のオブジェクトとオブジェクトを合成したものを一様に扱うことができるようになる
オブジェクトに責任を動的に追加する。Decorator パターンは、サブクラス化よりも柔軟な機能拡張方法を提供する。
サブシステム内に存在する複数のインタフェースに一つの統一インタフェースを与える。Facade パターンはサブシステムの利用を容易にするための高レベルインタフェースを定義する。
多数の細かいオブジェクトを効率よくサポートするために共有を利用する。
あるオブジェクトへのアクセスを制限するために、そのオブジェクトの代理、または入れ物を提供する。
一つ以上のオブジェクトに要求を処理する機会を与えることにより、要求を送信するオブジェクトと受信するオブジェクトの結合を避ける。受信する複数のオブジェクトをチェーン上につなぎ、あるオブジェクトがその要求を処理するまで、そのチェーンに沿って要求を渡していく。
要求をオブジェクトとしてカプセル化することによって、異なる要求や、要求からなるキューやログにより,クライアントをパラメータ化する。また、取り消し可能なオペレーションをサポートする。
言語に対して、文法表現と、それを使用して文を解釈するインタプリタを一緒に定義する。
集約オブジェクトが基にある内部表現を公開せずに、その要素に順にアクセスする方法を提供する。
オブジェクト群の相互作用をカプセル化するオブジェクトを定義する。Mediator パターンは、オブジェクト同士がお互いを明示的に参照し合うことがないようにして、結合度を低めることを促進する。それにより、オブジェクトの相互作用を独立に変えることが出来るようになる。
カプセル化を破壊せずに、オブジェクトの内部状態を捉えて外面化しておき、オブジェクトを後にこの状態に戻すことができるようにする。
あるオブジェクトが状態を変えたときに、それに依存する全てのオブジェクトに自動的にそのことが知らされ、また、それらが更新されるように、オブジェクト間に一対多の依存関係を定義する。
オブジェクトの内部状態が変化したときに、オブジェクトが振る舞いを変えるようにする。クラス内では振る舞いの変化を記述せず、状態を表すオブジェクトを導入することでこれを実現する。
アルゴリズムの集合を定義し、各アルゴリズムをカプセル化して、それらを交換可能にする。Strategy パターンを利用することで、アルゴリズムを、それを利用するクライアントからは独立に変更することができるようになる。
一つのオペレーションにアルゴリズムのスケルトンを定義しておき、その中のいくつかのステップについては、サブクラスでの定義に任せることにする。Template Method パターンでは、アルゴリズムの構造を変えずに、アルゴリズム中のあるステップをサブクラスで定義する。
あるオブジェクト構造上の要素で実行されるオペレーションを表現する。Visitor パターンにより、オペレーションを加えるオブジェクトのクラスに変更を加えずに、新しいオペレーションを定義することができるようになる。