サルでもわかる(笑)電動機入門コーナー 
(くれぐれも参考でありますので自己責任でおねがいします) 
(また概念的なものも含まれてますので、電動飛行機が最低限飛ぶ範囲の解説ですので、細かいことはご容赦を)                    
選定順 基準(おおざっぱなもの) 解説

1、まず飛ばしたい機体
  を選ぶ。 
手持ちのGP機を電動化するのか、
キットを新たに手に入れるのか
いろいろありますね。
(自作できるスキルのある人はもっと
親切、丁寧なサイトにいってね(^.^)
これさえも決まらないうちに電動機ってどうなの?
って聞かれても、エンジン機と変わりません。としか
答えられませんのでね。(^^ゞ
2、機体重量を調べる GP機であれば
エンジン機の時の重量(燃料なし)+電池分
(機体重量の2割増位)の重量ですね。
電動専用機であれば、カタログデータですね。
いまだによく聞かれるのですが
「この機体にはどのモーターがいいの?」
でその時重要なのは、機体の飛行重量です。
これくらいは自分で調べましょうね。
3、モーターの候補を選ぶ 個人的には、飛行重量の1/10の重さの
モーターを選考基準にしています。
(+-10%くらいはOK)
たとえば500g位の機体であれば50g位
1200g位なら、120gのモーター
モーターもいまは星の数ほど売られています。
そのなかから、どれがいいのかはすぐには分かり
ません。
ヤフオクでもカタログデータは、ほとんど書いて出品
されていますので、調べてくださいね。
4、モーターのkv値を選ぶ kv値とは、無負荷状態のモーターの1ボルト
あたりの回転数です。

目星をつけたモーターのkv値が1100とすると
リポ3セル(11.1v)でまわしたら
1100×11.1=12210 
12210×0.8=9768rpmがペラ回転数の目安に
なります。
いまは動力用電池はリチウムポリマーになっています
ので1セル3.7vです。それを組み合わせて12セル位
まで使われています。ということは、gp25クラスまで
は3セルで飛ぶと思いますので、11.1v×kv値で無
負荷状態のモーターの回転数となります。通常適正
負荷のプロペラをつけると、その回転数×0.8位が
プロペラ付の回転数になります。
5、動力用のリポの電圧
  を決める
通常GP10〜25クラスは3セル
25〜40 4セル   40〜70 5セル
それ以上をやるかたは
ここで参考にすることはないでしょう(笑)
kv値の高いモーターを選んだ場合セル数を少なく
出来るということは理解できますね。
手持ちに2セルのリポがあるので有効利用したい場合
kv1500位のものを選べば1700×7.4×0.8=10064と
なり3セルと変わらないパワーが得られるということに
なります。(単純にです、また消費電流が多くなる
場合があります)
6、アンプ(ESC)を選ぶ 通常GP10 クラス 30〜40A 
50クラスまでは70A〜80A
それ以上をやるかたは
ここで参考にすることはないでしょう(笑)
おおよその参考値です。プロペラや、バッテリーの
性能によりかなり消費電流は変わってきます。
アンプの性能ぎりぎりの場合、飛ばしていたら途中で
モーターが止まってしまうなど、トラブルがでます。
そのような時は、アンペアを測定できる機器で、測定し
プロペラを小さいものに変えるか、アンプを大きいもの
に変更したりします。最近はかなりESCも安くなって
きて5年前の1/5位まで安くなっています。
以上です。 ここまででほぼ選定は大丈夫だと
思います。
以下注意事項は
いっぱいありますが・・・・
リポについて(重要) リチウムポリマーバッテリーは、過充電で
発火する危険性があります。使用については
十分注意し、自己責任でお願いします。
不安がある方は、手を出さないように。
過放電でもバッテリーは破損(膨らんだり破裂)する
ことがあります。衝撃にも弱いので、落としたりしな
いように。
コネクターの半田付けの+-を間違えてショートさせ
たことも何回かありますので、その辺も注意が必要です。
プロペラは? APCから電動用がいっぱい出ています。
基本、そのクラスのGPに使うペラのひと廻り
大きいものがいいかなと思います。
モーターのシャフト径が何種類かあります。
モーターの規格がインチ規格であるため
1mm 1.5mm 2mm 2.3mm 3.0mm
3.2mm 4mm 5mm 6mm 8mmといろいろあります。
プロペラをつけるアダプターもそれにあわせて
たくさんあります。
モーターマウントは? 軽金属のものが何種類かでています。
ベニアを切りだして自作しても十分使えます。
ハイペリオン、KKホビー、ワールドモデルさんのが
使いやすいかな。
何分とぶのか? 小学校の理科の時間にやったとおもいますが
1A容量のバッテリーを1Aの電流を流して消費
したら1時間でなくなりますね。
ですので、2200mAhのバッテリー(2.2Ah)で
モーターの消費電流が22アンペアだとすると
(通常電流計で計測します)
2.2(電池容量)÷22(消費電流)=0.1 
1時間は60分なので
60分×0.1=6分という計算になります。

ですが、機体重量の1/10位のモーターを選んだ場合
場合ハーフスロットルで平気で飛びますので10分は
飛ぶと思います。
(GPでも10分飛ばしたら十分と思いますが)

またアンペア×ボルト=ワットで解説している場合も
多いですが、ここではそれ以前の知識で機器選択が
出来るように解説しています。(笑)
左記の場合 22a×11.1v(3セル)=244.2ワット入って
いると表記します。4セルの場合
22a×14.81v(4セル)=325.6ワット入っている
と表記します。

電池容量の単位はmAhです。電池容量というの
は放電電流(mA)と放電時間(hour)の積で定義
されています。
(ご指摘ありがとうございました<m(__)m>)
充電器は? リポ対応のものを必ず使ってください。
ニッカドモードなどでリポを充電すると
発火します。
ちなみに充電電流量、時間などが表示できるものが
のちのち便利です。
電動は簡単? GPの様にエンジン始動などの手間がすく
ないので手軽ですが、覚えなけらばいけ
ないことがおおいので、決して簡単では
ありません。
なのになぜ電動飛行機がたのしいのか?
これはひとえにコストが下がったこともありますが
自分なりのノウハウを蓄積し、機器選択がうまくいき
飛行が納得のいくものになったという、喜びの積み重
ねが楽しいのではないかと、おもっています。
(失敗も数々ありますよ〜〜〜(笑))
なので、その苦労ができない、また煩わしい方には
電動は向かないと思っています。
10C 20Cってなに?
2200ma(2.2A)のバッテリーで20Cと
書いてあった場合、そのバッテリーの
放電能力が容量の20倍まで放電が
可能ということです。2.2A×20=44A
(Cは倍と理解すればいいと思います)
最近は40Cなんていうとんでもないものがありますが
40Cで常時放電して使うと、モーターランは
1÷40=0.025
60×0.025=1.5 1分半で電池が無くなります。
実際そういう使い方はほとんどしませんが
問題になるのは、放電時に電圧がキープできるか
ということです。バランスチェッカーをつけたまま、
モーターを回すとよくわかります。
性能のいいリポは、3.7Vあたりをキープしますが、ダメ
リポは3.0Vを切るものもあります。
最近のブランドバッテリーではそういうことは無くなっ
てきましたが、聞いたことのないバッテリーの場合は
注意しましょう。
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ありますので、お気軽に
ご連絡ください。
また今後、これ以上に深く
電動機を極めたい方はこちら
へどうぞ(^.^)
角倉の電動フライトテクニックttp://web.me.com/kdcraft/
10/06/01 修正(電動機の集い主催者様から更生
メールを頂きました。ありがとうございます。<m(__)m>)

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