スペイン旅行記

2000年11月18日から26日まで夫とともにスペインを旅行しました。行きたいところを選んでスケジュールを決めた個人旅行です。楽しかった旅を記録にしました。スペインに行きたくなった!って思ってもらえたら嬉しいです。

11/18

 今日から9日間の予定でスペインに出発。 成田からフランクフルト経由でマドリッドへ。 フランクフルトまでは約11時間。 トランジットのために空港で待っていると目の前を自転車がすいーっと横切った。どうやら広い空港なので、警備員さんがパトロールに使っているらしい。日本では考えられないことだなぁ。
 イベリア航空に乗り換えてマドリッド着。現地時間10時。 日本との時差は8時間。 結局16時間ほどかかったことになる。 送迎を頼んでいたのだけど、車を見てびっくり。 ベンツだ〜!車中で早速スペインの怖さの洗礼を受ける。 覚悟してきたけれど、やっぱり不安になる。 でも「まあ、あまり萎縮しないで楽しんでください」だって。どうすりゃいいの? 不安に駆られて窓の外を見ると夜遅いのに人がたくさん歩いてる。 聞くと土曜日なのでみんな遊んでるんですとのこと。 どこの国もいっしょなのね。

11/19

 フラメンコ晴れ。 スペイン朝食はカフェコンレチェというカフェオレが基本。 それとトルティーヤと言われるスペイン風オムレツを食べてみる。  おいしかった。 早速おめあてのプラド美術館へ。日曜日なので入館料はただだった。 ラッキー! たくさんの絵画の中で一番感動したのは「ラス・メニナス」 教科書で見たものと同じものが目の前にある! しばらく立ちつくしてしまった。 ヨーロッパの歴史の重さを感じた瞬間。 その後ソフィア王妃芸術センターでピカソのゲルニカを見る。 絵の迫力にまたまた感動。 
 夕方飛行機でグラナダへ。 夫と席が離れてしまい、王子様みたいな服を着た一団に両隣と後ろを囲まれる。 その人たちがラテンののりでしゃべるしゃべる。 隣の人に席を替わりましょうか?と聞くと、「いいの、いいの。 どこでも一緒なんだから」とのこと。 なんて心が広いスペイン人。 でもね、私が困るんだってば、それじゃあ。 でも離陸後静かになったので一安心。 飛行機を降りると夫が日本人の女の人と一緒に待っていた。 機内で隣の席でいろいろ話したらしく、結婚して在スペインなんだけど、プロのフラメンコダンサーで、グラナダのフラメンコの学校にきたとのこと。 それじゃあ一緒に今夜フラメンコを見に行きましょう、と言うことになり、夜タブラオ(フラメンコのショーを見せるところ)の前で待ち合わせ。 初めてみる本場のフラメンコ。 すごい、すごい! もう目が釘付け。 素敵な出会いに感謝の一日。

11/20

アルハンブラの写真 晴れ。ジ○ルバスに便乗させて貰っての2日間がスタート。 世界遺産でグラナダ名物アルハンブラ宮殿に行く。 イスラム教の工芸技術の錘を集めたすばらしい細工の数々。 昔ここで王様がハーレムをつくっていたという。 そんな歴史があったのか、と遙か昔に思いを馳せる。

 午後はさらに南へ降りて、白い街として有名なミハスへ。 地中海沿いで海がきれい。晴れていると対岸のモロッコも見えると言う。 気温も今までよりちょっと暖かいみたい。ここからはずっと海沿いを走り、今日はマルベーリャと言うところで泊。 アラブのお金持ちがよく遊びに来る高級リゾート地らしい。 ホテルにカジノがついていて覗いてみたけど、雰囲気的に手が出せず。 夕飯はバイキングだったんだけどまずかった。 

11/21

バルの写真 朝からバスにのり、ロンダという闘牛発祥の地へ。 最古の闘牛場があるのだけど、やっていなかったし、そんな時間もないし。 清潔で美しい街だった。 トイレに洗面台がなかったとしても。 午後はセビーリャへ。フラメンコ発祥の地として有名なところ。 ここでは超豪華5つ星ホテルに泊まる。 自分の家より広い部屋、素敵なインテリア。 さすが五つ星。 帰りたくない。一休みしてから街を一望できるセビーリャの大聖堂へ。 中にはいると、歴史の重みと、それを守ってきた人々の想いの深さが伝わってきて、息をのんでしまう。 コロンブスの遺体が入っていると言われている像に触ると、もう一度セビーリャに戻ってこれると言われ、想いを込めて既にぴかぴかになっていた足先に触れた。 その後スペイン広場とカルメンがいたというタバコ工場に行く。 これでバスの旅は終了。 楽だけど、ずっとバスって言うのも疲れる。
 夜はおいしいと教えて貰ったレストランで食事。 スペイン名物へレス(シェリー)を飲み、高級ハム、ハモン・セラーノやお魚類に舌鼓。 カマレロ(ウェイター)さんも親切で大満足。 千鳥足でそのままタブラオへ。 セビーリャのフラメンコはグラナダに比べると華やかでコケティッシュな感じ。 その土地の特徴が出るのだそうで、その点は日本の盆踊りと同じといえよう。

11/22

犬の写真 朝からキャビアがあるバッフェにびっくり。 さすが五つ星。 午前中はお買い物タイム。 フラメンコ用品を探しに行く。 この時のためにちょっとかじったスペイン語、どこまで通じるのでしょう・・・ 衣装屋さんの並ぶ通りへつき、早速一軒入ってみる。 「オラ!」と声をかけてから入るのがスペインの流儀。 早速売り子さんが出てくる。 「どっからきたの?」 「日本です」 「何してるの?」 「会社員です」(←この単語しか知らない) ここまではOK。 でもそこからべらべらと延々話されて降参。 結局靴のサイズも合わず、そそくさと退散。 やっぱり付け焼き刃じゃだめね〜 ちょっと悔しい。 2軒目はさっきよりはおとなしそうな女の人のお店。 でもやっぱり言葉は通じなかったんだけど、英語ができるお姉ちゃんにわざわざ電話してくれて、電話越しに通訳してくれた。 電話を代わるときに、「はい、ハポネス(日本人)」と言われて、笑った。 でも値段も安かったので、靴を購入。 午後はもうバルセロナに発ってしまう。 セビーリャはホテルがよかったせいもあるかもしれないけど、おしゃれなカフェも多く、みんな優しかったし、一番のお気に入りの街になった。
 飛行機で一路バルセロナへ。 ホテル着後、早速街を散策。 Museo Picassoへ。 ピカソの15歳くらいから晩年までの色々な作品がある。 ピカソの天才ぶりからどんどんくずれていく様が見て取れておもしろい。 ピカソってマザコンだったかもしれない。 夜はパエリヤを食べに有名なレストランへ。 ここでおいしくて安いスペインワインをお勧めして貰い、カタツムリを食べ、デザートには顔より大きいお皿に入ったクレーム・カタルーニャ(クレームブリュレ)を食べて、大満足。 スペイン、ますます帰りたくなくなった・・・

11/23

 生憎の小雨の中、ガウディの建築物巡り。 サグラダファミリアはTVや写真で見るよりもっと魅力的。 塔の先端の方まで上れるのでチャレンジ。 完成まであと100年以上かかると言われているのだけれど、何がこの国の人たちにこの塔をつくらせ続けているのでしょう。 上からの眺めは怖かったけど、すばらしかった。
 この後グエル公園や、カサバトリョ等ほぼすべてのポイントを押さえた。 夜はまたまたタブラオへ。 ちょっと席が遠かったのと、変なアメリカ人の団体がいたせいで、今ひとつのフラメンコナイト。 思いっきり商業化されてると言った印象。 うまい人もいたのだけれど。 

11/24

メイウエストの肖像 最後の日。 ダリ美術館に行くため電車に乗って、フィゲラスへ。 夫は風邪を引いてしまったのだが、それをおしての小旅行。 電車で1時間半くらいでダリの故郷へ到着。 こじんまりして、どの店もおしゃれで一目で気に入ってしまった。 フランスとの国境が近いので影響が多いのかも。 ちょっと他のスペインとは違う感じ。 こんなところでプチホテルにでもゆっくり滞在してみたい。 ダリ美術館は面白くて不思議だった。 夫曰く「お化け屋敷」 
スペイン最後の夜を飾るのはやっぱりタパス料理でしょ、と言うことで夜の街へ出る。 おみやげを、最後のチャンスとばかり買い込んで、ついでに買い食いもしつつ歩く。 スペインはバーバリー大人気。 道行く人はバーバリーのマフラーをしている人が多い。 ヨーロッパの人はアメリカと違って、きちんと革靴を履いて化粧をし、ぴしっとしている。 靴と洋服がその人の身分を表すと言われているのだと言うことを実感した。 最後にふさわしいおいしくて安いタパス料理を食べ、週末でにぎわう街の中をホテルまでもどった。 
 食べることの好きな私としては、ワインは安くておいしいし、料理も同じく、おまけに物価は安いし、人々もおおらかで元気。 すっかり気に入ってしまった。 帰ったらスペイン語を勉強して、もう一回いくぞ!と心にきめたのでした。