「過ちの時効」
犯した過ちの上に時は過ぎ
偽りの十字架に向けて懺悔する
神の名を借りた誓いは
決して守れはしない約束
見詰めた自らの罪に
甘すぎる残像を描いてゆく
腐り切った思考回路は
総てを拒む
過ちの時効が迫り来る
錆びた時計が重く響く
犯した罪は消えない
時は何も流そうとはしない
盲目的な信奉は見捨てられ
偽りの十字架に向けて懺悔する
白黒二色の空間に
ただ罪だけが彩られてゆく
見詰めた自らの過去
甘すぎる残像に溺れてゆく
腐り切った思考回路は
総てを拒み続け
過ちの時効が迫り来る
錆びた時計が重く響く
その時計さえも
今では無残に朽ち果てていた