「もしも未来が見られたら」


退屈が支配する自分の部屋
身動きする気にもならず
ひどく不自由な我が身を嘆く

いつからだろう

何か楽しいことは無いのだろうか

退屈が支配する現在の時間
反抗できる気も起こらず
ひどく不完全な我が身を嘆く

いつからだろう
こうなったのは

いつからだろう
貴方に手錠をかけられたのは

これからどうなるのだろう

未来が見たくて
夢を見た

映し出すスクリーンには
 自分の水死体が転がり
 肉片はずるりと抜けて
 手錠は外れた
 
 自由を手にした

ここで夢は途切れた