「自己嫌悪」


装う無表情が
悲壮感を募らせる

坂道指差す左手は
無気力に刻まれて

自己嫌悪に拉がれ
心は啜り泣く
差し伸べられる救いは
自分に不要

輝かない瞳が
悲壮感を溢れ出す

坂道指差す右手は
刃物に刻まれて

自己嫌悪に拉がれ
心は泣き喚く
差し伸べられる言葉は
自分に邪魔

もう
自分自身があげる悲鳴は
無視して生きてゆくことに決めました