「旅立ちのとき」


少し暖かい春風
別れの季節を運ぶ

めぐる思い出に
同じ空を見上げて

楽しいあの頃には
もう戻れなくて

目の前で涙しても
止める言葉も出なくて

誰もが皆
いつかは大人になって
進むべき道を
自分で決める

幼いあの頃には
もう戻れないけど

旅立ちのときを
迎える春に

新しい自分が巣立ってゆく