「渡り鳥」


小さな森の中
光のシャワー浴びながら
泉で体を清めて

目覚めの火の雫
舞い上がる

消えてゆく朝露
星の砂をふりまいて

綺麗に晴れた空に
翼を向け
遠く高く果てしなく

雲の切れ目に消えてゆく
偏西風と同化する

夢見ることを知ったから

渡り鳥は旅立った