センター試験初日に思うこと

 

今日1月17日と18日は大学入試センター試験。

たまたまニュースを見ていると、受験会場に入る受験生の姿があった。

吹っ切れた表情もあれば、不安げな表情もある。様々だ。

ついつい自分の受験生時代を思い出すもので(もう6年も前になる)。

当時の私はといえば、

「英語は落とせん!」「あとの教科(国語・数学・理科・社会)が難しくなければいいけど・・・」

・・・やっぱり私も不安げな表情を浮かべて受験会場に入っていた。

 

結局本番では、模試でも取れなかった点数を取って、行きたいところに合格して今に至るが、

それでももう大学受験はこりごりだ。

受験生も、早く合格して受験を終えて、大学でたくさん遊んで勉強すればいいと思う。

 

さて、ニュースに戻るが、何人か受験生がインタビューを受けていて

北海道経済を立て直したくて、経済を勉強したいとか

英語が好きだから英語教師になりたいとか、夢を語っている。

夢を語るのは良いことだ。

ただ、語るだけなら簡単で、難しいのは、そのような気持ちを持ち続けることだ。

その気持ちが切れて、大学でだらだら過ごす学生を、私はたくさん見てきた。

例えば、授業に寝にきているような学生や、大学生にもなって、授業中の私語を止めない学生。

これは大学の授業に魅力がないのも原因だろうが、それはこことは別の問題なので触れない。

また、なぜ一部の大学生がこんなにもだらだらしてしまうのか、自分なりの理由を考えてみたが、

それもまた別のエッセーで書いてみたいと思う。

 

ここで書いたことは、もちろん自分への戒めも含めているが、

今日、夢を語った受験生は、大学に入ってもその気持ちを持ち続けて夢実現、と行ってほしいと思う。

これは私から私へのエールでもある。

(2003年1月18日)

 

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