8月26日(日)
いよいよ楽しみにしていた道東ドライブの日である。
天気は曇り時々晴れ、と言ったところだろう。つまり、はっきりしない天気である。
朝の弱い私たち兄弟も、この日ばかりはすぐに目覚めた。洗顔し、最後の準備。
母より、車で食べなさいと、おにぎりをもらい、いよいよ出発。私たちだけのドライブだが、結局色々な人を巻き込んでいる。
なんだかんだ言って、こづかいももらっちゃったし、感謝感謝である。
さて、この日は予定通り8時に家を出て、途中のコンビニで飲み物を買って、
第一休憩ポイントである夕張ガラス館(名前は違うかも・・・)へ向けて、私が運転した。
ここは時々通る道なので、楽なもの。国道274号線に入り、ひたすら帯広方面に向けてドライブ。
そして1時間後、ドライバー交代。今度は日高の道の駅を第2休憩ポイントとして、弟が運転した。
ここもなかなかカーブが激しかったものの、弟の運転は、初心者のそれを思わせない堂々としたものである。
こいつは私と同じかそれ以上にスピードを出すことが、今回のドライブで判明した。
さらに1時間後の午前10時、日高に到着。ここまで、予定より早く行動できている(日高着は予定では10時半)。少しだけ嬉しい。
ここで飲み物を買ったり、伸びをしたり、道の駅のスタンプを押して休憩。そして再びドライバー交代。
ここからいよいよ日勝峠。カーブやアップダウンが激しく運転も疲れるので、行きは私が運転(2,3度運転したことがあるので)
一度弟には峠を見てもらい、帰りにもしよければ弟に運転してもらう予定だった(3日目の日記を見てください。この予定は崩れます・・・)
実際、日勝峠は運転してて疲れる。
下り坂に差し掛かるまでにスピードを出しすぎてしまい、遠心力で横に飛ばされるかもしれない、とちょっと思った。
そして、展望台には逃げ込むがごとく休憩に飛び込んだ。
腰が痛くなったが、それでも展望台からは日高山脈や十勝平野を見渡せ、絶景に思わず疲れも少しだけ取れた。
こうして日勝峠を生き延び、12時過ぎに帯広駅に到着。ここで再び休憩。
前に帯広を運転したときは迷子になってしまったが、同じことは繰り返さない。今度はストレートに駅に到着した。
豚丼に惹かれつつ、ドライバーを交代、初日のメインスポットである花畑牧場へと、弟が運転した。
国道236号線を南下する。すると「幸福駅は左」という看板を見つける。
せっかくだから寄って貰った。しかしそこにいたのは、ほとんどが幸福を願うカップル。
対して私たちは兄弟で幸福駅に寄った。少し空しい。寄るところを間違えたらしい。
ま、それでも私は記念切符を買ったが・・・。
それから中札内の道の駅により、スタンプを押して、13時には花畑牧場に到着。
私たちの空腹具合はピークに達したので、まずは牧場に隣接したファーマーズハウスというレストランで、焼肉を食べた。
値段の割りに、量がもうちょっと欲しかったと弟は言うが、やっぱり美味しかった。特にジンギスカン。これはお勧め。
あとは、カマンベールチーズの入ったサラダもぜひぜひ食べるべし。
ただし、火が強すぎるため、気を抜くと1分足らずで野菜が真っ黒こげになるので、そこは気をつけよう・・・
よって私たちは、息を切らす間もなく、肉を食らい続けた。満足である。
そしていよいよ牧場に入場。レストランで食事をすると200円割引になる。
レストランの脇にある遊歩道(蛇行している)を通って牧場に入れ、と看板が言う。車道は通るな、車が通ると危ないから、とのことだ。
しかし、車道を通ったほうが明らかに早い。騙された気分だが、それも観光地ならではの遊びだろう。
牧場ならではの匂いは発していたものの、全体的にきれいな牧場だったのに感動したものだ。
入場すれば、紅茶とクッキーがサービスされる。私は紅茶でなく牛乳を飲んだのだが、思ったより薄かったな。
しかしクッキーは本当に美味かった。後でおみやげとして買うことになるくらい美味しかった。
さらに今日は、なんと牧場長田中義剛がいるとのことだ。さすがにカントリー娘はいないらしいが、今日はついてるな、と思った。
義剛さんはテレビで見るより身長が高く、牧場だからか、マイペースでのびのび動いていた(客に必要以上に愛想をふりまく様子はない)。
ファッションもさすがに牧場主だなぁ、と弟ともども感心してしまった。あれじゃ都市部は歩けまい・・・
その後彼は、ホースショーで馬に乗り、ファームショーで犬の見世物を催していた。
ここではさすがにタレントの能力を発揮、エンターテイナーとしての義剛さんの姿が見られた。
せっかくだから、サインをもらいたかったのだが、どうやらフリスビー(犬に投げるやつ)を買わないともらえないらしく、
どうせ家でフリスビーなど投げないだろう、ということで結局サインはもらえなかった。ちょっともったいなかったかな、と思った。
私はやはり小心者らしい・・・
その後牧場を出て、今度はしばらく弟の運転で、宿泊地阿寒湖に向かった。
国道236号線、241号線を北上した。途中音更、士幌、足寄湖の道の駅によった。
スタンプも着々と増えていった。ただし士幌だけはなぜか忘れてしまった・・・(後で悔しい思いをしたものだ)
弟も少し疲れが見えてきたので、足寄湖から私が運転。そして19時半近くに、阿寒湖の宿に到着した。
チェックインをすませ、夕食を食べに、本に載っていたラーメン屋に行ったのだが、
家族で経営しているところだが、家族同士しゃべっていて、客を迎える雰囲気ではない。弟曰く、「もっとやる気を出せ」
ラーメン自体はまずくはなかっただけに、あの雰囲気はもったいない。たぶんもう行かないだろう(店名は伏せます)。
その後、少し阿寒湖を歩き、途中のローソンで、酒とつまみの缶詰を買った。
それらは、寝る前に、私たち兄弟で部屋飲みをするために買った。弟と飲んだのは初めてで、それも悪くないな、と思った。
(弟が成年か未成年かは、ここでは問題ではないのです)
そして明日の動きを確認し、11時半過ぎには寝てしまった。
翌日は朝6時半に目を覚ます。ここで2日目が始まる・・・