8月27日(月) 一日目はこちら
朝6時半起床。だらだら布団で過ごし、宿で出る朝食を食べる。
食堂へ行くと、重箱に入っている弁当を食べる。メニューはわかさぎの佃煮、漬物、ウインナー、ごはん、みそ汁、生卵、海苔である。
おかずがそれぞれ量が少ないので、私は納豆でご飯を食べ、なおかつ卵かけごはんを食べた。おかげで私は朝から腹一杯である。
そして宿を出て、阿寒湖を少し歩き、2日目の第1スポットである摩周湖・屈斜路湖に向かって私が運転した。
ところで、摩周湖といえば、霧。どうせなら霧の摩周湖を見てみたいと思ったが、ちょうどこの日は雨模様。
これなら霧の摩周湖を見れる、そう思って午前9時半に摩周湖の第1展望台に到着。
410円もの駐車料金を払い、いよいよ霧の摩周湖・・・と思いきや、霧が濃すぎて湖面が全然見えない。
摩周湖で見てきたものといえば、エゾリス2匹。ひまわりの種を食べていたが、リスは可愛かった。癒される・・・
その後飲み物と軽食(ほたてのすりみの串)を食べた後、車を走らせる。
屈斜路湖に入る前に、1度目の給油。しかしここは田舎だからか、リッター106円!ぼったくりだ・・・
しかし、「ここから20km、スタンドがありません」という看板に恐れをなして、ここで入れることを決意。
もう絶対ここには来ねぇ、と思いながら運転し、途中、硫黄山に寄る。
名前どおり、硫黄くさい。ここで、温泉卵を売っている家族と出会った。「たまご〜たまご〜」でかい声だ。
一個買ってみようか、と私たちは思ったが、5個400円でしか売ってない。
五個もいらねぇよ、と私たちは思い、結局買わずに硫黄山を後にする。
そうして10時半過ぎ、屈斜路湖に到着。といっても、私たちは途中、湖に近い道路で車を停め、湖を眺めていた。
10分ほど運転していれば、もっと眺めの良い場所(観光客用の駐車場)があるとも知らずに・・・
こうして私たちは道東3大湖(阿寒・摩周・屈斜路)を制覇した。
その後、摩周湖に入る道路の近くに、「摩周湖のあいす」という店に寄った(ガイドブックに載ってました)
皆さん、ここは絶対に寄るべし。甘さ控えめでとても美味しい!特に「摩周ブルー」はミントの入ったさわやかなアイスである。
ここだけのオリジナルだから是非食べてみるべし!
ここのアイス屋で運転は弟にバトンタッチ。この後は、野付半島に向かった。
道なりに広がるのは牧場が多く、何頭もの牛や馬を見かけた。さすがに北海道は広いな。
そして午後1時過ぎに野付半島に到着。地図を見ればおわかりだろうが、ここは細い半島で、道は1本しかなく、両端は海である。
台風が来たら両端から津波が来るんだろうか、などとどうでもいいことを考えていた。
そして、ここには枯れた松の林がそのまま残されており、まさにこの世の果てを感じさせる風景だ。
トドワラという場所がある。そこはトドマツの枯れた林がそのまま残されているところだ。(台風などで海水に漬かったため、枯れたらしい)
野付の休憩所から1.5kmほど歩いたところにあるのだが、私たちは最初は歩いていったのだが、
帰りはだるくなって、つい馬車に頼ってしまう。で、その馬車の運転手と話をした。無愛想に見えたが、なかなかフレンドリーなおじさんだ。
「これからどこにいくの?」「野付崎(野付半島の先端)に行こうかと・・・」「ああ、あそこは何もねえよ」
この一言で、私たちは野付崎に行くのを辞めたのだった。さらに会話は続く。
「それからどこに行くのさ?」「それから根室によって、釧路に行くんですよ」「ああ、あそこも何もねえよ」
ことごとく、フレンドリーに私たちの夢をつぶす人だ・・・。ま、根室は行ったがな。
こうして野付半島を後にし、私たちはおなかがすいたので、野付半島の根元にある食堂に向かった(これもガイドブックにあった)。
野付名物のしまえびを使った料理があるということで、楽しみにしていたのだが、いざ到着すると、臨時休業の札が・・・
私たち兄弟は、車の中でぶーぶー文句を言った後、結局根室にある食堂で、三色丼(うにとかにといくら)を食べることにした。
そうして1時間半ほど、車を走らせて根室に向かった。目指すは根室駅近くの「やまつね」という食堂。
食堂といっても、なかなか立派な門構えで、私たちみたいな若造が入って良いんだろうか、という店だった。
とはいえ空腹だ、三色丼も食べたい、私たちは店に入った。するとおばちゃんが迎えてくれた。
「いやぁお兄ちゃん方、今客もゼロだからいったん閉めて買い物に行こうと思ってたんだよぉ。ちょうど良いときに来たねぇ」
んなもん、私たちに言わせれば、「もうちょっと遅かったらここも閉まってたのか。危ないところだった」というもんだ。
ま、それでもこの店の人(夫婦で経営)は憎めないキャラのようで。おじちゃんは私たちが千歳出身だとしって、突然AIR-DOの話を持ち出す。
おじちゃん曰く「なんかAIR-DOが税金で援助されるって聞いたが、千歳って町は、そういうのに積極的なのかい?」
「いやぁ・・・どうなんでしょうねぇ・・・」と、ここでAIR-DOの話は終了。
三色丼が出されたので、私たちはわき目も振らず食べた。
2,000円だったが、それだけの価値はある。ウニがとても美味しい。味も匂いも濃かった。
ま、うちの弟は「もっと量があっても良かった」と後でもらしていたが・・・
ウニがとても美味しかったので、私は「このウニって根室で取れたものなんですか?」と聞いた。
するとおじちゃん、「いや、違うよ」と言ってから、北東の方向を指差す。まさか・・・と思った。ロシア産だとのことだ。
ちょっとショックだったけど、ま、美味しいから良しとする(いや、本当に)。
その後弟が運転し、納沙布岬に行った。これで私たちは日本最東端の地へとたどり着いたのだ。
そして根室半島を一周し、根室の街を後にし、弟も疲れが見えたので、根室の道の駅で20分ほど休憩。
ここは風漣湖という湖沿いにあり、湖を一望できる。私たちは湖を見ながら、飲み物を飲んで休憩。かなりリフレッシュされた。
それから弟は厚岸まで運転し、そこから先は釧路市内に入るので私が運転を担当。午後7時半ごろ、釧路入り。
宿にチェックインし、早速MOOに夕食を食べに行った。目指すは炉端焼き。魚介類を炭火であぶって食べるのだ。
私たちが店に入ったのは閉店1時間前とあって、あまり種類はなかったが、それでも私たちはかきやほっけなどを焼いて食べた。
途中魚屋のおじさんが、「ここじゃ焼けねえよ」といいつつ魚を動かしてくれたりした。
口は悪いが親切なんだろうな、と思いつつ炉端焼きを楽しんだ。
その後、私たちは銭湯に向かった。宿にもあるのになぜ銭湯?とお思いだろう。
宿の風呂は小さかったので、どうせなら大きいところでゆっくり風呂に入りたい、という思いがあったのだ。
ところが、銭湯に行くのは予定外。もちろんどこに銭湯があるかなんて知らない。
ここで弟、突然「交番で聞こう」と言い出す。「交番が一番道に詳しいから」
いや、確かに交番は道に詳しい、しかしそれは「3丁目の山田さんちはどこかの?」と、具体的な場所しか教えてくれないんじゃないのか?
銭湯はどこですか?なんて観光協会にでも聞くようなことを交番が教えてくれるのか、不安だったが、ここは弟に任せた。
するとなんと4件、教えてくれた。早速向かったが、1件目、詳しい場所を忘れてしまった。2件目、ここは閉まってた。
そして3件目。「さくら湯」というところに到着。ここで風呂に入ることにした。
やはり大きい風呂は暖まる。ゆっくり入浴。そしてフルーツ牛乳、というお決まりのコース。
まったりとした時間を過ごした後、宿に帰って、12時近くに眠りについたのだった。
3日目は7時半に起きて、市場に行くことにした。