神戸旅行記2003

 

9月の東京に続き、今度は10月に神戸に行ってきた。

神戸行きを決めた理由は次の3つ。

@学会が開かれ、私の研究内容と大きく関係する話が聞ける。

A指導教官から、研究にかかるお金は惜しむな、と後押しがあった。

Bバースデー割引が効いた。

上で@とAが必要条件だが、決定条件はB。だって片道1万円でどこでも行けてしまうのだ。

行きたい目的もあるし、これは使わない手はない。ということで行ってきた。

例によって、今回の神戸行きをちょっと振り返ってみたいと思う。

 

10月17日(金)

この日は大学で普通にゼミがあった。

そして予定では、高校に寄って、試験採点を済ませてから、17:00には空港に入る予定だった。

ところが、こんな日に限ってゼミが延びる延びる。結局1時間ほど延期。

大急ぎで試験採点を終わらせる(後でミスが多いのではと心配だったが、結局ミスは2,3人分で済んだ)。

そうしてなんとか17:00過ぎ、空港入り。

チェックインを済ませ、時間があると思ったので、ソフトクリームを食べる。

しかしこれが予想以上に量が多く、結局食べ終わったのが、搭乗口を締め切る5分前。

最後までギリギリの行動で、私は17:50発伊丹空港行きの飛行機に乗り、千歳を発ったのだった。

 

伊丹着、19:40過ぎ。

ホテルのある三ノ宮にはバスで行く。20:45頃、三ノ宮着。その足で、私は事前に調べておいたステーキハウスに向かう。

早速神戸牛にありついた。

私が頼んだのはスープとサラダ付きで150gのステーキ。5000円也。(ディナーでは手ごろな方らしい)

美味かった・・・。その後満足してホテルに向かう。

ホテルは「グリーンヒルホテルアーバン」というホテル。三ノ宮駅から新神戸方面に歩いて10分ほど。

ここ、1泊5000円なのだが、中身も「さすが5000円」といった、よく言えばシンプル、悪く言えば質素なホテルだった。

まず、部屋に冷蔵庫がない(その代わり、フロアに無料で水が飲める場所がある)。

ベッドも市販のシングルよりちょっと狭い。ユニットバスはちょっと匂うし。

そしてもっとおかしかったのは朝食。

洋食バイキングだったが、まず主食でパンが3〜4種類。これは普通だ。

副食(おかず)を挙げよう。

ボイルしたソーセージ、サラダ、マカロニサラダ、そしてゆで卵。以上!

そしてこのゆで卵、殻は客が自分でむく。何もそこまでセルフサービスにせんでも、と思う。

そして飲み物。コーヒー(アメリカン、エスプレッソ、レギュラー)、

オレンジジュース、牛乳、そしてなんだか分からない赤い透明の飲み物

さて、気づいただろうか。飲み物は6種類(コーヒーを一つ一つ分けるならば)。一方、食べ物は4種類。

ここは食べ物よりも飲み物の種類の方が多いのだ

それってどうよ、と思ったが、とりあえず2日間これで朝食を頂いた。

 

さて10月18日(土)は、学会初日。

午前から研究発表があったので、朝早くホテルを出た。

ちょっと時間をとって、北野の異人館通りを歩く。時間がとれずこの時間しかこれなかったが、開館しているときにゆっくり来たい。

そして三ノ宮駅から地下鉄に乗って20分ほど。会場の大学に到着する。

その後は午前、午後ともに、研究発表を聞く。

特に午後のは自分の研究に関係するものだったので、かつてないほどの集中力をもって聞いていた。

この日の学会は午後5時近くに終了。

その後、元町の南京町でちょっと買い食い。フランクフルト、チャイニーズバーガー、フカヒレ炒飯を食べる。

フカヒレ炒飯がすごく美味かった!

そして夕食。元町で結構腹いっぱいだったので、ビーフシチューを食べる。

しかし私は、シチューだから、汁がメインでそんなに重くないだろう、とたかをくくっていたが、

洋食屋のシチューは、それこそ肉がメインだ。予想以上に重かった・・・

はっきり言って食べすぎ、という状態になりつつ、三ノ宮の街を散歩した。

三ノ宮駅の北側は、札幌でいうすすきのみたいな感じで、歩いていると客引きに会ったもんだ。

誘惑にも負けずホテル着。ジュースを飲み、TVで日本シリーズを見ながら、この日の学会の復習をし、0:00前に就寝。

 

さて、最終日。10月19日。

朝食後ホテルをチェックアウト。ここでチェックアウトするときは、カードキーをかごに入れておくだけ。

対面サービスまで質素である

この日も午前から研究発表だったので、前日と同じスケジュールで大学に向かう。

朝一の研究発表も、私がとくに興味のある内容のもので、コーヒーを飲みつつ、興味深く聞かせてもらった。

その後、昼食(お好み焼き)をはさみつつ、午後の研究発表を聞き、

特別講演も聴きたかったのだが、最後まで聞いてしまうと、時間的に飛行機に遅れる可能性があり、あきらめる。

おかげで、19:00発なのだが、17:30前には関西国際空港に到着できた。

そうして、家族やゼミの学生の皆さんにお土産を買って、空路北海道に帰ったのだった。

窓側に席を取ったので、夜景がきれいであった。

 

今回の神戸行きは、前々から計画していたものではなく、

1ヶ月前に決めたという、いわば衝動的な学会旅行だった。

これでお金の余裕がなくなってきたので、11月の静岡旅行はパスすることにした(内容がさほど自分の研究に関わらないし)。

とはいえ、今後の自分の研究に向けて考えさせられる内容ばかりで、行ってよかった、というのが素朴な感想である。

美味しいものも食べたし(神戸牛、そばめし、洋食、お好み焼き)。

唯一心残りなのは、神戸でストラップを買い忘れたことくらいである。

 

ちなみに、関西で開かれた今回の学会、毎年だいたいこの時期に行われるようだ。

来年はどこになるのだろう(空港に近いところを希望・・・)。

 

(2003年12月7日)

 

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