韓国と日本の違い〜旅行記まとめ〜
さて、旅行記のまとめとして、私が気づいた韓国と日本の違いをいくつか書いておく。
その1。コンビニ
・韓国では袋がもらえない。
・袋をもらうとお金を取られる(5円弱程度だが)。
・袋に入れてもらえない商品には、テープを貼るわけではないので、傍からみたら万引きをしているようにしか見えない。
その2.交通事情
・韓国は右側走行。総じて運転は荒い。バスの割り込みなど日常茶飯事。
・基本的に車中心。日本と違い、引かれたほうが悪いと思われる。
・歩行者信号が青になるとすぐに点滅する。そして、赤になるまでの時間が日本の3分の2程度。
その3.食事
・割り箸はあるが、木製ではなく、金属製。(だからちょっと重い)
・基本的にお椀も金属。冷麺などは例外なく金属製のお椀に入ってきた。
・何でもはさみで切る。冷麺も肉もキムチも、一つのはさみで切る。
・何を頼んでもキムチが付いてくる(しかし美味)。
その4.人間
・太っている人がなぜか少ない。金髪もほとんどいない(大学内にもほとんどいない)。
・肌のきれいな人が男女問わず多い。(唐辛子ばかり食べてるからかな、と勝手に推測していた)
・外国人相手にもまったく臆することがない。
・しかし日本人というのはすぐに気づく。
※反日感情をぶつけられることが心配だったが、実際はまったく友好的な態度だった。まぁお金を使って欲しい、というのもあるのだろうが)
その5.文化
これは違いではないが、
・飛行機内で最初に聞いた韓国ポピュラー音楽が、チューブのカバー曲。
・バラエティ番組もホテルのテレビで観たが、字幕の使い方など日本と同じ。
・アニメや製品はかなり日本製が多い。実際、「名探偵コナン」「テニスの王子様」の韓国語版を見れた。
・車も日本車がけっこう多い。日本であまり見ない車をソウルでは毎日のように見た。
こんなところだろうか。
旅行を終えた感想は、
ありきたりかもしれないが、海外に出て初めて、日本のことをもっと意識するようになる、ということ。
世界遺産で豊臣軍がしたことを知り、歴史認識の甘さに気づき、
何かにつけて「日本ならこうだよな」と考えていた。
もう一つ。
外国語を現地で話すことは、ある意味究極の勉強法だと気づいたこと。
ガイドブックや辞書(小さいものを持っていった)を使い、韓国語でサバイバルをし、少しだが韓国語が身に付いた。
後輩たちと話す以外は、韓国語と英語(学会会場で)を使うことになるが、思ったより英語がすらすら出てくる自分に気づき、自信もついた。
そういう意味では、度胸もつき、一回り大きくなって(体ではない、精神的に)帰ってきたような気がする。
学会でも、本や論文を多く書くような著名な学者と出会い、
質問して話をしたり、名刺を交換したり、一緒に写真を交換してもらったりした。
国内外を問わず、知り合いも増えた。後日質問をしたいと思う発表もあった。
学者を目指す人間としても、一回り大きくなったように思える。
ちなみに、今回参加した学会は、二年おきに開催され、次回は2007年ポーランドで開かれる。
正直「これならオレでもできるな」といった発表も多く、次回は私も発表を目指そうかな、と半分本気で思っている。
(2005年7月23日)