予定を紙に書いてみる

 

 

新年、修士論文を出してから、少しだらだら過ごさせてもらった。

しかし、2月、3月にそれぞれ重要な試験を控えている身、

よく考えてみるとやることはいっぱいあるから焦ってきた。

 

そういう経緯から、最近は次の日に必ずすべきことを、紙に書くことを再開した。

そうすると私の場合、きっちりやれるから不思議である。

やることを頭で覚えたつもりでも、結局やることが多いと混乱してしまうし、忘れてしまうこともある。

だからはっきり見えるように、紙に書くことにした。

 

では、具体的にどういうことをしているか書いてみよう。

まず、紙は裏紙で十分だ。A4なら、四つ折にして切り離せば、一日分は十分まかなえる。

次に、明日やるべきことを今日書くことである。そうすれば落ち着いて、明日何をすべきか考えることができる。

その日の朝になって、あわてて書くのはよくない。(もちろん、やりたいことを急に思いついて書くのは構わない)

また、書く順番は気にせず、まずは思いついたことを思いついたときに書いてよい。

(だからこの紙は常に持ち歩くことにしている)

優先順位は、やることをとりあえず一通り書いてから考えてからで遅くない。

そして、やることが終わるごとに、「済」と書く。これが全部に書かれると、達成感があるのだ。

 

突然予定が入ったり、遊ぶ誘いがあったら遊びたいから、予定を崩すこともあるが、

それでも、今日やることは全部終わるまで寝ない、くらいの気持ちで私はやっている。

このほうが私の場合は、すっきり眠れる。これも達成感である。

 

私はこれをやってから、本を3冊同時に読むことに成功している。

紙に書く、という簡単なことかもしれないが、おろそかにできないもんだと思う。

 

(2003年1月26日)

 

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