過程と結果

 

これはBBSのあるカキコがきっかけのエッセーである。

 

なんとなくだが、この2つは「過程か?結果か?」というどちらかしか選べないような捉え方をされることが多い気がする。

過程が大事、という人もいる。

結果が大事、という人もいる。

 

私は「どちらも大事」と答える。

目標が無ければ、過程が良い悪いと評価しようがない気がするし、

結果さえ良ければ良い、というのももったいない気もするのだ。

しかし何より、目標(結果)を定めて、それを達成するにはどうすればよいか(過程)を考える

逆算思考を取ることが私は多い。

 

この逆算思考は、論文を書くことはもちろん、非常勤講師の仕事にも生かしている。

目標といっても細かく見ればいくつもある。

何をするのか?なぜするのか?どうやってするのか?いつまでするのか?

毎年年明けに立てる年間計画は、上のこと全て考えておく(といっても後の変更はあって当然だが)。

それがあって初めて、良い過程が生まれる気が最近はしている。

 

「どれだけ頑張っても、結果が伴わなければ意味が無い」という考え方が好きだ。

「でも、結果さえ良ければいいってもんじゃない」というのもありだと思う。

要はバランスの問題じゃないだろうかね。

欲張って過程も結果も良いものを求める、という姿勢はあって良いと私は思う。

 

(2004年3月27日)

 

エッセーのインデックスに戻る