レポート格闘記〜ドキュメント〜

 

日記に書いたとおり、レポートを書いててちょっとした苦労話ができたので

エッセーに書いてしまいました。

なるべくわかりやすいように書いてますが、難しかったら教えてください。

では、また長くなるかもしれませんが、ご覧下さい。

 

9日のバイトを最後に、16日までレポート完成などでバイトは休みをもらっていた。

この時点で、12日〆切のが一本(レポートAとしよう)と、18日〆切のが1本あった(こちらはレポートB)。

片方はmustとhave(has) toの違いについて、もう片方はthere構文(There is, There areの類の文です)

どちらも日数の少ない割りに進みが遅いのが気がかりだった。

しかも、レポートAのデータを、ネイティブの先生に分析してもらったところから、話は悪い方へと進んでしまった。

ちょっと英文法の話になりますが、

It's 10:10 now, and I must go home now, because I promised my wife to go back by 10 o'clock.

という文のmustを、have toに変えたら意味がおかしくなる、という分析を、ある学者さんがしてるのだが、

(なんでだめか気になる方がいれば、メールかBBSにて聞いてください。できるだけかみくだいて説明します)

じゃあ、この文でhave toを使ったら本当にだめか?とネイティブの先生に聞いた。

私は「ダメだ」「意味がおかしい」という答えを期待していたにも関わらず、彼の回答は

"SAME"(同じだ)

・・・なんとも身もふたもない一言である。

この一言があってから、レポートAはすっかり行き詰まってしまった。

当初の予想とは違ってしまった。ずいぶんレポートの展開がしにくくなっちまった。

かといって、ネイティブに聞いた以上、この考えも載せなければ、事実を曲げたことになってしまう。そんなのもいやだ。

・・・で、結局、次のようにレポートAを締めくくった。

「・・・このようなパラフレーズテスト(言い換えテストのこと。今回はmustとhave toを言い換えても意味が変わらないかテストした)の

結果は、筆者にとって大変悩ましいものであった」

後でこのレポートAのゼミの教官と話す機会があったのだが、彼もやはり、この結果は予想外だったようである。

「そうでしょうそうでしょう?」と私も心の底から同意していた。

 

とまぁいろいろあったが、何とか12日にレポートAを提出。

翌日13日は大学院の勉強会。あの慶応大学から教授を招いての勉強会だ。

夜はその教授の歓迎会、札幌駅北口のクッチーナで飲み会だ。

けっこう気さくな先生で、東京の話とか、北海道の印象とかいろいろ話していた。

余談だがこの先生、なんとなく田中真紀子に似てるのですよ、髪型も声も。

だからどうしたってわけでもないのですが。

 

二日後の15日は、今度は学部生の卒論発表会。

4年生のみならず、3年生、2年生も聴きにくるのだが、院生で聴きにきたのは私一人。

2,3年生は誰も質問しない。かといってここで無口を決め込んでいては、せっかくの発表会が盛り上がらない。

そこで、唯一の院生である私の出番、と来たもんだ。まぁ、指導教官から「どんどん質問して発表者をいじめてあげて」という

いわば上司命令があったから、質問したのだが。

びしっと一言言ってきましたよ、といっても、発表者もすぐに回答できていたから、さほど難しいわけでもなさそうだったが。

その後は後輩たちと飲み会してきた。やはりこの英文科、いろいろな人がいて面白い。

今後も飲み会には顔を出させてもらおう。

 

さて、レポートBの方を忘れていたが、こちらは、17日(〆切前日)になって、文献を読み違えていたことに気づき、

(ていうか、この文献はよくわからない部分があったもので)

深夜まであわてて読み直し、そして修正をした。

そして翌日の18日、午前中に人と会う用事があったため、朝から大学に向かう。

レポート提出当日で、研究室のパソコンが込み合うな、と思ったので、私はノートパソコンを持っていった。

3キロ以上あるパソコンだ。肩がこるかと思ったもんさ。しかも今日は道路が滑る。

転びそうになったときは、自分の身体よりもバッグを懸命にかばうものだ。おかげでかえってバランスを崩す。

さて、そんなこんなで大学に到着。用事をすませ、いざ研究室へ。パソコンルームをのぞいてみる。誰もいやしない

一気に肩が重くなった気がした。

・・・で、とりあえずノートパソコンを出して、レポートを完成させ、〆切の2時間前に提出。

まったくお疲れさん、である。

 

今回レポートを書いて、唯一後悔したのは、英語で書く時間がなかったこと。

私は英語でレポートを書くときも、大まかなアウトラインや、とっさに思いついたことは日本語でとりあえず書いてしまう。

そして英語に翻訳する、という手法をとっているのだが、今回は日本語で書いてて、気づいたら〆切直前だったので

英語に直せず、日本語のままレポート提出してしまった(別に、英語で書け、という条件はないから良いのだが)。

前期は英語で書いただけに、教官から「なんで今回は英語で書かなかったの?」と聞かれやしないか・・・

 

「前回、英語で書いたら、あまりにミス(簡単な文法ミス)が多かったので、英語はやめました」

と言って謝っておこう(前回ミスが多かったのは実話です)

・・・怒られるな、こりゃ。

 

(2002年2月18日)

 

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