履歴書を書くと

 

今年(2003年)は、アルバイトを始めたいので、履歴書を書くことが多い。

多いと言っても、今年は2回書いただけだが、

その都度、特技と長所を書く欄で、何を書こうか考えてしまう。

いや、どのようなうそを書こうかって悩みではない。

自分にはどんな特技、長所があるのだろうか、といつも考えてしまう。

ここで悩むということは、普段から自己分析が十分にできていないことを意味すると思う。

あるいは、今まで何か一つでも打ち込んできたものがない(あるいは中途半端)のではないか、と考えてしまう。

まぁあまり悩んでもしょうがないが、それにしてもこういう自己宣伝はもうちょっとスムーズに書ける人間になりたいものだ。

(こういうのは、案外自分の周りの人のほうが、わかっているもんだ)

 

特技欄は、だいたい趣味欄と同じところに書かせるものが多いと思うが、

趣味はすいすい書ける(私の趣味はINTRODUCTIONを見てください)。

しかし特技ともなると、趣味よりは上手度が高いことが求められる気がするのだ。

そうなると、得意なものと自他共に認めるもののほうが良い気がして、一気に書きづらくなる。

運転?・・・いや、これはむしろ危ない、と友達の間では評判だ(今は改善されたと思っているが)。

HP作成?・・・いや、私はタグが得意ではない(私のHPは自他共に認めるテキストサイト)。

地図を見ること?・・・私はかつて旭川に行く時ナビ役を買って出たが、気づいたら江別に向かっていた、という経験がある。

・・・と悩んで、結局今回書いたのは、ブラインドタッチ英会話(こちらは実は結構ハッタリが入っている)だ。

これなら実務上役に立つと考えやすいし、まぁ何とか得意ですと言えなくもない。

 

長所にしても、自分をプラス評価するのはなかなか面映いものだ。

(注:面映い(おもはゆい)という言葉は、中島みゆきが紅白出場決定の直後のインタビューで使われてから、

私にとってのマイブームワードである)

もっとも、こちらは思い浮かばないでもない。

今回は、「何事からも学ぼうとする姿勢がある」とか「謙虚である」とか(謙虚なら毒は吐かないってか?)書いてみた。

 

特技にせよ長所にせよ、もうちょっと気楽に構えても良いのかもしれない。

自他共に認めるものではなく(もちろん他人も認めるに越したことはないが)、

まず自分が認めるようなもの、多少思い込みが入っていても良いのかもしれない。

そして、そう自信を持って言えるものは、これから積極的に作っていけば良いのだろう。

そういうものは結構ある。

例えば絵が上手になりたいとか、写真を取りたいとか、キーボードを弾けるようになりたいとか(芸術系が多いな)。

 

(2003年3月6日)

 

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