厄年を一回りして

 

男性の厄年は数え年24歳と42歳で、その前後にそれぞれ前厄・後厄がある。

私は今年数え年で25歳。つまり、前厄・本厄・後厄を一通り越すことになるわけだ。

今日(2003年2月1日)、生涯3度目の厄払いに行って来たので、

一区切りにと、厄年を一回りした回想記を書いてみたいと思う。

3回厄払いに行った時点での感想を、と言われれば、

本厄よりもむしろ前厄、後厄の方が厄年って感じがする出来事が目立った気がする。

 

前厄。私の場合2001年。

まず、正月早々熱を出す。

原因は、出し忘れた年賀状を出しに外に出たときの寒さかと思われる。

早々なんて年なんだ、と思った記憶がある。

そしてその年の厄払い。

帰りにズボンを見るとガムがついていた。

厄払いに行ったのになんてざまだ、と思ったもんだ。

 

本厄。2002年。

この年の正月は色々用心した(特に体調管理)。

なぜなら、前厄の正月早々、熱を出したのだから、

本厄のこの年は、それ以上の病気をするか、交通事故に遭うんじゃないか、と考えていたからだ。

しかし結局、この年の正月は何も起きなかった。

まぁ、11月末に、危うく車にひかれそうにはなったが。

確かに、論文で苦しんだし、ウツに近くなったこともあったが、

それは研究するときに起こりうるもので、特に厄年だから、ってものではないと思っている。

 

そして今年、後厄。

私は正月早々、上半身全体に湿疹の大量発生。

何か食べたのか、論文のストレスが一気に出たのか、今も原因不明のままのこの湿疹。

今はもう消えたが、覚えている限りはこんなの初めてだったので、かなり不安なものだった。

すごかったですよ。

家で模様みたいだ、って言われたし。

そして厄払い。雪が降って天気が悪い。

玉櫛料を納めたものの、その後のお払いで、私の名前が呼ばれた記憶がないのだ。

お金は払ったから呼ばれたはずなのだが、今でも名前を呼ばれたか思い出せない。

今年何か悪いことがあったら、このせいだ、となんだか割り切れない思いを残して、今年の厄払いは終わった。

 

しかし改めて思い出すと、

前厄と後厄の正月と厄払いに気をつけろ、とでも言われているようだ。

次は41歳、42歳(大厄)、43歳が厄払いの年だ。そのとき何が起こることやら・・・。

 

(2003年2月1日)

 

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